『能 狂言 日出処の天子』SPトークイベント

演出・厩戸王子役 野村萬斎 × 原作者 山岸凉子

-能 狂言- 『日出処の天子』
野村萬斎×山岸凉子
スペシャルトークイベント

宝生能楽堂
2025年8月11日(月・祝)14:30開演

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※少々ネタバレ含みます。ご了承ください。


チケット取れたので行ってきたのですが、いざ蓋を開けてみたら、舞台を観ていない(てか🎫取れなかった)方が6割以上居たでしょうか。観劇済みの方もそこそこ居たけど、ちょっとビックリ。

でも殆どの方が原作は読んでいたので、ふんわりとネタバレに配慮しつつ、司会が山岸先生と付き合いの長いダ・ヴィンチの編集長の方だったので、終始和気あいあいとした雰囲気の中でトークイベントが行われました。

萬斎さんは白の紋付で、山岸先生は基本的に顔出しをしない方なのでマスク姿でご登場。先生は実際にご覧になった舞台を大絶賛しており、とにかく萬斎さんに対して絶大な信頼を寄せているのが凄く伝わって来ました(これは再演も期待出来ますね!🤭)



あとゴジラもお好きということで、「なんでゴジラを演ることになったんですか!?」と質問されたりしてて面白かったです😂(好きと好きのコラボ嬉しいよね、分かる🤭)

ちなみにお答えは「人外専門役者だから」🤣

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厩戸の直面に関しては、萬斎さんはとても悩んだそうで、一応、面も作った(しかも2つも)ということで、今回特別に見せてくださいました。鬼滅の物に比べると、キャラではなく、ちゃんと古典のお能に近い能面でした(喝食を模したものらしい)。

でも能面だと「布都姫、死ねー!」とかやり辛い(😂笑)ということで、これは使わないことにしたそうです。

しかし、シテ方の直面は直面で、顔芸をしてはいけない(顔芸って😂)ルールがあるので、そこでまた悩んだそうなのですが、プロデューサーから表情使ってくださいと言われたので、表情も使うことに😊

そうだよ、萬斎さんは本来は狂言方(=表情で演技する)なんだから、そこは柔軟に対応しても良いんじゃないかなと思う。新作能の良さも役職が緩和されてるところにあると思うし😊


あと原作を読み解いていくと、シェイクスピアやギリシャ悲劇とか色んな要素も入っていて、それらは萬斎さんも既に現代劇等で経験済みだったので、これまでの積み重ねがある今だからこそ、厩戸を演じられたし、ひとつになれたと。

まさか還暦直前に出来るとは思っていなかったと語っておられたけど、このタイミングで御縁があったのは、まさに満を持してということだったんでしょうね。それに能楽は、役者の実年齢と性別は演じる上であまり関係ないですから🙄

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ラストの膳美郎女も出すか出さないか、子方が演じるのか、大人が演じるのか、いろんな案があったようだけど、結果的には“あの”形になったと。厩戸を演じてる萬斎さんも、演じてる内に彼女が愛しくなった(ぬいぐるみ的な意味で)と言っていたのが印象的でした。

ちなみに私は柱で良く見えてなくて😇凄く小柄だったので、子方!?と思ったら鵜澤光さんだったのでビックリしました。ホントに子供に見えたので😳💦


萬斎さんの解釈では、厩戸は「1+1=1」だと思っていたが、毛人はそうではなかったため、最終的に「0+1=1」なのだと気づいた。

最後二人で寄り添いながら歩いて行く姿が、狂言「川上」のラストと重なったんですが、あながちその解釈は間違いないじゃないのかなー?と、今日はお話を聞いて感じました🤔

毛人を諦め、無条件で自分を受け入れてくれる、母親似のあの子と共に残りの人生を歩んでいく、という悲しい決意ですが。。。

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厩戸と並んで大好評の毛人ですが、ワキ方さんは普段は演技らしい演技はしないので、萬斎さんが手本として現代劇風に演技してみせると、ホントにそのまんま真似するので、もっと福王流で良いんですよ!と😂

