haruka037
2025-08-02 12:09:12
5137文字
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可愛いひと

初書きスバイカ。
 イカルガの事が可愛くて仕方ないスバルの話。
 R18。

 久しぶりのデート。
 春の里のいろは茶屋にて、美味しそうに団子を頬張るイカルガさんを、微笑ましい気持ちで見つめる。
 ニコニコと幸せそうに微笑みながら団子を頬張る彼は、とても可愛い生き物に見えた。
「イカルガさんって、本当に美味しそうに食べますよね」
 思わず声をかけると、イカルガさんがキョトンとした顔でオレを見た。
「そう、でしょうか。自分では自覚していなかったのですが、あなたが言うならそうなのでしょうね……
 照れたように頬を染めて笑う彼が愛しくて堪らなかった。
 そっと彼を抱き締めると、その身体が僅かに震える。
「スバル、人前でこういう事はやめてください」
「あ、すいません。あなたが愛しくてつい...」
 慌てて身体を離すと、イカルガさんはリンゴのように顔を赤くしてオレを睨んで来る。
「言っておきますが、あなたに触れられるのが嫌なのではありませんよ。人前で触れ合うのが苦手なだけです」
「そうですね。イカルガさんの嫌がる事をしてしまって申し訳ありませんでした……
 シュンと肩を落とすと、イカルガさんは苦笑してオレの手を握って来た。
「これくらいの触れ合いなら、いつだって受け付けていますよ」
 そう言って微笑むイカルガさんをまた抱き締めそうになって、慌ててやめる。
「おや、抱き締めないんですか?」
 意地の悪い顔でイカルガさんが問いかけて来た。
「うう……、イカルガさんに嫌われたくないので我慢します……
「それが賢明ですね」
 そう言ってイカルガさんはまた美味しそうに団子を頬張る。
 その様子をじっと見つめていると、イカルガさんは苦笑した。
「あなた、私に触れたくて仕方ないって顔してますよ」
「しょうがないでしょう。それが本音なんですから」
 そう返せば、「仕方ないですね」とポツリと呟いて、スルリと指を絡めて来る。
 そうしてオレの手を自分の頬に充てて、ちゅっとキスをした。
 イカルガさんがオレを見る。
 その目には、欲望の色が浮かんでいて、ゾクリとした。
 イカルガさんがゆっくりと口を開く。
 その赤い舌が動いて言葉を紡ぐのを、魅入られたように見つめる。
「この後、龍神社に帰ったら、好きなだけ私に触れて良いですよ」
 ゴクリ。
 思わず息を飲む。
 そんなオレにイカルガさんはくすりと微笑んで、また団子を食べ始めた。
 絡めた指は外される事はなく、イカルガさんが団子を食べ終えるまでずっと繋いで離れる事はなかった。


