takemaru74
2025-06-26 14:44:27
7115文字
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俺得双璧趣味盛り盛り三部作について

動画作ってた頃の思い出語りです

こんにちわ、稲葉沼から富田沼にも転び、見事双璧沼の辺境で沼淵を掘っているのそりです。

ちょっとした事情で動画作業ができないので、個人的に思い入れのある動画について語っていきたいと思います。
稲葉江の「メビウス」富田江の「ボッカデラベリタ」、そして双璧の「エバ」は、自分の中で「過去最高に自分の趣味を限界まで詰め込んだ俺得3部作」です。
そもそもこの3作を作ろうとしたのは、2年くらい前(富田江未実装)に、歌い手の梵人さんの歌ってみたを聞いて原曲3曲を聞き、世界観に圧倒され、きさらぎ式稲葉江さんで動画作りたいと思った事がきっかけでした。
もともときさらぎ式稲葉江さんに沼ったきっかけが、梵人さんの歌ってみたに雰囲気が滅多くそ似合うな????というよくわからない動機から始まったので、できる限り梵人さんの歌ってみたで動画を作りたいのと、あと梵人さんの歌う曲のチョイスがめちゃくちゃ良くていちいち心に刺さってしまったんですね。
なのでテスト動画も含めると通算2年がかりで作った動画たちです。


1.メビウス
最後まで構図が浮かんでいなかったのがこのメビウスでした。
それが一気にキマって作れたのは、自分のもう一つの趣味なサイレント映画鑑賞のおかげです。
実は自分、音声が録音して同期される技術が無い時代に作られたサイレント映画(1880~1930年代あたりまで)を見るのが好きなんです。
色もないモノクロの画面で、俳優が口パクしながら舞台演劇さながらな今見るとだいぶ大袈裟に見える身振りで展開されるドラマの雰囲気が、個人的に好きなんですよね。
特に1920年代ドイツの映画が好きでした。
というのも、当時のドイツは第一次世界大戦に敗戦したばかりでしかも絶賛大不況。国が本腰を入れて産業にテコ入れをした結果、当時は新進企業だった映画産業が、名うての芸術家を招いて先進的な美術を取り入れた時代でした。
現代日本の高校美術の授業で多分出てきたかどうか微妙なんですが、「ドイツ表現主義」(German-expressionism)という最先端の芸術界隈の表現技法を取り入れたものでした。
それと当時の社会不安を反映してか、視聴者を不安にさせるようなホラーや悲劇が大ヒットするんですよね。
映画好きで物知りな方は「カリガリ博士のキャビネット」(1920,ロベルト・ヴィーネ監督)とか「ノスフェラトゥ」(1922,ムルナウ)、「最後の人」(1924,ムルナウ)を思い出されるのではないでしょうか。
これらの映画に携わった方々はのちにアメリカに渡り、アメリカホラー映画に絶大な影響を及ぼすのですが、それはまた別の話。

はい!!!!話が逸れましたね!!!!

メビウスですよメビウス!
もともと稲葉江は衣装的にインダストリアル系とか無彩色系の画が似合うと思ってこれまでレザーマスクとかレザーとメタル材質の目隠しとかを動画でお借りしてたんです。
そこで閃いたんですよ・・・のそりさんの好きなサイレント映画(モノクロ)、著作権保護期間過ぎてて誰が利用しても良いものが多いんですね(作品によります)。

えっもしかして、俺の推しモデルと推し映画を、共演で き ちゃ う ?

気がついたらインターネットアーカイブでお気に入りのドイツ映画をダウンロードして編集し、大興奮しながら一護牛乳さん配布のドラマツルギーステージのモニターに流してました。
このステージ、コンクリうちっぱなしみたいにハードな雰囲気が大好きなんですよね何度もお世話になってます!!!

ええぇ・・・しゅごい・・俺の大好きな骨太ドイツ人俳優フリッツ・コルトナー様と妖艶なルート・ワイヤー様が稲葉くんの後ろにいりゅぅ・・・最高か・・・。
謎の影絵使という役柄の往年のベテラン俳優アレクサンダー・グラナッハ氏によるちょっとトリッキーにすら見える所作と表情がめっちゃ好きぃ・・・。

と始終うっとりしながら編集したんですが、主役のはずの稲葉くんとどう映すかに頭悩ませながらカメラ決めてました(笑)
メビウスはカメラをイチからつけたので、カメラに苦手意識あるのそりさんとしてはなかなかに骨の折れる作品でした。
今回お借りした映画「Schatten」は「影」と言う意味で、そのタイトル通り影絵をよく使った画面が多いんですね。
のそりさんはMMDの地面影をこよなく愛する人なので、それを強調した演出に取り入れやすかったんです。
なのでなんとかカメラを手づけできたと思います。ガンバッタ・・・。

あとね、モーション修正。
トレース元の踊り手さんをガン見しながらちょっとでも近づけようとするのですが、いやまぁ難しい。
JUICYさんの素敵モーションである程度まで土台はできているけど細部がムズカスィいいイイイイ!
あぐら描きながら手を地面につくところとか修正難しくて泣いちゃったよ・・・きさらぎ式稲葉江さんの腕がいい感じに長くなかったらのそりさんの技術では手に余って泣いちゃったよ・・・ありがとうきさらぎさん、稲葉くんを腕長めに設定してくれてありがとう・・・まあこのモーションじゃなくても腕長いモデルさんの腕振りモーションはくっそ映えるんだけどね!!!!いつもかっこよく踊らせていただいてますワーイ!!!!
のそりさんは長年モーション修正に苦手意識あったので、こんなど素人の修正でもそれなりに見えるようになったんですが、ほんとここまで土台を作ってくれたトレーサーのJUICYさんはすげぇなと思いました。

