かずい
2025-06-27 17:58:29
7224文字
Public
 

不死身の血族感想

ネタバレ注意

※以下、映画観ながらメモ取るなんて無粋なマネできないので記憶頼みの初見感想(&2回目&3回目の感想追記混じり)です。え?というところがあってもそうだなお前の目や耳にはそう見えたそう聞こえたんだなと流してやってください。

映画泥棒のルパン三世版作って流してほしいなと思いながら今か今かと待っていたらあのザサのOPが始まって思わず姿勢を正した。

主要五人のキャラクター紹介から入るのニコニコ。1stのやつだ~。『クールなガンマン』については疑義を呈したいと常々思っているよワンコだろう1stもザサも。いやザサは墓標ではクールだったそこはそう。

今までのおさらい付きの親切設計。偽ル様大画面で見られて感謝。圧倒的感謝。

古城をアジトにしてるル様めちゃくちゃ好き。好きすぎる。上等な酒を飲みながら静かに盗品を愛でてそう。
モノ(思い出含む)に執着するル様って今まであまりそういう解釈考えたことなかったけどこれがvs複製人間に続く系譜であることを踏まえると己の中の虚無をモノで埋めようとしてるのでは?と思い至るにつけ、ワァとなるなど。
まあザサルはあんまり虚無抱いてなさそうではあるのだけども。

お互いに容赦なくドッグファイト&撃ち合いするルと銭いいね。

軽率に神頼みする次ちゃんかわいい。

墜落時に一番素早く脱出し始める不ちゃんマジ不ちゃんだし義理堅いと冒頭で紹介されてたのにパラシュート残り1個を容赦なく持ってく次ちゃん笑うし残りの二人はどうすんのかなと思ってたらごえwww寸分の躊躇いもなく身一つで飛んでマジでごえはごえだったwwwル様も大概超人だったわけですが。墜落ぐらいで死ぬわけない感すごい。
あと視認できる限りのコマ送りで飛び降りる直前の次ちゃんの動きめちゃくちゃかわいかったので早く本当のコマ送りで見たいです円盤はよ。

あっさり見捨てたくせにル様の姿が見えなくなるとすぐ心配になっちゃう次ちゃんもマジ次ちゃんよな。いやでも別にル様も好きで急いで降りてったわけじゃないと思うよw

空飛ぶごえにふきだしそうになった。器用なことしてんなwごえがごえしてて嬉しい。ひとりでも着地できそうだけどちゃんと助けてあげる次ちゃんもお礼を言えるごえもえらいね。

武器オタクみある次ちゃんかわいい。嬉しそう。

不ちゃんと銭さんがペアになるのか!と思ったら案外あっさり別れ別れに。ヤエル奥崎がコソッと不ちゃん連れてく画がなんか面白かった。ガンマンだもんねフィジカルオバケ銭さん相手に近接は無理だもんね。

ル様のシーン、ここで体内みたいだなーと思ったら体内だった。蠕動運動の描写がうますぎて逆にオチが読めちゃった感はあったかも。人型ムオムはポリープみたいなもんだったってことで。

普通にル様と会話してるのにサリファが「わたしは通訳」って言うからゴミ人間とムオムの通訳かと思ったら違った。ムオム急に人語話さなくなったからどういうことかなーってなったけどル様に撃たれて再生したあとのムオムは前に喋ってたムオムとは体組成は同じだけど別物ってことでいいのか。ベニクラゲの生態をル様が解説してくれたシーンでやっとそこにたどり着けた。それまでずっとなんで人語話さなくなったんだってなってた。
ベニクラゲの生態って広義のクローンってことかな。ベニクラゲの生態やその研究まで知ってるル様がル様でときめきメモリアル。どこで活きるかわからないようないろんな知識を並外れた頭脳にため込んでるんだろうなぁ。wikiいらずあるいは生きるwiki。集合知が個人の脳にあるってすごいな。わからないことあるとル様に聞く次ちゃんいそう。「OK,Google」のテンションで「オイ、ルパン」って言ってそう。

思考が盛大にずれたので閑話休題。

熱がる不ちゃん今まで聞いたことない声でかわいい。

ヤエル奥崎そういえば墓標でも不ちゃんに無体を強いる人でした。この男ムッツリだなさては。

次ちゃんに執着してるー。お前も次ちゃんの昔の男になったか。ほんと因縁ホイホイだよな次元大介という男。

ムオムの記憶の一部を流し込まれたル様。よだれ。よだれ。よだれ。(落ち着け。)
これル様だからふらふらになるだけで済んだけど常人だったら脳がぶっ壊れていたのでは。ゴミ人間が理性ないのはそのせい?ゴミ人間の説明ほぼ聞き漏らした気がするな仮面してるのはできそこないってことだけ記憶にある。仮面してないのはそこそこのできだけど任務にしくじったから島送り。脳が壊れて使い物にならなくなったとかも言ってたような。2回目見るときこの辺もっとちゃんと聞きたいな。

Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、てっきりDNA保管してる試験管的な物かと思ってたらまさかの本!え、一世と二世と三世のこと全部書いてあるんですか。売ってください。

ムオムが食べてるの梅の芽?花?いや梅では全然ないよくわかんないけどなんか食べる音と見た目が合ってないなとそんなことが気になってしまった。花びらみたいに見えるのに咀嚼音がナッツ。

不ちゃんを助けるごえよかったなぁ。迷わず助ける一択なのマジでヒーローだし不ちゃんが裸なのを認識して駆けつける前に布を調達するの紳士だしでも全然面積足りないうえに不ちゃんに「なにこれ」言われるのおもしろかわいそうで大変すばらしい。

瞬間移動してるっぽいのはなんだろうなぁ。普通に抜け道があるってだけ?ラスト付近で不ちゃんが降りてった階段が島の全土と外部にも繋がってる?のか?

ホークや銭さんに石川呼びされるごえ。なんか好き。

ホークが思ったより可哀想な奴だった。もっと人を傷付けるの楽しい猟奇野郎かと思ってたよ。ていうかホークここで終わりだと思ってなかった。ヤエル奥崎はだいぶ最後までがんばってたのに機械の腕を生やしてもらえてないのもなんだろう血煙のときはサリファと暮らしてたっぽいのになぁ可哀想。

ムオムのむっふぁ~!が大変臭そうだなって思ったらごえが「獣の臭い」って言ったからマジで臭かったんだな。臭いを絵にするのすごいな。

唐突な字幕。サリファの通訳は優しい翻訳がされてましたね。

いつになくマジなル様に煙草一本ねだられて全部で応える次ちゃんのビッグラブこの島から出たら返せってそれ死亡フラグではだけどまあル様だからね。出られないわけがない。信頼の証ってもんよ。

ル様の指先がモザイクになってるシーン、一回目は見間違いかと思ったけど二回目見たらやっぱりモザイクだったw中指立ててます?円盤でモザイク取れるかな。

信じがたい不死身っぷりを目の前にして困惑というか愕然というか恐怖すら垣間見せるル様のお顔だけでしか得られない栄養があることを知る。ここめちゃくちゃ表情動く。ここだけじゃなくて全般口がただのパクパクじゃないシーン多くてすごいなっていう。

ムオム怒りの噴火のあと、ル様が何かに気づいた顔してるカットがちゃんとあったことに二回目で気付いた。ここで確信したのか!

ふらふらル様、そっか「急いで降りてった」っていう冒頭の次ちゃんのおもしろ台詞はここにかかってくるのか。一番最初に着陸してしまったル様が一番毒を吸っている。

銭さんがル様の身投げ(違う)を引き止める顔が慈愛に満ちていてな。

それに対してうっかりを装ってどぼんするル様、この時点ですでに島の真相には気付いているわけで銭さんについてこられると後々(もっと具体的に言えば全部終えたあと脱出の際に)厄介だという計算かな。まあそもそもひとりでやらせてくれって仲間とも別行動してるわけだからここで銭さん引き連れていくわけないか。

足の指の力まで人外なごえがマジでごえでwwwなんだろうごえがごえであるほど草生やしたくなる。おもしろいくらいに強いんだもん。

次ちゃんがゴミ人間にツカツカツカガシッされるシーン(伝われ)で「じげが痴漢されてる!」と思った人たぶん自分以外にもいると思う。思ったよね。思ったよ。

熱がる次ちゃんかわいい。でもこれあとのシーンでもそんなにひどい火傷してなさそうだからマジでアチチッレベルっぽいのが敵ながら哀愁。

弓の人はなんだったのかな。いやまああの人も脳がやられてるんだろうから何もどうもないんだろうけど。

ル様が死んだと言われても絶対信じない次元大介という男。なんつー顔すんだよ。信じないと言いつつ心配もしてるけどやっぱり信じない顔。ル様を信じると決めてる顔。仲間じゃないって言ってた墓標の頃からどれだけル様の逃げ足の速さを目にしてきたのかしら。どれだけ一緒に逃げ回ってきたのかしら。気になる。とても気になる。興味津々。

ヒゲ、ムシ。聞こえたぞ。字幕ついてたけど確実に言ってたぞ。笑ったぞ。

ヤエル奥崎という名の昔の男に命を狙われながら命を助けられる次ちゃん。そういうとこやぞ。

「どこのどなたか存ぜぬが」ル様も次ちゃんも島に連れてきておいてごえと情報共有してないのわろた。

これ以上ないくらいそれどころじゃねぇ場面でお宝探しに行く不ちゃんが大変に峰不二子していてよろしい。戦うよりお宝!