 食事を終えて手を繋いで龍神社に向かう。
 早く早くと気が急いた。
 早足になってしまったオレに、イカルガさんが苦笑する。
「スバル。そんなに急がなくでも良いでしょう」
「そうなんですけど、早くあなたに触れたくて……
 そう言えば彼はくすりと笑ってオレの唇を撫でた。
「時間なら幾らでもあるんですから、ゆっくり楽しみましょう」
 イカルガさんの親指が、オレの手の甲をクルクルと撫でる。
 これは夜の営みのお誘いのサインだ。
 結婚した時に、二人で決めたサイン。
 そういう事をする為に龍神社に来た訳ではあるのだけれど、こうして誘われるとやっぱり嬉しくなってしまう。
 ぎゅうっと愛しい伴侶の身体を抱き締めた。
「スバル……
 イカルガさんがオレの背中にそっと腕を回した。
「外なのに怒らないんですか?」
「ここなら誰もいませんから……
 イカルガさんがオレの頬を撫でる。
「こうして触れ合っているだけじゃ足りません……。早くあなたをください」
 熱っぽい声で強請られて、堪らなくなってキスをした。
 啄むだけのキスから、舌を絡めて吸い上げる。
 吸い上げた舌にやんわりと歯を立てると、イカルガさんの身体がピクンと揺れた。
 イカルガさんはキスが好きなのだ。
 こういう事をしたのはイカルガさんと付き合ってからだけれど、彼はいつもキスだけで蕩けてしまう。
「ふぁ……、すば、る……、んッ……、は……、あ……
 とろんとした表情で、イカルガさんがオレを見る。
 カクンと膝が折れて力が抜けたイカルガさんの身体を、しっかりと支える。
「んぅ……、すばる……、ふとんに、いきましょう……
「はい。でももう少しだけ……
 舌を絡めて吸い上げて甘噛みして歯列をなぞる。
 イカルガさんの身体が小刻みに震えて、縋るようにオレに抱き着いて来た。
「すばる……
 潤んだ瞳でイカルガさんがオレを見つめる。
 ああ、可愛い……
 愛しい伴侶に名前を呼ばれた。
 それだけで中心に熱が集まった。
「もう、がまんできません。はやく……
 蕩けた顔でそう言われれば、理性なんて容易く吹き飛んでしまう。
 イカルガさんを抱き上げて龍神社の中に入った。
 靴を脱ぐのも億劫でそのまま畳の上に上がる。
「イカルガさん……、イカルガさん……!」
 いつもより乱暴な手付きでイカルガさんの服を脱がせた。
 その間も優しく頭を撫でられて堪らない気持ちになる。
「愛しています。スバル」
 そう言って微笑む彼が愛しくて堪らない。
「オレもあなたを愛しています……
 コツンと額を合わせて、そっとキスをした。
 啄むだけだったキスがだんだん深くなって行く。
 舌を絡めてイカルガさんの身体を撫でれば、愛おしげに目を細めて頭を撫でられた。
 オレの大切な人。
 一生をかけて幸せにしようと決めた人。
 立ち上がったイカルガさんの自身をそっと手で抜くと、甘やかな声が耳を打った。
 その声がもっと聞きたくてイカルガさんの自身を口に含めば、「やあっ!」と彼が甘い声を上げる。
 行為の最中のイカルガさんの声は、とても蠱惑的で夢中になってしまう。
 フェラしているオレの頭を、イカルガさんがそっと撫でた。
「すばる……。ゆあみ、していないので、きたないですよ……
「汚くなんてないですよ。イカルガさんはどこも綺麗です」
 自身から顔を離して微笑んで見せれば彼は顔を赤くする。
 どれだけ交わってもイカルガさんはどこか初心で、そんな彼の事が可愛くて仕方ない。
「イカルガさん、可愛い……
 顔を近付けてキスすれば、イカルガさんが抱き着いて来る。
「んぅ……、はふ……、す、ばる……、ふぁ……んッ……、っふ……
 キスの合間に名前を呼ばれて、それだけで堪らない気持ちになった。
「イカルガさんっ……
 布団の近くの棚からローションを取り出して、手のひらに広げる。
 それが人肌に温まってからローションをイカルガさんの後孔に塗った。
 ゆっくりと解しながらキスをする。
 まずは一本。
 指を動かしながらイカルガさんの好きな所を探る。
「あっ!そこ、いやですっ!ひあっ、あぁ……!」
 イカルガさんの声が裏返った。
 彼は気持ちいい時に必ず嫌だという。
 でも、本気で嫌がっていないのはその顔を見れば明らかだった。
「嫌じゃないでしょう。気持ち良いんですよね?たまにはもっと欲しいってオネダリしてくれても良いんですよ」
 耳元で甘く囁くと、イカルガさんは顔を赤くしてオレを見た。
「そんなこと、いえな、あっ!やあっ……!ああっ……、あ……、そこばっかり、いやですっ!」
 ふるふる首を振るイカルガさんが可愛くてつい虐めたくなってしまう。
「そうですか。イカルガさんが嫌がる事はしたくないので、ここを触るのはやめますね」
「えっ?」
 イカルガさんが驚いた表情でオレを見た。
「やめてしまうんですか……?」
「はい。だって嫌なんでしょう?」
「確かに嫌だと言いましたが、あれは、その……、言葉の綾で……
「じゃあ気持ち良いんですか?口で言ってくれないと分かりませんよ」
 首を傾げてイカルガさんを見ると、彼は顔を真っ赤にしてオレを見た。
「言わなくても分かるでしょう」
「分かりません」
 キッパリそう言えば、彼は顔を真っ赤にしてそっぽを向くと消え入りそうな声で「気持ち良いのでもっとしてください……」と呟いた。
 イカルガさんのそんな様子が見れて満足だ。
「分かりました。いっぱい気持ちよくしてあげますね」
 指を一本から二本に増やしてナカの一点を刺激する。
 途端にイカルガさんの声が裏返った。
「あっ……!すばるっ!イイッ!きもちいい!あぁ……!あ……、ひあっ!ふあっ……!」
 口で言わなければ分からないと言ったからか、素直に気持いいと言って蕩けた顔でオレを見あげて来るイカルガさんに興奮する。
 感じるそこを優しく撫でてやると、イカルガさんは呆気なく達した。
 イカルガさんの身体を汚した精液を、近くにあった手拭いで拭ってやる。
「はぁ……、はぁ……、すばる……
 イカルガさんが甘えた声でオレを呼ぶ。
 キスして欲しいのだと分かって顔を寄せれば、両手で頬を包んで口付けられた。
 そっと開いた口の中にイカルガさんの舌が入り込んで来て、舌を絡められる。
 こんなに積極的なのは珍しい。
 いつも受け身なのにどうしたのだろう。
 キスをしながらイカルガさんの後孔を解して行く。
 やがて指が三本入るまでになった。
「すばる……、はやくください……
 オレの頬を撫でてイカルガさんが強請る。
 オレもそろそろ限界だ。
 自身を取り出してイカルガさんの後孔に宛てがう。
「入れますよ」
 そう言ってからイカルガさんのナカに自身を埋めて行く。
「ああっ……、すばる……、んっ……、あ……、すばるっ……!」
 震える手がオレの背中に回される。
「愛しています、イカルガさん」
「わたしも、ですよ……
 イカルガさんが優しく微笑んでオレの頬を撫でた。
「だから、きょうは、たくさんあなたをください」
「っ!イカルガさんっ!」
 腰を掴んでガツガツと打ち付ければ、イカルガさんが悲鳴を上げて背を反らした。
 イカルガさんのナカは気持ちが良くて、彼の喉からこぼれ落ちる甘い声がオレを酷く昂らせた。
「イカルガさん……、イカルガさんっ!」
「ああっ!や、はげしっ!ひあっ、あ……、はぁっ……!そこ、イイッ!もっとほしいっ!」
「っ!煽らないでください!」
「だって、あなたが、いえっていったからっ!や、あ……、いく、いくぅっ!あ~~~~~~っ!!」
 イカルガさんが甲高い悲鳴を上げて達した。
 キュウキュウとナカが絞るような動きをして、堪らずに欲望を吐き出した。
 荒い息を吐きながらナカの精液を混ぜるようにゆるゆると腰を動かすと、イカルガさんがオレを見た。
「すばる……
 腕を伸ばして来た彼を抱き締めてキスをすれば、幸せそうに微笑まれた。
「だいすきですよ、すばる……
 そう言って啄むだけのキスをする彼が心底愛しい。
「ねぇ、イカルガさん。もう一回良いですか?」
「ええ、勿論ですよ。あなたが満足するまで相手をしましょう」
 そう言って微笑む彼にキスをして指を絡めた。
 
