pixivにて掲載中の二次創作小説から一部を抜粋して、お気に入りのシーンなどを引用して紹介しています。
◆もくじ◆
※CP表記の無いものは「CPなし」です。
UNDERTALE
CP/CPなし
どうしてこんな面倒なことをしようと思ったのかはわからない。
だが、目の前でリズムよく上下する背中を見ていると、少しだけ視界が滲む。
さらさらとしたその髪を、そっと撫でた。
「……キミがどんな道を選ぶのか……楽しみにしてるよ」
山の冷えた空気の中、サンズは何度見ても大好きな星空の下、パピルスになにげなく話を振った。
「兄弟。実は、オイラな、この世界のモンスターじゃないんだ」
びっくりされるかと思っていたが、弟は一瞬こちらを見たかと思うと、再び星空へと視線を移しながら平坦な声で言った。
「【UNDERTALE】Find the Vesper. ~ 一番星を探して ~【CPなし】」より
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20442135
サンズ視点。
「……あなた、どこに行ってらしたんですか?」
振り返れば、バツが悪そうなそのニヤケ顔がありました。
夢
何度も、何度も流れていく星たちを、ただじっと、ふたり寄り添って見上げる。
「……サンズ」
上を向いたまま、声を掛けられる。視線だけそちらに向けると、彼女のまんまるな瞳に星空が反射していた。
「なんてお願いした?」
「たぶん。アンタと同じだと思うな」
「僕ね、今お休み中なの。デ、デートしてるのっ! だから、マスコットパピルスはまた今度ねっ!」
「ごめんね。僕、行かなくちゃ」
「待って! だめ、だめだよ。このままじゃ君は ── 」
「僕のことを思って言ってくれてるのは、嘘じゃないのは、わかってる。……ありがとう」
掴まれた腕が痛くなかったからね、と画面越しに何度も見た困り顔で答えてくれる彼に、涙が、止まらなかった。
undertaleAU
CP
「愚兄」
骨髄を冷水が駆け巡る。この一言は、僕にとっての自由の終焉を告げる合図だ。
僕は思考を止めた。感情もシャットダウンする。この瞬間から、僕は「自分の意志」を持つことは許されない。すべての判断権を、この目の前の、僕の過ちが生み出した「モンスター」に明け渡さなければならない。
「……あの、ドープ。こ、この本は……?」
もしかしたら似たような本かもしれない。
自信が持てず本を指差しながら首を傾げると、ドープは少しの間のあと「あ、そうそう、前にね借りたの〜」なんてへらり、と笑いながら言う。
「俺は、もっとサンズの事が知りたい」
『……そういうのは君の世界の素敵なお嬢さんにでも言うセリフだよ』
「へ?」
ただ、知りたい。それだけのつもりだったはずが、まるで口説き文句のようなその言葉を口にして気づいた。
「そっか、俺、アンタのこと好きなんだ……」
「【ドギワイ】Dog and Bone【Web再録】」より
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19443294
ドギー視点中心。たまにワイン視点。
夢
普段から色白なその首元も。自分を見上げるためにスラリと伸び、より一層その赤が目に入る。
噛みつきたい、と思ってしまった。
「あ、ごめん、その、音が。その……」
ゆっくりと手を放しながら、視線も外していく。非常に邪な考えが過よぎった罪悪感と、何も考えずに抱きしめてしまった事実に、だんだんと自分も全身が熱くなる感覚に襲われる。
「ふーん。俺の、って見せつけてぇんだ?」
「……だめ?」
「んにゃ、それは大賛成」
じゃあ、とカタログを引っ張り出してくるところまで、なんとなくわかっていたし、次の言葉もわかる。俺も着けろってんだ。
「俺ちゃんさ、前からずっと思ってたんだけど。ホラー映画観てるとね、君にもさ、あーいう赤い血が流れてるんだな~って」
「ん、うん……そうね」
「でね~、その血をさ、俺ちゃん以外には見せたくないな~って考えるようになってね。じゃあ、全部、俺ちゃんがもらえばいいねって思ったの。そういうときは、やっぱちゃんと指輪が必要でしょ~? せっかくなら真っ赤な血の色したやつがいいなってすごい探したの。俺ちゃん、えらいでしょ~?」
deltarune
CP
「冗談です! ただ……ただ嫉妬させたかっただけで……! な、なのに。そんな……本当に、消えてしまいそうな顔をするなんて……。『マイクくん』じゃなくていいんです……アナタが、いいのです!」
「……ワタシはこんなに、アナタのことで頭がいっぱいなのに……! アナタはいつも『メンテナンス』『コンディション』……そればかり! ワタシの身体は、もうアナタのものなのに。……アナタの心は、ちっともワタシのものになってくれないんですね……」
それは、ワテがずっと抱えていた不安と、鏡合わせのような言葉だった。
「……な、何言うてはるんですか。ワテかて……ワテかて、アンタのことしか考えとらんわ……」
「だから、明日。ここで、この本読むの手伝え」
そんなに言うなら引き受けてもらおうか。コイツの想像通り、脅すように、挑発するように笑いながら無理やり約束をしてやった。来なかったらそれはそれでいい。
夢
「ノイズとかどうでもいいんだよ。お前はあの時、俺の手ぇ握っただろ? ……だったら、今更離すな」
その言葉は、どんな甘い言葉よりも強く、私の胸を打った。
彼女は覚えていてくれた。あの短い、ほんの数分の出来事を。
そう言って彼女の小さな手を取り、部屋の奥のさらに奥へと誘う。そこは、ワタシが密かに構築していた、栄光のスタジオセットが広がっていた。なお、入り口はすでに削除した。これでここから出ることも、ここへ入ることも、もう誰にもできない。
「【テナ夢】ノイズはキャンセル。チャンネルはそのまま!【chapter3ネタバレあり】」より
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25322830
テナ視点。ノーネーム、ダークナー夢主。
「……テナはんも、厄介な嬢ちゃんに好かれとんなぁ……」
目の前のピピンズさんにはどうやらバレバレだったみたい。自分が醜い欲を持っていることは、とっくの昔にわかっていた。それこそ、ダークナーとなる前、光の世界の時から、私は彼を見てきたのだから。
「【テナ夢】壊れた画面に映るのは私だけ【バッドエンドかも】」より
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25369614
夢主視点。ノーネーム、ダークナー夢主。緑ピピンズもいる。
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