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Rana
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レノシス(短編)
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不意打ちで言うのはやめていただけますか
レノ✕シスネ
※貴方はレノシスで『不意打ちで言うのはやめていただけますか』をお題にして140文字SSを書いてください。
深夜の神羅ビル。フロアには静けさだけが満ちていた。シスネは、報告書をホルダーにまとめながら、背後のソファで気怠げに横たわる気配を意識していた。
任務の疲れをそのまま引きずるように、レノはソファに身を預けている。開いた胸元や、乱れた赤毛まで想像できるほど、気の抜けた空気がそこに漂っていた。
「なぁ、シスネ」
「なに?」
声をかけられて振り返ると、レノがこちらを見ていた。ぼんやり灯る照明が、その顔を柔らかく照らしている。
「おまえ、やっぱ綺麗だよな」
「
……
は?」
数秒、思考が止まった。ふざけてるような調子ではなかった。ただ素直に、当たり前のことみたいに、さらりとそう言われた。
唐突すぎて、頭が追いつかない。
「
……
そういうの、急に言わないで」
ようやく声を絞り出したものの、自分の頬が熱くなっていくのがわかった。レノがにやりと笑う。
「でもそういう反応、見たくて言ってんだけどな」
「ほんと性格悪い」
ぶっきらぼうに言い返して、手元の書類を無理やりホルダーに押し込む。作業を終えたふりをして立ち上がるけれど、完全に背を向けることはできなくて、足が止まる。レノの視線は、まだ優しくこちらに注がれていた。
――
ほんと、油断も隙もないんだから。
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