haruka037
2025-07-26 16:17:01
2027文字
Public
 

可愛いひと

 初書きスバイカ。
 イカルガの事が可愛くて仕方ないスバルの話。
R18
書きかけの為全年齢です。

 久しぶりのデート。
 春の里の茶屋で、美味しそうに団子を頬張るイカルガさんを、微笑ましい気持ちで見つめる。
 ニコニコと幸せそうに微笑みながら団子を頬張る彼は、とても可愛い生き物に見えた。
「イカルガさんって、本当に美味しそうに食べますよね」
 思わず声をかけると、イカルガさんがキョトンとした顔でオレを見た。
「そう、でしょうか。自分では自覚していなかったのですが、あなたが言うならそうなのでしょうね……
 照れたように頬を染めて笑う彼が愛しくて堪らなかった。
 そっと彼を抱き締めると、その身体が僅かに震える。
「スバル、人前でこういう事はやめてください」
「あ、すいません。あなたが愛しくてつい...」
 慌てて身体を離すと、イカルガさんはリンゴのように顔を赤くしてオレを睨んで来る。
「言っておきますが、あなたに触れられるのが嫌なのではありませんよ。人前で触れ合うのが苦手なだけです」
「そうですね。イカルガさんの嫌がる事をしてしまって申し訳ありませんでした……
 シュンと肩を落とすと、イカルガさんは苦笑してオレの手に指を絡めて来た。
「これくらいの触れ合いなら、いつだって受け付けていますよ」
 そう言って微笑むイカルガさんをまた抱き締めそうになって、慌ててやめる。
「おや、抱き締めないんですか?」
 意地の悪い顔でイカルガさんが言う。
「うう……、イカルガさんに嫌われたくないので我慢します……
「それが賢明ですね」
 そう言ってイカルガさんはまた美味しそうに団子を頬張る。
 その様子をじっと見つめていると、イカルガさんは苦笑した。
「あなた、私に触れたくて仕方ないって顔してますよ」
「しょうがないでしょう。それが本音なんですから」
 そう返せば、「仕方ないですね」とポツリと呟いて、スルリと指を絡めて来る。
 そうしてオレの手を自分の頬に充てて、ちゅっとキスをした。
 イカルガさんがオレを見る。
 その目には、欲望の色が浮かんでいて、ゾクリとした。
 イカルガさんがゆっくりと口を開く。
 その赤い舌が動いて言葉を紡ぐのを、魅入られたように見つめる。
「この後、龍神社に帰ったら、好きなだけ私に触れて良いですよ」
 ゴクリ。
 思わず息を飲む。
 そんなオレにイカルガさんはくすりと微笑んで、また団子を食べ始めた。
 絡めた指は外される事はなく、イカルガさんが団子を食べ終えるまでずっと繋いで離れる事はなかったのだった。


 食事を終えて手を繋いで龍神社に向かう。
 早く早くと気が急いた。
 早足になってしまったオレに、イカルガさんが苦笑する。
「スバル。そんなに急がなくでも良いでしょう」
「そうなんですけど、早くあなたに触れたくて……
 そう言えば彼はくすりと笑ってオレの唇を撫でた。
「時間なら幾らでもあるんですから、ゆっくり楽しみましょう」
 イカルガさんの親指が、オレの手の甲をクルクルと撫でる。
 これは夜の営みのお誘いのサインだ。
 結婚した時に、二人で決めたサイン。
 そういう事をする為に龍神社に来た訳ではあるのだけれど、こうして誘われるとやっぱり嬉しくなってしまう。
 ぎゅうっと愛しい伴侶の身体を抱き締めた。
「スバル……
 イカルガさんがオレの背中にそっと腕を回した。
「外なのに怒らないんですか?」
「ここなら誰もいませんから……
 イカルガさんがオレの頬を撫でる。
「こうして触れ合っているだけじゃ足りません……。早くあなたをください」
 熱っぽい声で強請られて、堪らなくなってキスをした。
 啄むだけのキスから、舌を絡めて吸い上げる。
 吸い上げた舌にやんわりと歯を立てると、イカルガさんの身体がピクンと揺れた。
 イカルガさんはキスが好きなのだ。
 こういう事をしたのはイカルガさんと付き合ってからだけれど、彼はいつもキスだけで蕩けてしまう。
「ふぁ……、すば、る……、んッ……、は……、あ……
 とろんとした表情で、イカルガさんがオレを見る。
 カクンと膝が折れて力が抜けたイカルガさんの身体を、しっかりと支える。
「んぅ……、すばる……、ふとんに、いきましょう……
「はい。でももう少しだけ……
 舌を絡めて吸い上げて甘噛みして歯列をなぞる。
 イカルガさんの身体が小刻みに震えて、縋るようにオレに抱き着いて来た。
「すばる……
 潤んだ瞳でイカルガさんがオレを見つめる。
 それだけで中心に熱が集まった。
「もう、がまんできません。はやく……
 蕩けた顔でそう言われれば、理性なんて容易く吹き飛んでしまう。
 イカルガさんを抱き上げて龍神社の中に入った。
 靴を脱ぐのも億劫でそのまま畳の上に上がる。
「イカルガさん……、イカルガさん……
 いつもより乱暴な手付きでイカルガさんの服を脱がせた。
その間も優しく頭を撫でられて堪らない気持ちになる。

続く