ところで銭さん、この島に来る直前のふたるで瀕死の重傷だったはずですがもう治ってません?不死身の血族って銭形の血では?

そんで本当のピンチのピンチで次ちゃんを助けてくれる遠隔ル様。なんという見ているかのようなタイミング。運命力。

墓標は次ちゃんの射撃、狙撃の能力にスポット。
血煙はごえの居合いの能力にスポット。
峰嘘は不ちゃんの悩殺の能力にスポット。
ふたるは銭さんの正義感、フィジカルにスポット。
どれも敵と対峙することで描かれたけど、血族はル様の頭脳にスポットを当てて敵と対峙したときにはもう決着がついてるのマジでル様がル様してて最高だった。最高だった。ル様のBANGありがとうございますありがとうございます。偽ル様のBOMBと並べて浴びたい。

興奮するル様に興奮する。

信じちゃいけないもの、酒の記憶と女の誘惑、世界地図。それから歴史?本には人の歴史が書いてあるってムオムも言ってたしな。
でもそれらより何より信じちゃいけないのは『ルパン三世の死』だよなぁ?っていうね。ル様ほどの嘘吐きはいないんだぜ。何せ人生をフィクションと言い切っちゃうんだから。

冒頭の「待ちくたびれただろ?」といいこの「人生はフィクション」発言といい、このル様、低次元から高次元は観測し得ないという物理法則を無視して二次元からこちら(三次元にいる我々)を観測しているような発言するからワクワクしちゃう。サムくならない程度のメタっぽさ。ル様ならあり得る。

いや待て。3回目観て思ったけどこの『人生はフィクション』をメタ発言としてではなく素直に受け止めると、ル様がザサで見せてきた三世像も所詮すべてはウソだよってことなのでは?信じちゃいけないものの四つ目は『ルパン三世の死』でも『歴史』でもなく『ルパン三世そのもの』?
本に書いてあるのがルパン三世の歴史=ザサや例の18歳の思い出やらだとして、それに執着してみせたのもムオムと『楽しむ』ためのウソでいやなんでそんなこと思ったかって、だってこのル様はvs複製人間のル様なわけで、ということはその精神の奥底にあるのは『空間! 虚無!』なわけでザサのル様は人間味があってイマイチその辺ピンとこなかったんだけどそういう『人間味がある』という印象すらもル様が『楽しむ』ための『フィクション』だとしたらっていうまあそういうこわいル様もいいなっていう願望なんですけども。


ル様が例の本を捨てるシーンで思ってたよりでかい本だったことを知る。そりゃすべてが書かれてるんだもんな。ここでやっとふたるのときに『盗まれた俺』を奪い返せたんだなって思ったよ。俺を知るのは俺だけでいいっていういや、一世からあったからルパンを知るのはルパンだけでいいかな。
偽ル様はこの本を読んで『ルパン三世』を学んだのかな。多分この本に原作コミックのページあるでしょ。原作とアニメのルパンのここが違う特集とかあるでしょ。「(アニメ畑の奴らは)どいつもこいつも情けねぇ奴らだ! 人ひとり殺せねぇなんてよ!」でしょ。偽ル様原作至上主義過激派説。

偽ル様のルーツはわからずじまいか?!と思ったらマモーがちゃんと拾ってくれた。やっぱりブレーリンの影武者も複製人間だったか。サリファも偽ル様も影武者もクローンの試作品ってことか。
サリファも個体ごとに声が違ったのが細かいなって思ったよ。偽ル様はル様と声違ったのにサリファはみんな声一緒だったら矛盾するものな。
声が違うのはそこまで完璧なコピーではないことの表現な気もするからとてもいい。劣化コピーはvs複製人間でも描かれてたし、とてもいい。

