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ぽふむん
2025-06-28 22:14:52
1800文字
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ワンドロ
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甘藍娘
#童しの版深夜の真剣物書き60分一本勝負
「夏衣」
えろくはないけど、大正時代の上流子女の性的知識について言及してます
氷柱ifですが、童磨さん不在
✨👴🏻が何故か懐妊中のしのぶちゃんの元に、相談希望の女信者を連れてきました。
訳が分からないながら、人のいいしのぶちゃんは話を聞いてあげます
甘藍とはキャベツのことです。
信者の女の子の夏物ワンピース(夏衣)の色味を詳細に書きたかったけど、現代風のなんちゃって大正ロマンのものしか見つからない💦
何でこうなってるんだろう。
しのぶは唖然として、目の前にいる二人の少女を見つめた。
一人は十八
しのぶと同年の娘だ。
世間では成り上がりものとバカにされながら、婿養子として某大財閥のトップに登り詰めた者の娘だ。
ハイカラで涼し気な、夏物のワンピースを着ている。
カナヲと同年という少女を伴っている。
こちらも、かなりハイカラな娘らしい。
膝丈のワンピースだ。
二人はよく似た顔立ちだが姉妹ではない。
おばと姪だ。
年嵩の方が、財閥の社長の六女
幼い方が六の姫の姉の娘だ。
二人は真面目くさった顔で、しのぶの前に座している
その背後には神山が、しのぶに『申し訳ない。助けてください』というように拝むポーズをしていた。
「ど
……
教祖様を差し置いて、私に相談とはいったいどういうことなんでしょう」
あまりにも困り果てた神山の仕草に、少し憐れみを感じたしのぶは教祖代理として質問した。
すると、六の姫が口を開く。
なんでも、神山に「教祖様にはこの話はするな」「こういうことは女同士で」そう強く言われ、ここに通されたらしい。
「私は十五で婚約をし、十七で女学校を退学し結婚。今に至ります」
六の姫の言葉にしのぶは黙って頷いた。
「結婚して一年
…
夫とともに手を取り合い甘藍を育てました」
「はい?」
唐突に出てきた『甘藍』という言葉にしのぶはキョトンとする。
「なのに
…
いつまでたっても甘藍に子が入っておらぬのです。たくさん食べましたが孕みませぬ」
何を言い出した。この娘は。
しのぶはさらにキョトン顔。
「義父も義母もお子を、孫を楽しみにしておられます。何がいけないのでしょう。ご教授を」
え
…
えーっと
しのぶはしばし脳内を整理し、理解した。
このクラスのお嬢様の性的無知は凄まじいという。
下々との落差が激しい。
七つを過ぎれば男女席を同じくせず、結婚するまで隣を歩くなどとんでもないこと。
手などつなごうものなら孕んでしまうということまで言う女もいるという。
子供は甘藍から生まれるだの、コウノトリが運んでくるだの
そんなことを真面目に言う女もいるという。
(あー、私もそれなりの生まれでしたが
…
男社会で擦れたもんですね)
しのぶは思わず天を仰いだ。
神山がこの娘をここに連れてきた理由もわかった。
要するに、この娘は『どうしたら妊娠するんだ。教えてくれ』と聞きに来たのだ。
神山の判断は正しい。
そりゃあこんな事、男に聞くことではない。
こんなことを相談されているのか?童磨は。
そりゃあ、時々虚無りたくもなるだろう。
なんだか童磨の心境が少しわかった気がした。
「あとはおなご同士で。私は教祖様の所へ戻ります」
神山がそそくさと逃げるように襖を締め去って行った
(あー!神山さぁん。待ってぇ)
そうは思うが、神山だって男性だ。
男の前でするような話ではないのだろう。
気を取り直してしのぶは聞いた。
「で、そちらのお嬢さんは今回、何故お供をしているのでしょう」
そう、こんな話になぜ姪を連れてきているのだろう
「私も この度婚約が決まりまして
…
是非甘藍の育成方法をご教授頂きたいと思いまして、無理を言いました」
姪の姫はしのぶのややふくよかになった腹を見つめながら応えた。
気づけば、六の姫もしのぶの腹を見ている。
そして
…
目つき
そこでしのぶは気づいた。
この二人
大人の思惑を察して、カマトト振っているが
…
性知識そこそこある!
そりゃあそうだ。
六女ということは、五人姉がいる。
そして全員子がいる。
六の姫以降だという。
娘にも、孫にも当世風の性的に無知な、品行方正な淑女に育てるため、英才教育を施し出したというのは。
恋愛物語すら読ませなかった。
恋のこの字も教えない。
触れさせないようにしたという。
だが
六女ということは姉がいる
女学校に行っていたということは、同級生との交流もある。
間違ったものかもしれないが、全く無知なわけはない。
抑制すれば、余計に興味を示すものだ 。
案の定だ。
「教祖様と奥方様
…
どんなセ
…
なさってるんですか?」
ついに二人が直球で聞いてきた。
しのぶの背中に冷たいものが走る。
まさか、あんな自分の方が奔放だの、アブノーマルだの
言えるわけが無い。
言っていいのだろうか
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