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2025-08-06 22:35:16
6578文字
Public ナルサス
 

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現パロ|元プロボクサーのナルトと人気俳優のサスケ ※R18



うちはサスケの新たな"セフレ"!?大人気女優Rとのお泊まりデート……

再来週発売予定の週刊誌のスッパ抜きのコピーを、サスケは手掴みにし縦に割いた。
それをマネージャーのカブトと、事務所の社長である大蛇丸が眺めている。

「これのどこが熱愛なんだよ」

モノクロ写真では、自宅のマンションに向けて足早に歩くサスケを追いかけるようにして女優のRが腕を掴んでいる。こんなことで熱愛だのなんだのと報道されていてはキリがない。が、サスケは抱えるファンもアンチも熱狂的だった。パパラッチ記事は売れ行きがよいため、適当な写真でも鬼の首を取ったかのように晒し上げられる。

「先々月は路上で乱闘の写真、先月は複数プレイ匂わせの写真、今度は熱愛? いい加減にしてくれないかしら……
「先々月以外は全部捏造だ。いい加減にして欲しいのはこっちなんだよ」
「ほら見てサスケくん、メールとファックスが鳴り止まない。あなたへの熱烈なラブコールと誹謗中傷でね」

事務所のファックスは無限に紙を吐き出している。
どれどれとカブトが拾い上げると、『サスケ様! どれだけスキャンダルが多くても愛し続けます』から、『さっさと芸能界から消えてください』まで様々なメッセージが届いていた。
全部シュレッダーにいれといて、という大蛇丸の言いつけ通り、カブトが紙の束をシュレッダーにかけていく。ゴトゴトと大量の紙を切り刻む音が部屋に響いた。

「こんなんじゃお仕事なくなっちゃうわ。もうすぐ映画の主演告知があるのに、燃えそうね」
「フン。勝手に燃やしとけ」

サスケは面倒になって事務所の社長室のドアノブに手をかける。
マネージャーのカブトが送迎のためついてきたが、それすらも鬱陶しい。

「イタチが復帰するまでの辛抱よ、サスケくん」

去り際大蛇丸から不愉快な言葉を投げかけられ、必要以上に強く扉を閉めた。やめてくれよ、とカブトが呆れたが、サスケは怒り心頭だった。


うちはサスケは、兄であるうちはイタチのバーターだ。
眉目秀麗、清廉潔白、秀外恵中(容姿、才能、知性すべてが優れた人物のこと)の擬人化うちはイタチの弟として芸能界デビューを果たした。
元々体調を崩しやすいところがあったイタチは過労で倒れ活動を休止しており、事務所の売上が下がると慌てた大蛇丸によって引っ張り出されてきたのがサスケだった。
だったので、サスケには熱意がない。
芸能界にも興味がないし、兄の代わりというのも自尊心を削られる。おまけにサスケへの世間の評価は、眉目秀麗、傍若無人、ネオ勝慎太郎というところだった。イタチが作り上げた「うちは」のイメージを破壊するサスケの姿は、鮮烈でカッコいいと評価される一方で、強気すぎる振る舞いが受け付けないという意見も多い。それらすべてがサスケにはどうでもよいことだった。
それでも初めはサスケも、兄の助けになればよいという気持ちでいた。
『本名、うちはサスケ。兄は俳優のうちはイタチ』というWikipediaも悪い気がしなかった。しかし、サスケの行動すべてがイタチと紐付けられ、兄と比較され貶される現状にほとほと嫌気が差していた。

(さっさと辞めてやる、こんな仕事)

カブトの運転する車の中から過ぎゆく東京の街並みを眺めながら思う。
新宿ユニカビジョンにも、歌舞伎町タワーにもサスケがアンバサダーを務める広告ビジュアルが掲載されている。むすくれたサスケの顔をありがたがった女性ファンが、サスケの広告が流れるたびに絶叫し動画を撮る。その姿に瞼を閉じ、少しでも溜飲を下げるべく車に揺られた。



