創始四百年記念
十四世林喜右衛門 襲名披露能 東京公演
観世能楽堂
2025年7月5日(土) 13:00開演
「翁」
翁:林宗一郎 改メ 林喜右衛門
三番叟:野村萬斎
千歳:関根祥丸
面箱:野村裕基
笛:竹市学
小鼓:大倉源次郎、清水和音、大倉伶士郎
大鼓:亀井広忠
舞囃子「高砂」八段之舞
観世清和
笛:松田弘之
小鼓:飯田清一
大鼓:原岡一之
太鼓:金春惣右衛門
狂言「末広かり」
果報者:野村萬斎
太郎冠者:野村裕基
すっぱ:野村太一郎
後見:月崎晴夫
笛:松田弘之
小鼓:飯田清一
大鼓:原岡一之
太鼓:金春惣右衛門
仕舞
「小袖曾我」 観世喜正、観世和歌
「三山」 観世銕之丞、観世淳夫
「仕舞」笠之段 梅若紀彰
「国栖」キリ 山階彌右衛門
能「石橋」大獅子
少年/白獅子:林喜右衛門
赤獅子:観世三郎太
仔獅子:林小梅、林彩八子
寂昭法師:宝生常三
仙人:野村太一郎
笛:杉信太朗
小鼓:曽和正博
大鼓:亀井広忠
太鼓:林雄一郎
*・*・*
林先生、ご襲名おめでとうございます!!
ということで、番組をご覧の通り、仕舞も含め様々な親子共演もあり、とてもとても豪華な会でございました✨✨
そして、脇正面最前列という神席だったので、一流の能楽師さん達のオーラをビシバシ浴びて、とても幸せな1日を過ごす事が出来ました🥰
今回の御縁を結んでくださった方には、この場を借りて改めて感謝致します🙇
「翁」
有り難い事に、翁は何度も観てきたけど、やはり裕基くんの面箱が一番緊張感伝わってくるなァと。あの大きな身体で、この世で一番大切な物と言わんばかりに本当に大事そうに運んで来るんだよね🥹
関根さんの力強い千歳も素晴らしかったです。表情も全身も凄い気迫を感じました🥹
そして、林先生の翁は、とっても良いお声で能楽堂全体を包み込むような包容力を感じました🥹
そういえば、ここ最近に観た翁は、なんて言ったら良いんでしょうか
…大御所様の方々が多かったので、比較的若い方の翁は久しぶりだったように思います。
なので若さ特有の活気から、林先生がこれから喜右衛門という名前と共にご活躍される未来を感じさせる、まさに始まりの「翁」のように感じました。
そして、萬斎さんの三番叟へ。
入場直後は神妙な面持ち(美しい横顔)で集中力を高めてる様子でしたが、林先生の翁が謡始めるとスイッチが入ったのか、ふと口角が上がって表情が少し緩んだのが印象的でした👀
三番叟のお囃子が始まると、目をカッ開いて凄い気迫の表情を見せながら立ち上がりましたが、直ぐ様、いつもの得意そうな笑顔😏に変わり舞い始めました。
でも今回は萬斎さんのテンションよりも先に、お囃子の勢いが凄かったように思います。萬斎さんの事を熟知してるメンバーでしたからねぇ😏(特に広忠さんが大鼓をカッと鳴らす度に、萬斎さんの口角も上がるという🤭)
やはり全力で挑まないと、“野村萬斎の三番叟”には勝てないのでしょうね。まさに萬斎さんを煽るかのようなお囃子と、その期待に応えるかのようなキレッキレの三番叟。
お囃子の上昇気流に乗って、足を上げる高さも、烏飛びも全力で高さがあり、ついでに口角も上がりっぱなしで、揉の段は、まさにバトってる印象でした。凄かった😳✨
そして鈴の段では舞の動きは激しく無いものの、一つ一つの型の力強さは更に増し、その美しさに酔いしれました✨
世界一美しいと言われる面返りも、横から観てもそれはそれは美しくて、これぞ芸術点満点だと思いました🥹✨✨✨
やはり、この人の三番叟は神そのもの🥹✨
てか、三番叟を観過ぎてるのか、観る度に体感時間が短くなってる気がして💦楽しい時間はあっという間と言いますが、幸せな時間もあっという間ですね🥹
にしても、萬斎さんは以前、年齢的にも今後は舞い方を万作さんのようにシフトしていかないといけないような事を仰っていたのですが、今回のお囃子を聴いていたら、まだまだ、ゆったりさせて貰えそうにないな~と思いました😂
てか狂言獅子(三点倒立)を2日連続で演って、その直後に三番叟踏めるんだから、まだまだ、まだまだ若いなーと思います🤭
狂言「末広かり」
主から末広がり(扇)を買ってこいと言われた太郎冠者が、すっぱに騙されて唐傘を買ってきてしまうお話。これも過去に何度か拝見していますが、裕基くんの太郎冠者は初めてかも。萬斎さんでも観たことあるけど、どちらかというと中村さんで観ることが多いイメージなので新鮮でした。
裕基くんはホントに表情豊かになって、表現力も増し、こういう役が似合うようになって、親子で出来るようになったんだなァと思うとしみじみ🥹
てか裕基くんが傘を開いたり閉じたり、末広がりの説明をしている時の姿がカッコよくて、それを見て怪訝な顔をしている萬斎さんとの温度差が面白おかしくて笑ってしまいました🤣
萬斎さんの果報者は、類似狂言の「張蛸」で観たことあるので、久しぶりに観てやっぱり可愛いな、と。太郎冠者の謡につられて体が動いてしまうところは、先程のお囃子との相乗効果を感じた三番叟と重なる部分もありました。
てか三番叟の後だったので、序盤は若干声が出づらそうでしたが(三番叟の後は声が枯れると聞いたことがある🙄)、それ以外はピョンピョン飛んだりしてて、とっても元気で、やはり体力オバケでした😂
能「石橋」大獅子
こちらも観るのは3度目。半能で上演されることが多いとされる演目ですが、有り難いことに今のところ全てフルバージョンで観れています。
今回は、白獅子、赤獅子、仔獅子×2という豪華な組合せでしたので、とても華やかでした!🥹✨
仔獅子は目元だけ見えていて、狂言獅子のような姿なんですね。メインの二人に比べると、とても可愛らしかったです。
また機敏に動く赤獅子と、どっしりと構えて動く白獅子のコントラストが印象的でした。とはいえ、林先生と三郎太さんの動きは、合わせる所はしっかり合わせており、息ぴったりで素晴らしかったです。
てか何気に先週の道成寺に引き続き、今回も歌舞伎座と映画「国宝」で「連獅子」を観た直後だったので、こちらもタイムリーでした。全く狙ってなかったので、偶然なんですが。
過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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