sousakuyamamusume
2025-08-02 00:09:24
426文字
Public ロイクさんの夢小説
 

結晶

砕けたイオウさんを回収するロイクさん

 ふむ、これまた見事な硫黄の結晶だ。
 これほどの大きさ、かつこれほどの純度の結晶、裏ルートででも売れば相当な金になる。
「死んだか?」
「いき、てる……
 息も絶え絶えという様子で返事をしたのは、イオウ。
 俺が改造した被験体の一人だ。
「生きてるなら売り飛ばすわけにもいかないな。まだ使える。」
…………
 立ち上がる足があれば殴りかかってきただろうが、それすらもできないほどに粉々だ。
 恐らく睨み付けているつもり、の体勢が精々と言ったところか。
「手間をかけさせるな。」
 手頃なビニール袋にイオウを詰める。
 無論、この良質な結晶をなるべく零さないように。流石にこれをもう一度精製するのは手間だ。