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梶間
2025-07-17 17:36:12
1227文字
Public
カブライ
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キメラつなぎ
某くじのやつ。会話文。鎧でデパ地下行くような謎時空。
「どうして
…
」
「スポンサーからの販促だと言われたら断れないよなあ」
「わざわざ作って着なくてもこれもうファリンさんだけで良くないですか?」
「確かにメインはキメラファリンだが、それだけだと物足りないんじゃないか?商品の幅が広い方がより多くの客層に俺たちを知ってもらえるだろ」
「あんたそういうところの割り切りは潔いですよね」
「それにこのキメラ衣装よくできてるし。爪がもっとかっこよくても
……
」
「単に衣装が好みなだけじゃねえか」
「なにより作ってくれた人には敬意を払わないと」
「俺も別に敬意が無い訳では」
「君がちゃんと敬意をもって仕事をしているのは知っているよ。嫌がっても衣装を雑に扱ったりしてないしな。他の誰より丁寧に扱っているし見栄えのするポーズもよく選んでる」
(そういうところは見てくれてんだな)←嬉しい
「よく似合ってる」
「それはあまり嬉しくないすね」
「かっこいいよりかわいいと言うべきだろうか。つなぎの服ってなんだか全員幼く見えるんだな」
「背負ってる羽も小さい子が背負うやつみたいですもんね」
「ファリンが小さかった頃を思い出すな
…
そうあれはファリンが初めて小学校へいくためにランドセルを選んでいたとき」
「デパ地下はあれどランドセルで小学校はないと思いますよ」
「俺は梅田にも行ったのに」
「それはそれ、これはこれでしょう」
「そういえば君、他にも頼まれていただろう」
「頼まれてますけど」
「肺、心臓、腎臓!ってやつ」
「その後潰されるまでを毎回ネタにされつつあるんですけど」
「キメラじゃないファリンだったら危うくセクハラで起訴だったかもな」
「人間相手ならさすがにやりませんって。時と場合によりますけど」
「時と場合によるのか」
「裏島主経由で法を犯したやつとかいるときにはささっと」
「ささっと」
「まあそんな話は良いじゃないですか」
「うーん?」
「折角のキメラつなぎなんですからなにかやりたいことないんすか?」
「そうだなあ。君がもしまたキメラに出逢うことがあれば倒し方を覚えてもらっておこうか。俺がキメラ役をするから」
「もう二度と遭うことはないしそれあんたがキメラやりたいだけですよね」
「キメラには窒息が有効だった」
「話聞いてます?」
「聞いてる聞いてる。あの巨体にしがみついて窒息死させるのはなかなか骨が折れたが、君ならもっと器用にできると思う」
(なぜ目を瞑っているのだろう)
「
…
窒息死させるため塞ぐ場所は知ってるよな?」
「そりゃ口と鼻を
…
」
「ん」
「
…
口を?」
「
…
」
「こんなときにそういう形でねだります?」
「そういうこと言わない!」
(普段のこっちの台詞だそれは)
「仕方ないだろ、キメラの格好した君が思っていた以上に、その、かっこよくてだな」
「かわいいの間違いじゃなく?」
「
…
両方」
その一言になんだか色々どうでも良くなったので二人は幸せなキスをして終わり。
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