mikaya25
2014-11-23 22:59:21
444文字
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お題「許す・許さない」「目」


ここのところ忙しかった挙句修復で徹夜したら、目が充血して真っ赤になっていた。
そんなときにサガが来てしまった。渡しておく書類があったとかなんとか。タイミングが悪い。
「目をそんなにしてムウ、あまり無理をしないようにな」
「今、疲労に効く薬湯を飲んだところですし、これから休みますよ」
そう言っても、彼は食事はきちんと採ったのか訊いてきたり、蒸しタオルを用意したりして、私が自分のベッドに横たわるところまで確認した。
「優しくしたって、私はあなたを許したりしないと思いますよ」
それは仕方のないことなのだろうな」
蒸しタオルを目蓋に乗せている所為で見えないけれど、寂しそうに微笑んでいるのだろう。
見えなくてよかったようで、見たかった気もする。
「ゆっくり休んでくれ」と言い残しサガが去ってから、なんとなく、ひとり呟いてみる。
「許せなくても、好きにはなれるんです」
その途端、目がじん、と熱くなったけれど、私は疲れているからだと自分に言い訳した。



@mi_ka_ya25