sousakuyamamusume
2025-07-06 11:02:39
494文字
Public ボイルドワンの夢小説
 

みている

ボイルドワンの夢小説

 私だけずっと視られているのもなんだか不公平だ、という、怒りにも似た感情が久々に湧いてきた。
 とはいえ、まばたき以外何もできない以上、できることといえばこれぐらいだ。
……今日はまた随分と熱烈だね……?」
 目の限界が来るまで目を開け続け、たまにまばたきをし、その後もずっと彼を見続ける。
 そちらが私を見続けるなら、私がそちらを見続けたっていい。そうじゃなきゃ不公平だ。
 私の左側に来るなら左を見る。右側に来るなら右を見る。頭の方に来るなら目一杯上を見て、足元に来るなら目一杯下を見る。常に視界のどこかに彼を捉え続ける。