しかも、いつ間違いに気付くか泳がせてたと(試すな!🤣)

公式インスタでも、真面目に掃除機かけてたしなァ。福王和幸さんの実直さが伝わってくるエピソードでした😂

(そんな人に、鬼滅の時は妻が3人居る役をやらせるとは😂)

そういえば、復曲能「武文」の時にワキ方の欣哉さんも「教えて頂ければ、その通りにやります」って言ってた気がする。ワキ方さんって、そういう方が多いのかも🤔


あと和幸さんのお誕生日に萬斎さんが寄り添ってる写真を山岸先生が見た時に、最初は和幸さんの奥様かと思ったら、良く見たら萬斎さんでビックリしたと🤣



こういう事が出来るのも、鬼滅等を通じて、信頼関係が出来てきたから。能楽でここまで役作りする必要はないけど、今回だけは互いに厩戸と毛人の意識は持っていたそう。

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今回、狂言方が担当した泊瀬部大王は、上手いことコメディリリーフにハマった訳ですが、悪い部分も魅せなきゃいけないので、茂山逸平さんには「いつまで逸平節でやるつもりだい?」と厳しく指導したそうです😳(ちょっと意外💦)

一方、深田さんの方は「彼は熱血なので」と称しており、一生懸命演っていた模様ですが、彼は彼で、持ち味的に確かに良い人に見えちゃうのよね😅

そもそも狂言には極悪人が居ないので、どうしてもいつもの狂言風にやると悪い人にならないんだとか(確かに🤔)


ちなみに事前に募集した質問コーナーでは「厩戸以外で演ってみたい役はありますか?(by大槻裕一)←🤣」との問いに、萬斎さんは色々ありますよと前置きしつつ、泊瀬部を挙げておられましたが、萬斎さんなら、ちゃんと悪い部分😏もめっちゃ出してきそうだなーと思いました🤣

ちなみに泊瀬部というキャラクターは、山岸先生的には裏で「あんな適当に描いたキャラなのにねぇ」と仰っていたそうで😂、その真意を問われると、歴史上必要だから描いたと。女性陣も同様で、当時は厩戸と毛人の事で頭がいっぱいだったそうです(それであの結末を描くんだから凄いです😅)

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「演出で苦労した部分を教えてください(by大槻裕一)←またか🤣」では、やはりシナリオを2時間にまとめる作業を挙げてました。山岸先生も無理難題を承知で、やんわりと全て通しでやって欲しいとお願いしていたそうで、それを実現してくれたので、言って良かったと(笑)

ちなみに裕一くんは、毛人が布都姫に会いに行ったら刀自古だったシーンの稽古が楽しかったそうです😂

萬斎さん曰く、そのシーンは事件として描いており、雨乞いの方をセクシャルにしたつもりだと。子供の頃に原作を読んだ時は、なぜ兄と交わる必要があったのか、刀自古の気持ちが分からなかったけど、改めて今読んでみると、傷付いた刀自古にとって確かな物が欲しかったんだなと気付いたと。ただの嫉妬じゃなくてね。

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パンフレットに山岸先生が描き下ろした厩戸と毛人のデフォルメイラストが載ってるんですが、あれはPOPか何かに使われるのかなーと思って軽い気持ちで描いたそうです。

漫画家というのは絵が変わる。だから当時のタッチではもう描けないし、無理に修正して描いてもファンをガッカリさせるだけ。ということで、あのタッチになったそうです。

先生、ファン心理をとても分かっていらっしゃる。絵に関しては、いつの時代もいろんな意見が飛び交いますものね🥲

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ということで、思い出せる範囲で書いてみました。

また、生で舞台を拝見出来る日が来ると良いなー。
来年に期待してます😁

(でも🎫取れないの辛いから、ホールでやって欲しいかも😂)



-能 狂言-『日出処の天子』舞台の感想⬇️
https://privatter.me/page/6899662e13028

過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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