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revan0ley
2025-08-10 16:58:50
1275文字
Public
うちよそ、よそよそ
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すきすき大好き
よそよそ小話 シュメロイ
グリダニア、黒檀商店街。
目の前に広がる光景に、レヴァンは首を傾げながら呟いた。
「
……
なにごと?」
長く、ほんのり桜色をした髪のエレゼン男性──ロイが、銀髪に薄藍のメッシュを入れたヴィエラ男性──シュメルを抱きしめている。
「お、いちゃついてんの?混ぜ──」
「絶対ヤダ」
ひょっこりと横から顔を出した白髪に褐色のヴィエラ男性──レヴィアが茶化そうと口を挟んだが、あえなく撃沈した。ロイはシュメルを抱きしめながら、頻りに『シュメルくんすき』と呟いている。
「なんか、敵の攻撃で混乱しちゃったみたいで、さっきからずっとこう、なんだよね
……
」
シュメルはなんとかロイを引き剥がそうとするが、びくともしない。それどころか、抱きしめる力が強く、シュメルの身体からミシミシと聞こえそうなくらいだった。
「なんだ、ただの通常運転じゃねぇか」
「そだね、通常運転だね」
「違うの!普段のロイくんはこんな強引じゃ──もっとこう
……
」
そこまで言って、何かを思い出したシュメルは、真っ赤になって黙り込む。話が続かなくなってしまったのを感じたレヴィアは、呆れたようにため息を吐いた。
「
……
とりあえず、今日の宿取ってくるわ。レヴァン、行くぞ」
「う、うん。えっと
……
お、お大事に
……
?」
困惑気味のレヴァンを引き連れ、レヴィアはその場をあとにする。残されたのは、未だに身動きが取れないシュメルと、好き好きと囁いてくるロイのみ。
「っ、ね、ねえロイくん、そろそろ離してくれないかなーって
……
」
「やだ」
再び、強い力で抱きしめられ、シュメルはうぐぅ、と呻く。このままではどこかしらの骨が折れてしまいそうだ。
「シュメルくんが好きって言ってくれなきゃ離さない」
「ロイくん
…
」
ほんのり潤んだ瞳に、色付いた頬。シュメルの理性がグラグラと揺れる。商店街とはいえ、遅い時間帯だったのであまり人はいない。
「好きだよシュメルくん」
こちらを見つめる、とろりとした薄藍色の瞳。
──キスくらいなら
……
シュメルは、こちらを見つめるロイの顎に手をかけ、引き寄せる。そしてそのまま唇を寄せ──
「そういやエスナで治せるかって
……
」
「うわぁぁぁぁ!!!!」
いきなり声をかけられ、シュメルは驚きのあまり、椅子から転げ落ちる。
「なっ、えっ、あっ、れ、レヴィア!?」
声をかけたのはレヴィアだった。レヴィアはシュメルとロイをそれぞれ一瞥した後、
「ふーん
……
3分くれてやる。さっさと済ませな」
「やらないってば!!」
レヴィアの後をついてきたレヴァンが、ロイにエスナをかけてみる。ふわりと淡い光がロイを包んで消えた。
「シュメルくんすき
……
シュメルくん
……
」
「治らないタイプみたい
……
どうしよ」
しょぼくれるレヴァンをよそに、ロイは再び、シュメルを先程よりも強く抱きしめる。
「ヤること済ませれば治るだろ。ちゃんとダブルベッドで取ったから、励めよ」
「ああもう!!行くよロイくん!!」
未だにぽやぽやとしているロイの手を引き、シュメルは宿のほうへと向かったのだった。
END
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