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Rana
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レノシス(短編)
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素直じゃないとこも可愛くてよろしい。
レノ✕シスネ
※貴方はレノシスで『素直じゃないとこも可愛くてよろしい。』をお題にして140文字SSを書いてください。
任務帰りのエレベーター。隣のシスネは、無言のまま腕を組み、こちらを見ようともしない。
――
いや、無言というより、口を利いてくれないと言ったほうが正しい。
レノはちらりと横目で様子をうかがう。明らかに“怒ってる”と書いてある横顔。わかりやすいにもほどがある。
「なぁ、おまえ、まだ怒ってんのか?」
「怒ってないわ」
即答。けれど声は冷えきってて、目も合わない。
「でも無視してんだろ」
「してないでしょ」
……
やっぱ、怒ってんな。
レノは小さく息をつく。昼間、オフィスで新人の女子をからかっていたのを、ちらっと見られてたような気はする。たわいないやりとりだったけど──まあ、シスネにしてみれば、気に入らなかったのかもしれない。
エレベーターのドアが開く。レノは一歩先に出て、くるりと振り返った。
「拗ねてんの、可愛いけどな」
その一言に、シスネの肩がぴくりと動く。振り返った瞳が、ようやくレノを正面から捉える。
「
……
嫌いよ、レノなんか」
唇を尖らせ、睨みつけるように言い放ったその姿が、あまりに子供みたいで、思わず笑いそうになった。けれど、ぐっと堪え、唇の端だけをわずかに上げて距離を詰める。
「そりゃ光栄だ。素直じゃないとこも可愛くてよろしい」
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