「おつかれサスケくん。明日、朝6時に迎えに来るから。起きれそう?」
「5時半に連絡なかったら電話してくれ」
「了解」

カブトと毎度のやり取りを終えマンション前で降車する。
一応今日のスキャンダルを気にしてサッとエントランスに潜り込み、ボタンを押すとスムーズに地下駐車場までエレベーターが降りてくる。それに乗り込みマスクを外すと張り詰めていた気がようやく抜けた。
早く帰宅したい一心で自宅の扉前まで辿り着くと、これまでモヤモヤとしていた気分が一気に晴れてくる。カードキーを翳し解錠した扉を開けると、リビングから顔を覗かせた同居人の姿にサスケはようやっと息を吹き返した。

「おかえり、サスケ!」
「ただいま」

朝着ていたままの黒のスウェットで出迎えたのは、サスケの同居相手であるナルトだ。
無職で、家事能力なし。
半年前、サスケが居酒屋で夕飯を食べているところを執拗に隠し撮りをしてくる男がいたから、あまりに鬱陶しくて注意したところ大喧嘩になった。その時仲裁してきた謎の男を、以降サスケは家で匿っている。ヒモだった。

「おつかれ! ちょい疲れてる?」
「疲れた。また再来週週刊誌が出るらしくて、社長からぐちぐち言われてた」
「またぁ? 毎月載ってんな!」

ナルトはサスケの鞄やらアウターやらを器用に回収しながら会話を続ける。ナルトの素性を詳しく聞いたことはないが、恐らくずっとこんな生活をしているのだろう。
ナルトは騒がしい奴だが弁えもあり、決してサスケの生活の邪魔をしない。ヒモとしてのプロ意識がかなり高く、サスケもそこを気に入って家に住まわせていた。

「今日はなにしてたんだ」

サスケが聞くと、ナルトは今朝より散らかっているリビングのソファに腰掛ける。

「ジグソーパズル」
「買ったのか」
「買っちった。ごめん!」

このように、細々とした出費をサスケのカードで行うが、あまりに小さいので気にしていない。
ナルトの作りかけのジグソーパズルはベネチアの運河だった。LEGOだったりパズルだったりと様々だが、ナルトはこうして暇な時間を何かしらの組み立て作業で過ごしている。

「サスケ海行きたいって言ってたから」
「そんなこと言ったか」
「酔っ払って言ってたってばよ」

そんな記憶はないのだが、サスケはこのところ毎晩深酒をしている。
テレビ、YouTube、あらゆる動画配信プラットフォームに自分の顔が流れてくることにイライラするからだった。

「てか、夕飯食ってきた? 腹減ってたらピラフあっためたげる!」

ナルトが立ち上がりキッチンに向かうのを腕を掴んで止めると、サスケの求めていることを察したナルトはすぐに同じ目線までしゃがみ込み、サスケの顔を両手で包んでくちづける。
素性のわからない謎の男との触れ合いはストレス解消に役立っている。唯一嫌なところといえば、「アレクサ電気消して」と言うところくらいか。色気がなくて多少気になる程度だった。




ナルトとのセックスでサスケは何もやることがない。
ぼけっと天井を眺めているだけで降り注ぐ快感が心地よかった。
性急にリビングで求めたせいか、今日はソファですぐに始まった。肌を這い回るナルトの温かい手のひらが、サスケの日々のストレスを癒していく。

「もうこんな仕事辞めたい。次の撮影終わったら、絶対辞めてやる」
「それ先月も言ってたな」

サスケは酎ハイの缶にストローを差し、ソファに寝そべったまま時折飲んではくだを巻く。股座に顔を埋めて熱心に奉仕するナルトの髪を手慰みに撫でると、シャワーを浴びたばかりなのかキシキシとしていた。元からなのかブリーチなのかわからないナルトの金髪はいつも軋んでいて指通りが悪い。

「辞めてどうすんだってばよ」
「森とか、山とか、水が綺麗なところに行きたい。温泉にも行きたい」
「今日は山かぁ」

サスケの股座から顔を上げたナルトが、伸ばした舌先でペニスの先端の丸みを撫でるように舐める。ちろちろと舌が這うたびにじんわりとした快感があって、サスケはナルトの頭を手のひらで沈めることで再び咥えさせた。大人しく口淫に励むナルトの性技は拙いところがありつつも気持ちいい。時折尖った犬歯があたりつつも、ゆっくりと顔を上下にしゆるやかにピストンされると、少しずつ射精欲が這い上がってくる。

