春野ツバサ
2025-08-09 23:19:47
1619文字
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気がつきゃゲゲゲ次回更新分チラ見せっ

支部にて投稿中の気がつきゃゲゲゲ。
第5話更新予定分の1部をチラ見せでございますっ。
次回更新は8月23日を予定しております。
通常よりも1週早い更新となっております。翌週の翌日はイベントの為恐らく更新に時間が割けないだろうと思ってのことですw(待たんかい
探偵がはじめて探偵らしいお仕事を致しますw(待たんかい
無断転載及びAI学習はご遠慮くださいますようお願いします(礼

「哭倉村ぁ?」
 その名を出せば。尋ねた相手は露骨に表情を変えたのだった。
 予期せぬ世界に迷い込み、うんぬんかんぬんあって鬼太郎パパこと幽霊さん(仮名)と行動することになった私、探偵こと運部風鈴です。
 本日は町で情報収集にあたっております。理由は単純明解。私は鬼太郎の世界に関してはあまり知識が豊富というわけではない。アニメとかは普通に見たことあるし好きではあったけれどもその道のプロの方から見ればペーペーもいいところだろうそれくらいの知識量しかない。よって、今自分がどこにいるのかさっぱり見当がつかないわけです。ダメ元で幽霊さんに尋ねてみましたところ、人間の町はよく知らんとのありがたいお言葉をちょうだいしました。いえーいやったぜ(ぐすん)
 てなわけで、現在位置の確認と今が劇中のどの時間軸なのかを把握する必要が出てきたわけでそれを知るには人に聞くのが一番手っ取り早いよね? というわけで人里へと降りてきたわけです。
 情報収集が目的であるがためそれなりに規模大きめの町に連れてってくださいと前日幽霊さんにお願いしていた通りそこそこ大きな町で人通りもそれなりに多いです。
 前は急げと適当にそこいらを歩いている人を捕まえていざ、聞き込み開始。で、冒頭にいたるというわけです。
「そりゃその村なら列車に乗れば行けるけどよ」
 良かった。現在地が件の村からどれだけ距離があるのか全くわからなかったら。相手の回答に安堵する。ありがたついでに列車の路線と発車時刻も聞いておく。夕方に乗れば十分に間に合うことが分かったんでそれまでに必要なことを諸々済ませておこうと心に決めた。
「でも兄ちゃん。あんな辺鄙な村に一体何しにいくつもりだ?」
 はいただ今絶賛性別偽り中です。
 男女共同参画? 何それ美味しいの?な時代です。職業婦人にまだまだ理解のない世の中で人の素性をこそこそ嗅ぎ回る探偵を女でやっているなんてわかったらまともに話を聞いてもらえないのは明白なのです。
「なんでもいい働き口があると聞いたものですから」
「悪いことは言わねぇ。止めておいたほうがいいぜ? あんまいい噂を聞かねぇからよぉ」
「噂。ですか」
 こてんと首を傾げて続きを促してみます。
「なんでも一度足を踏み入れた奴は二度と帰ってこないだとか。村の中を不気味な音が響き渡るとか。とにかく辛気臭ぇとこだって」
 ふむ、と考える仕草をする。
「他に何か聞いたことはありませんか?
 最近村でご不幸があったとか」
「知らねぇなぁ。今言った噂に加えてとにかく閉鎖的な村だからよぉ。中の状況なんざ全くわかんねぇんだよ」
 作中でクソジジイもとい時貞の逝去は極秘扱いで公になる前だったから無理もない。一体今が作中どのタイミングなのか――やっぱり実際に哭倉村に行ってみないとわからなそうだ。
「そうですかぁ。とはいえ明日の飯代にも困っている有り様なので。やはり行ってみることにしようと思います」
「おいおい本気かよ。知らねぇぜどんな目に合っても。言っとくがおれぁ止めたからな? 化けてでてきたりしないでくれよ!?」
 でませんでません。寧ろそのお化けを退治しにゆく側です。とは言えませんよね流石に。
「にしても――
 ん?
 突然言い淀む相手。それもなんだかじろじろと視線を向けられるオマケ付き。
 何やら考え込んでいるかと思いきや、ニヤリと笑みを向けられた。
「兄ちゃん随分と別嬪じゃねーか男にしとくのもったいねーくらいだ」

――中略――

 夜行列車の切符を買う為に駅舎へと向かいます。窓口で2人分の切符を頼み無事お買い上げ。発車の時刻ももちろん確認していったん駅舎を後にします。
「儂の分は必要ないんじゃが」
「無賃乗車いくない。お金はあるんです買っておいて損はありませんっ」
 列車が来るまでまだ時間がある。となると――やることは1つ。
「そば食べましょうそばっ」