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千聖
2025-08-03 19:58:16
2595文字
Public
腐ロセカ
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はちみつの日
激甘党の参謀と普通の将校さん
頭を空っぽにして読みましょう。
「将校殿。お茶を入れましたので休憩されてはどうですか?」
「ん
…
あぁ
…
すまない。頂こう」
机の書類をキリのいいところまで終わらせてソファーの方へと移動する。
そこにはほかほかの湯気のたった淹れたての紅茶。下からサンドウィッチ、スコーン、ケーキと別々に皿に盛られてケーキスタンドにのったアフタヌーンティーセット。
スコーン用にジャムとクロテッドクリームも見受けられるが今日は1つ黄色のような薄いオレンジの瓶が鎮座していた。
「これは?」
「あぁ、はちみつです」
「はちみつ
…
」
「ご存じないですか?今日は8/3。世間でははちみつの日といわれているんですよ」
「ほぉ。面白いな」
「こちらのはちみつも森の民からのおすそ分け品になります」
「それならば有難く頂かねばならないな!」
将校は通例通りのサンドウィッチから手をつけるのではなくスコーンに手を伸ばした。
ここには2人しかいないしマナーなど後回しで良いと自分の食べたいものから食べ始める。
「ふむ。はちみつを久々に食べたが濃厚で美味しいな」
「はい。とても甘くて美味しいです」
参謀も同じようにスコーンから手を伸ばしたのか横を見ればスコーンが見えないレベルのクリームとはちみつ
…
。
「毎回思うがそれはもうスコーンではなくクリームとはちみつのスコーン味では無いか?」
「何を言ってるんですか?スコーンにはたっぷりのクリームは間違ってないです」
そういって割っていた残りのスコーンを更に小さくして今度はクリームとジャムを山盛りのせていく。
将校とて甘いものが好きではあるがそれは常識の範囲内。全くもってそんな食材まるっと食べるような食べ方はしない。
それから参謀はこの休憩でサンドウィッチは絶対に食べない。理由としては野菜が挟まれているからなのと極度の甘党により甘いもの、1番上のケーキを将校の分まで食べ尽くすからだ。
今もスコーンを食べ切ると上のケーキに手を伸ばしている。レアチーズケーキなのかその上にこれでもかとはちみつをぶっかけている。
「はぁ、甘くて美味しいですね」
「
………
そうか」
将校はそっと目を逸らして横にあった紅茶に口をつけた瞬間、口の中にザラっとした舌触りと共に声を荒らげた。
「あっま!!!!!!!な、なんだこれは!?砂糖が溶けきれていないではないか!?」
「将校殿、私の紅茶を勝手に飲まないでください」
「む?そうか!すまん!新手の嫌がらせかと思ったぞ
…
って、そうではない!!!そんなに甘いものばかり、はちみつもたっぷりかけてさらに紅茶にも溶けきれない程の砂糖!!!おかしいだろう!?」
「
…
なにもおかしくありませんが??」
「そんなに甘いものばかりとって、体に悪いでは無いか!」
それもそう。スコーンにつけたジャムは瓶の⅔は消えている。まだ将校がスコーンを食べているにもかかわらずクリームはないし、はちみつは参謀がずっと握ってるので食べられない。
ジャムもクリームの瓶もお徳用のドデカイものであって、とてもではないが家庭用の小さなものではない。それの⅔を食べるのだ。毎回。今回クリームは全て平らげられていたが
…
。
「貴方と違って私は頭を使うので糖分が必要なのです」
「上官に大してお前失礼だぞ?」
「ではこの胸の膨らみはどう説明されるのですか?脳を使っていないからこんな所に肉がつくのですよ」
服の上からもにゅっと揉まれて将校も目を逸らすしかない。なんせ将校は食べたものがすぐに肉に変わるので外に出て体を動かす方が好きなのに森の民との事件以来デスクワークばかりでちっとも体を動かせてないのでこうして胸に肉がつき始めてしまった。
「っ!
……
勝手に私に触れるな」
「おや?今更では無いですか?夜は自らねだりに来られますのに?」
「
………
よし。表に出ろ」
「そうやって武力で解決なんて軍人のすることではありませんよ」
「お前が言うな!お前が!!私を!!縛り付けておいて!!」
「あの縛り方中々上手くできたと思っているのですが。将校殿もノリノリでしたよね?」
「のるわけないだろうが!?お前反省してないな??」
「反省しましたとも。牢獄1週間水のみの食事はキツかったですよ。その後に食べたケーキのなんと美味しかったことか」
「そうか
…
じゃあもう二度とおかしなこと企てるなよ」
「もちろんですよ。将校殿のおかげで今の生活がありますしね。それにこんなに美味しい甘味を毎日頂けますし」
「そのせいで私はどんどん体が重くなっているんだがな」
「それは夜が物足りないというあれですか?」
「違うわ!なぜすぐそう、夜と結びたがる!」
「欲求不満なのかと
…
」
むにゅむにゅと胸を揉み、プツリと制服のボタンを外していく。
「あっ、おい!」
将校の声など無視して胸を顕にし、そこへ残ったはちみつを全てぶっかける。
ちゅっ
ちゅぅ
「甘くて美味しいですね。いつもより甘いですよ」
「と、当然だろう!?はちみつがかかっているんだから!!」
「将校殿は中々声を出してくださらないのがもどかしいですね」
「軍人たるもの簡単には根はあげん」
くっ
…
と声を咬み殺すように唇を噛み、将校は体をくねらせる。
「私は貴方のその甘美な声も好物なんですけれどね」
「う、るっさい!!、そもそもまだ勤務中だ!!こんなことしおって!離れろ!」
「問題ありませんよ。部下にはよっぽどの事態がない限り極秘の会議中の為入ってくるなと伝えておりますので」
開いた口が塞がらないとはこの事で、あまり表情を変えない将校ですら目をまん丸にしてぽかんと参謀を見上げていた。
「フフ。その顔も愛らしいですね。いつだって私の前では素に戻っていただけて
…
愛してますよ。将校殿」
「っ〜〜〜!!!私はお前が嫌いだ!」
ぷいっとそっぽを向きつつも手の甲で口を塞ぐ。このやり取りの最中ですら参謀がちゅっちゅと胸への吸い付きを辞めず、手で触れているので流石の将校も声を抑える自信がなかった。
「さぁ、将校殿。沢山愛し合いましょうか。甘い言葉ならあなたは大好物ですよね?」
はちみつの甘い香りに脳がクラクラして思考が鈍る。こんなやつだが一応想いあった仲なので将校は参謀の顔の良さに加えてテクニシャンな舌使いと手の動きに翻弄されていった。
終わっとけ。
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