 
「イカルガさん、今日はやけに乗り気でしたよね。最後の方とか、もっと、もっと、って強請るから大変でしたよ」
「その割にはあなたも嬉しそうでしたが?」
「そりゃあそうですよ。大事な伴侶に可愛くオネダリされたら誰でもああなりますって」
「お陰で腰が痛いです。明日は布団から起きられないかも知れません」
「すいません。オレが付きっきりで看病しますね」
 そう言えばイカルガさんはクスクスと笑った。
「冗談ですよ。これくらいで足腰立たなくなる程やわじゃありません」
「それなら良かったです。でも、今日のあなたは本当に可愛かったです」
「あなたねぇ。成人男性に普通可愛いとか言いませんよ」
 苦笑する彼の手を握って指を絡める。
「でも、本当に可愛かったんですよ。素直に感じてるのを言葉にして伝えてくれるあなたに興奮しました」
「成程。あなたはあれが好みなんですね。次からそうするように心がけます」
「ありがとうございます。イカルガさん。オレと結婚してくれてありがとうございます。あなたがオレを選んでくれて、こんなに幸せな事はありません」
「それは私もですよ。あなたと一緒にいられてこの上なく幸せです。私を伴侶にと望んでくれてありがとうございます。どうかこれからも、ずっと傍にいてください」
「はい。勿論です。ずっと一緒にいましょうね」
 見つめあっているとっどちらからともなく顔が近付いて唇が触れ合っていた。
 願わくばどうか、一日でも長くあなたと一緒にいられますように。
 心の底からそう願いながら、愛しい伴侶を抱き締めていたのだった。

 終わり