sousakuyamamusume
2025-07-06 11:44:09
422文字
Public ボイルドワンの夢小説
 

モールス信号

ボイルドワンの夢小説

 そういえば、ずっと私を見ている彼の名を知らないことを思い出した。
 いつまでも『彼』では収まりが悪い。
 モールス信号、確か前に医者が教えてくれたっけ。やってみるか。
--・-- ・-・ -・ -・・・ -・ ・・ --- あなたはだれ
「僕は僕だよ。」
 ああ違う、そういうんじゃない。だったら、ええと。
--・-- ・-・ -・ ・・-- ・-・ -・・- -・--- -・・・ あなたのなまえは
「名前?人は僕を『ボイルドワン』と呼ぶよ。」
 ボイルドワン。
 そう言われてみると確かに、茹でられたようにも見える……見えるか?あんまり見えないかもしれない。
 というか、モールス信号知ってるんだな。そりゃそうか、私がモールス信号を教わってる間もずっと見てたもんな。……ええい、まどろっこしい。
--・-・ ・ ・・ --・ -・ ・- しゃべりたい
「それは、難しいかな。ごめんね。」
 思ってもいないくせに、こいつ。