Rin
2025-07-27 01:21:43
3288文字
Public 小説
 
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檸檬色の季節 第三章

うちもエンジェルキッス作って欲しいんだけどーーーーー!!!!!!
でもうちそんな酒飲めねーwww

※この夢小説は自作シム依子が書いた設定です。
また夢主は依子ではありません。
ややこしいですがご理解よろしくお願いします。

夢子夢子夢子夢子夢子夢子夢子夢子夢子夢子昨日、私はレモンサワーくんを見ることも、目を合わすこともできずに終わった。
その翌日
私は朝いつも通りに出勤した。
すると、開店前の店の前に女性たちで人だかりができていた。
店の中に入るために人だかりに近づいたとき、急に店の前にいた女性たちが振り向いた。
「お店の人ですか!?」
いきなり声をかけられ、私は言葉を失ってしまった。
「ここに超イケメンバーテンダーがいるって本当ですか!?」
「この人なんですけど!今日いますか!?」
女性たちは次々に私に質問をしてきた。
「え?えっとあれ?」
女性のうちの1人が出してきた画像には、バーテンダーらしい装いに身を包んだレモンサワーくんの姿があった。
「知ってるんですか!?」
「お店いつからですか!?」
「今日この人いますか!?」
矢継ぎ早に質問してくる女性たちに圧倒されていると、入り口のドアが動いた。
「なんかうるさくない?」
ドアから出てきたのはいつもとは違う、服を着たレモンサワーくんだった。
「きゃー!かっこいいー!!!」
店の前にいた女性たちはレモンサワーくんの姿を見ると黄色い声を発した。
「おわっ!なにこれ?」
「みんなレモンサワーくんのファンだそうですよ。
なんか昨日の画像がネットに上がってたらしいです」
私は驚くレモンサワーくんにそっと告げた。
「マジで!?みんな俺のファンなの!?
さすが俺っ⭐︎」
そんな風におどけたかと思うと、女性たちに声をかけた。
「とりあえず中入って!お酒飲みに来たんでしょ?なんでも作ってあげるよー!」
直後、私にそっと耳打ちした。
「開店準備全然できてないから、カウンター以外よろしくっ!」
その時、なんとなく、胸の中に芽生えたモヤモヤしたものが広がっていくのを感じていた。

その日は過去最高に盛況だった。
バーテンダー衣装のレモンサワーくんは信じられないくらいかっこよく、カウンター前に陣取る女性たちは目がハートになっていた。
「ごめんねぇ、夢子ちゃん。俺が軽率に画像上げちゃったから。」
常連客のドミニックさんは申し訳なさそうに私に告げた。
「仕方ないですよ。レモンサワーくんがかっこいいのは本当ですし
私は力なく微笑んだがモヤモヤした心は一向に晴れなかった。