「はぁ……
「なあ、酒飲みながらセックスすんのやめようぜ」
「好きにさせろ」

ヒモに指図されてムッときたサスケは、これ見よがしにストローから酎ハイを吸い上げる。疲れた身体に一気に入り込んでくるアルコールに視界がぐにゃっとして、缶を床に置いた。

「フェラ飽きた」

サスケが足先でナルトの肩を押し返すと、口を離したナルトが濡れた口元を舐める。決して手で拭ったりしないところを評価していて、健気な姿に心が満足したサスケは片脚をソファの背凭れに乗せ上げて局部を晒した。
サスケは元から尊大な性格だが、芸能界はそれをより助長させる。存在自体を有り難がって敬う周囲に囲まれて生きていると、いくらでも自分の価値を釣り上げたくなってくる。
だからサスケは、ナルトとの行為でもその片鱗をチラつかせてしまう。ナルトの対応が気に入れば脚を開く、というように、自分との性行為がありがたいものなのだろうという態度でナルトに接しがちだった。

「後ろも舐めよっか?」
「いい。明日朝早いし、とっととやって寝たい」
「オッケー」

そしてナルトは、程よくサスケとの行為をありがたがる。前戯を厭わないし、欲しいタイミングで欲しいものをくれる。
スウェットを脱いでいくナルトの音に耳を澄ませながら、サスケは床に置いた缶チューハイを手に取り再び酒をひとくちふたくち吸いあげる。視界がぐらぐらしてきて身体がアルコールに火照ってくるとようやく、日中のストレスを忘れられた。耳にこびりついて離れない『世界一かっこいい』やら『顔面国宝』やらの気に食わない日本語を忘れられる。

「酔ってる?」

呆然と一点を眺めていると、上に被さってきたナルトがそのように言う。酔ってない、と言葉にするのも面倒で背に腕を回し、密着してゆく下半身をこすらせる。後ろの窄みに先端を擦りつけたナルトが、ぐっと硬いものを押しこんでくるときの圧迫感と痛み。この瞬間だけは自分という存在の輪郭を思い出す。
演技、メディア、ブランディング、そういったものに引っ張られぼやぼやとしていた自分の輪郭が自分の形に戻ってくる、そんな気がした。

「ぁっ……あっ、う……、落ち着く……
「落ち着く?」
「安心する」

はぁ、と熱い息を吐きナルトの背中に両腕をまわし引き寄せる。ヒモのくせに体格がよく、上背もサスケとほとんど同じくらいだった。
20代の中盤に差し掛かっても美青年売りをやめない事務所の言いつけ通り、サスケは程よく鍛えてはいるものの全身の余分な脂肪は削ぎ落としほっそりと縦に長いシルエットを維持している。ナルトはといえば、肩まわりも背中もがっちりと筋肉が覆っていて、好青年っぽい顔のつくりとは裏腹になかなかに威圧感のある体格をしていた。そんなナルトに抱かれていると、なんだかシェルターに囲われているような気分になり深く安心する。
網膜に焼き付いて離れないカメラのフラッシュや、四方八方を取り囲むドローンカメラの機械音を忘れられる。
そんな状態に気をよくして、サスケからナルトの顔に頬をこすらせ、瞼を閉じたまま唇を探り当て吸いついた。すぐにサスケの唇を割り開き入ってこようとする舌が従順で気分がよい。
サスケに抱かれたい抱きたいと群がる有象無象の列に、横入りさせ先頭に来させてやった、その甲斐があるほどにナルトとのセックスはサスケの精神状態を安定させた。
サスケは片脚をソファの背もたれへ、もう片方の脚をガラス張りのローテーブルの上に乗せ上げ目一杯ナルトを迎え入れる。ナルトが動くたびにキシキシとソファが軋んだが、気に入っているものではないからダメになったら買い替えればよい。
夢中でくちづけ合いながらサスケからも誘うように動くと、ナルトの眉が快感に歪みくっと寄せられる。興が乗ってきたのかくまなく肌の上を這う分厚い手のひらは、サスケが必要な存在なのだと伝えてくるようで深く心が満たされる。