ここも3回目にしてやっと理解が追いついたのだけどマモーがムオムの不老不死について『私とは別のアプローチで』って言ってて、それがベニクラゲの研究だったってことで、つまりベニクラゲの研究をしてたのはムオムでクローンの研究をしてたのはマモー。てことはこのマモーがモニターに映したクローン三体(サリファ、偽ル様、影武者ブレーリン)はムオムが作ったわけじゃないってことか。
ということがわかって、ああ!とすっきりしたというかわかったような気になったというか、偽ル様を送り込んだのはムオムではなくマモーなのでは?ヤエル奥崎、ホーク、ビンカムはムオムが作って送り込んだ殺し屋で、偽ル様はマモーがクローン実験も兼ねて用意したテロリストなのかなっていう。偽ルだけ異質(一味を殺害するのが主目的ではなさそう)なのはそこに起因するのかなーと思った次第。
血族ではサリファが島に誘導したっぽいこと言ってるのにふたるではル様がよっぽど島に近付けたくないようだぜと言ってたのがずっと引っかかってて、それもここに関係するかなと思ったけどそれは単純に来ないでと言われれば言われるほど行きたくなるル様の特性に合わせた招待だったというのもありだからなんとも。


主題歌というかここでしか流れなかったけど絵も音楽もめちゃくちゃかっこよかった。本編の作画が正直今までのザサと比べるとだいぶ崩壊気味というかなんというかうーんとなるシーンが多めだったからこのMVで目の保養ができた。めちゃくちゃかっこよかった。あと迫り来るホークのお腹ね。

こばきよさんのお名前見るだけで泣ける。好き。いつまでも。

ラストのお墓参りシーン、墓石破壊だけじゃル様本当に生きてる?ってなりそうなところ次ちゃんにだけはっきり次ちゃんにだけ伝わる次ちゃんだけ気付く生きてるメッセージ残してくル様。盗られたら取り返すけど借りたら利子付けて返す律儀なル様。

偽ル様が出たあと本物死亡説が流れてかと思えば逮捕されたと情報が!なんて、ICPOが島に関わったら皆消されると言ってたうえに銭さんの証言まであるんだからル様死亡説は捜査機関内部でもだいぶ信憑性のあるものだったろうしこのモブ捜査官の混乱っぷりが世間のリアルな混乱なんだろうなぁ!と思うとわくわくしちゃうね。不死身の血族。ムオムは死んだから、やっぱりルパン三世が不死身の血族だったわけよ。最高か。
小池版vs複製人間とか作る予定ないのかな。この続きも観たい。オリジナルのvs複製人間大好きだけどそれとは別で作ってほしいまである。

とりあえず思い出せるだけ書いた。まだまだ思ったことあったはずなんだけど強靭な記憶力がほしい

1回目のとき浮かれすぎてパンフレット買うの忘れるとかいう意味分からんことしてしまったので2回目で買ってきて読んで宇宙猫。ル次、アレでビジネスライクです?煙草を貸し借り利子って字面だけではまあそうなのか?いやでもしかしいやうんそうかそうなんだアレでビジネスライクなら真の友情を深めてしまったときル次はどうなるのか。どうもこうも様々なLPNⅢが過去に証明してきてるわけだが。ル次の仲は深淵。

ものすごくおこがましいこと承知で、脚本のたかはしさんの「『ルにしか気づけない謎』を設計することが難しさでありやりがい」っていうのがめちゃくちゃわかるなー!と共感。
ル以外の登場人物のIQを下げないまま、リアルの観客にもルと同じだけの情報を与えつつ真相に気づかせないまま、ル様だけが真相にたどり着くシナリオってめちゃくちゃ難しいけどそれでこそル様っていうそれを書きたい気持ちめちゃくちゃわかる
いやしかしル次の関係をアレで「いつ裏切ってもおかしくない」つもりで書いたってのはわからん。わからんぞ。裏切らないだろアレ。すんごい顔して「逃げ足だけは速いんだ」ってル様への特大の愛を語ってたよ。

ルパン三世を次世代の創作者へ繋ぐという監督の意図があったからこそ、ここまで新しい、でも確かにルパン三世という作品になったのだなとしみじみ。
従来のあの声、あの音楽、あの絵っていう『お約束』のアイコンで50年、60年は保てても、100年となると確実に世代交代は起こるわけで、そうなっていく過程にあって過度な懐古主義を打破して、でも決して偉大なる過去を否定するわけでなく基軸は失わないで、っていうのは本当に大変な挑戦だったと思うし、ザサは可能な限り最大限で時代とともに死に逝くルパン三世の世界を生き返らせてくれたんだなっていうそれこそベニクラゲのように。大事な核を残して生まれ変わった。個人的にはそう思うわけです。そこにはやっぱりいろいろ意見はあるだろうけども、自分は歓迎したい。大歓迎。100年でも200年でも続けてほしい。不死身のルパン三世いいじゃない。