翌日、お店の前にはまた昨日の女性たちがいた。
「あ!お店の女の子!」
私の姿を見るなり女性たちは声をかけてきた。
「今日もレモンサワーくんいますか!?」
「昨日私にってカクテル作ってもらったんですー❤︎ブラッドハウンドっていうのー❤︎」
「今レモンサワーくんもう中にいるのー?」
女性たちは戸惑う私に気を止めることなく捲し立てた。
そこに、私の後ろから声が聞こえた。
「あれー?夢子ちゃんじゃーん!おっはー⭐︎今日ちょっと早くない!?」
少し低いその声の主はレモンサワーくんだった。
目の前にいる女性たちは硬直していたが、気に留めることなく振り返ると、いつものレモンサワーくんの姿がそこにあった。
「買い出しですか?」
レモンサワーくんが抱える紙袋を見てそう言った。
「そうそう、昨日俺のせいで大繁盛だったから、買い足さないとねー。お、夢子ちゃんの後ろにいるのは昨日の子たちじゃーん!おっはー⭐︎」
「キャーーーーーーーー!!!!」
レモンサワーくんが挨拶した瞬間、女性たちは一目散に散って行った。
「あれ?どうしたんだろ?」
なぜ女の子たちがいなくなったのか皆目見当もつかない様子のレモンサワーくんはキョトンとした顔をしていた。
その顔が妙に愛おしくて、私は吹き出してしまった。
「ぷっあはは!そ、それはふふ、レモンサワーくんがふふふ、服を、着てないからですよ」私は笑いを堪えながらそう伝えた。
「えー?俺の全裸なんだからしっかり見ればいいのにー」
レモンサワーくんは少し頬を膨らませながらそう言った。
「とりあえず、荷物重そうなんでドア開けますね。
と言うかその格好でよく買い物できましたね」
私はくすくすと笑いながら言った。
「あー、買い物行ったら服着ろって怒られたから着て買って、脱いで帰ってきた」
「脱いで!?あっはっはっはっは!やだー!レモンサワーくんってば、ふふふ、わざわざ脱いだの?あはは、やだ本当ツボに入っちゃったふふふ」
私は笑いが堪えきれず思わず吹き出した。
荷物をカウンターに置いたレモンサワーくんは、そんな私の近くに歩み寄って言った。
夢子ちゃん、やっと笑ったじゃん」
「えっ?」
「昨日からなんか元気なかった気がしたから
夢子ちゃんの可愛い笑顔が見えないと寂しいなって思ってたんだよね
そう言いながらレモンサワーくんはそっと私の頬に手を触れた。
本当に優しく、そっと触れるその手が、くすぐったくて心地よかった。
「なーんてね!こういうキャラじゃないよね〜俺」
私の頬から手を離し、そう言って笑うレモンサワーくん。
私の中で何かが弾けた気がした。
私は離れたレモンサワーくんの手首を掴んで言った。
「あの!元気がなかったのはレモンサワーくんが他の女の子にその
言葉が出てこず言い淀んでいるとレモンサワーくんは驚いたような顔から少し意地悪そう笑って言った。
「やきもちだったりして?なんてね!まぁそりゃないか!」
意地悪そうだった顔はすぐに崩れ、いつものひょうきんなレモンサワーくんに戻った。
私はレモンサワーくんの手首から、少しずつ下ろし、レモンサワーくんの指先を握りながら俯き告げた。
「ありますよ。私だってレモンサワーくんの作ったお酒飲みたいです。ブラッドハウンド作ってもらったって聞きました
少し不安になり恐る恐るレモンサワーくんの顔を見上げると少し驚いたような顔した直後、嬉しそうに表情は解けて笑顔が現れた。
「マジで?ブラッドハウンドは夢子ちゃんには飲んでほしくないかな。だから、別のお酒作ってあげる。開店前だけど、一杯だけご馳走すんね」
彼の指先を握っていた私の手を取り、ギュッと両手で掴んで、ニコッと笑ったレモンサワーくんは、まるで天使のようだった。

開店前のバーカウンターでカクテルを作ってくれるレモンサワーくん。
いつも飄々としてるレモンサワーくんからは想像できないくらいカッコよくて、私は心臓が止まりそうになっていた。
「できた。はい、どうぞ」
そう言って出してくれたカクテルはまるでスイーツのような見た目だった。
「かわいい
私はそう呟いた。
「エンジェルキッスってお酒。飲んでみて?」
レモンサワーくんに見つめられながら、そっとチョコ色のカクテルに口をつけた。
「美味しい!」
「よかった!夢子ちゃんには絶対そっち飲んで欲しかったんだよね〜」
「?なんでですか?」
「それはまぁ、知らないならいいや!」
そんな風にレモンサワーくんと2人きりの時間を楽しんでいると、まるで昨日のレモンサワーくんを独占できたような気持ちになって、心が満たされた。
そんな時、バーの入り口が開いた。
「よっ!もう入っていい?」
常連のドミニックさんだ。
「あれ?夢子ちゃんがカウンターに座ってるなんて珍しい!しかもそれえ?レモンサワーくんに作ってもらったの?」
「あ、そうなんです」
そのお酒好きなの?」
「いえ、今日初めて飲んだんですけど、好きになりそうです!」
ふぅーん
ドミニックさんはじっとレモンサワーくんを見つめていた。
「さっ!夢子ちゃん!お客さんが来たからお仕事しよーねー!!」
「レモンサワー、だったかな?
夢子ちゃんは俺たちの娘みたいなもんだってわかってるな?」
「さー!!!!お仕事お仕事ー!!!」
「とりあえず服着てから口説けよ???」
ドミニックさんは少し怒った様子でレモンサワーくんを威圧していたが、私は意味がわからないまま2人の姿を見ていた。

この時飲んだカクテルの意味を知るのは、まだもう少し先のこと