「はぁ、はっ……ぁっ……、ナルト……っ」
「サスケ、めちゃくちゃ気持ちいい」

荒い呼吸とともに耳の中に吹き込まれたハスキーボイスに、サスケは肩を震わせた。そのことで快感を掬い取ったナルトが、そっと耳の縁に舌を這わせくちづけながらも下半身は獰猛に深くを求めてくる。そうされるとサスケの頭の中ごと揺さぶられるような快感だけになり、現実というものが肌から離れていくような解放感を得られる。決して大衆の注目からは得られない、自分だけに与えられている肌の温度に溺れることに夢中になれた。

「もっと言え」

ナルトの髪を掴み柔らかな耳たぶに噛みつく。そのまま遠慮なく耳の穴に舌を捩じ込むと微かにナルトが首を竦めた。自分がされるのは断固NGだが人にはやってみる、サスケの横暴がちな性格のうちのひとつだった。

「気持ちいい、サスケ」

ナルトが熱心に腰を動かしながら、呟くように吐き出す。まだそこに余裕が残っているのを感じたサスケは、広げっぱなしにしていた両脚をナルトの腰に絡みつけた。狭い可動域でしか動けなくなったナルトの眉間が強い快感に歪み、短く切られた金髪から曝け出された額に汗が浮かぶ。

「もっと言えって」
「サスケ、特別。いちばん気持ちいい」
「熱意が足りねんだよ」

片手を振り上げ横っ面を叩いてやろうとしたところで、ナルトがその腕を掴みソファに縫い留める。思わぬ力で押し付けられサスケの内にもやり返したい気持ちが芽生えたが、そのまま上半身を体重で押し込められたことでそれは叶わなかった。

「ハァ、はっ、サスケ……っ、サスケ……っ」
「バカが……っ、どこで盛り上がってんだ」

さっきよりも強い律動に感じるのは、ナルトが片足を床につけ支えを固くしたからだった。ソファがガタガタと揺れるほど激しく打ちつけられ、サスケも理性を自ら手放しひたすらに律動に声をあげた。都内の高層マンションの高層階は、カーテンをしていなくても人目につかないしどれだけ声を張り上げようともどこにも届かない。

「ナルト、ナルト……っ、はぁ……っ、イく……っ、いっ……くっ……
「オレも、出る……っ、サスケ……っ」

ガタ、とソファの片足が浮き、再び床に落ち着く音がした。
絶頂後の余韻で汗をかいたサスケはナルトの肩に額をこすらせることで拭ったが、ナルトも同じように汗だくで大差はなかった。

「ナルト……

激しく収縮するサスケの体内で、ナルトのものが脈打ちながら吐精しているのを粘膜で感じる。息を切らしてサスケの肩に頭を預けているナルトを押し返し、ひと足先に賢者タイムから脱したサスケはソファから這い出した。

……ゴムつけろっつってんだろ」
「ごめん」

ティッシュを数枚取ったナルトがサスケの股の間に伝う精液を拭う。
そのまま後始末はナルトに任せ、サスケは裸のまま寝室に向かいさっさと寝てしまうことにした。





翌朝6時前に起床したサスケは、スマホに表示される時刻を確認し隣で寝ていたナルトを叩いた。
5時半に起こせっつったろ、と言うとナルトはごにゃごにゃと言っていたが聞いてる時間もなく、顔を洗い歯を磨いてマンションのエントランス前で待つカブトの車に乗り込んだ。その時には、約束の6時から10分ほど経過していた。

「あのさ、電話しても出ないってどういうこと? どの方法ならきみは起きてくれるわけ?」
「寝る。着いたら起こせ」
……ふざけんなよもう」

カブトの舌打ちを聞きながら、車が静かに発進する頃にはサスケは寝入っていた。
眠る寸前に流れていたニュースで、半年前に負傷し失明したボクサーが現役復活するという報道が耳に入ってきた。

『相手方の選手は失踪したままなんですよね』
『そうですね。復帰した選手の事務所は、誠意ある対応を求めると、今朝再度SNSのアカウントから発信しています』
『ねえ。しかし、人気選手の復活に、ネット上でも喜びの声がたくさん寄せられていますね!』














end.


続くかもです