そしてこの動画から少しだけ歌詞のフォントにこだわり始めました。
動画の雰囲気に合うようなフリーフォントをヒマを見つけてはさがしてブクマして、タイミングを見計らって一気にDLする作業をしているうちに、いい感じのフォントを揃えられました。

この動画では稲葉君にとりそば様の噛んじゃだめベルト(マズルガード)をつけていただきました。
いやぁ~、マズルガードいいですね、爪隠した能ある鷹ならぬ牙隠した刀剣男士ですね。
レザーなので稲葉くんの衣装とも相性良くて大好きです。
それと口元を隠すと目元が余計強調されるような気がして、目のモーフをテンション爆上がりしながらいじってました。
あと自分はモデルさんの顔に容赦なく黒い影をゴリゴリにのせるのが好きなんですが、たまに目元の影はきにいってるんだけど口元がモウチョイなんだ!てなる時があって、それをマスクとかで隠すと遠慮なく目元の影中心に照明を決められるのがすごい好きです!



2.ボッカデラベリタ

もともとこれは稲葉江で作ろうと思ってて、去年の夏あたりまで習作を何度か作ってボツってたんです。
おかしいなぁ、稲葉江のイメージにめっちゃ合うはずなんだけどなぁ???モーションも腰振り部分の腹筋の動きがマーヴェラスなんだがこう、ハマり過ぎているんだけれども、うーん・・・。

と悩みながら秋が過ぎ、冬になり、富田江のお正月のおみくじセリフを聞きました。

へぇ・・・富田くん、意外とはっきり嫌と言うんだ・・・へぇ・・・自己主張できない訳じゃないんだ・・・へぇ・・・へぇ・・・????と頷いてたら作ってました←
メビウスではめったに笑わない稲葉くんに少しだけ笑ってもらったので、それと対比で富田君の表情を曇らせることを目標にしてみました!
普段穏やかな人がちょっといやそうな顔するとドキッとしますよね、私もしますめっちゃ興奮しmゲフンゲフン失礼しました。

富田江のイメージが稲葉江と違って淡いながらも色彩豊かだったので、これまで稲葉君用に組んでいたステージからエフェクトから全て全とっかえしましたw w w w
ていうかモーション修正という0ポイントからの再出発でしたね。
でもこれもスイカ式富田江さんをじっくり操作する良い機会だと思って楽しんでました。
個人的にモデルさんは個性豊かなので、動画つくるためにどんどんさわっていく内に、どことなく「馴染む」感覚が経験上あるんですね。
そういうのが個人的にはすごく好きなので、この動画ではやっとスイカ式富田江さんの事が少しだけわかったような気がします(実際は全然わかってないと思う)

でも演出に超悩みましただって自分、これまで稲葉君を自分の趣味に巻き込んでひたすら無彩色な動画を作ってたので
友人から「印象派を意識してみたら?」と言うアドバイスをもらい、これまで色彩系は弱かったのそりさんが決死の意気で色だしをしました。

のーもあ黒!のーもあぶらっく!!!!いえすフルカラーハイビジョン!!!!

タイトルがイタリア語(メビウスはドイツ語)なので、イタリアっぽいイメージで行こうかなと思ってイタリアのサイレント映画とかも考えたのですが、富田くんには色彩を常に纏ってもらいたいという謎のこだわりにより、ステージはずっとゴシック教会でした。
富田君は明るい風景だけど宗教的には歴史が長いイタリア系かなと思っていたんですが、雰囲気的には北寄り(ゴシック)になりましたねw
あと好みの光の具合がどうやっても北ヨーロッパ的になってしまいました。友人に指摘されて初めて気づきました

この動画でつかった小道具は富田実装前に作った動画でお借りしたものをバランス考えながら装着していったんですが、富田君なんでも似合うね????
あれも似合うこれも似合う、と嬉しい悲鳴をあげながら作った動画でした。

実はこの時まで富田くんの表情に迷う時が多くてですね。
それまで、稲葉江の顔をいかにクールに見せながらも表情にびみょ~~~~~~~~~~~~に変化を加えるかを意識していたので、スイカ式富田江さんをお迎えしてから双璧それぞれの持ち味を出す表情を模索してたんです。
なので今回はほぼ初めての富田江単体動画として表情をいじりにいじりまくったので、スイカ式富田江さんの表情管理修行にはとても良かったと思います!

双璧の手のアクセサリーから、天使と悪魔と言う相反するイメージを極端に表現してみました。
本体の刀の由来的には全く関係ないけれども、キャラデザとMMD文化にどっぷりなのそりさん的にはやるしかないと思ったアクセ装着&お着替え演出でした。

今回、お着替えの方で衣装配布元のスイカさんにご協力いただけて本当に助かりましたありがとうございます!!!!
あらゆる意味でスイカさんがいないとできなかった動画です。
緊張のあまりゲロ吐きそうな思いでご相談に伺ってよかったほんと良かった


3.エバ 

実は1番初めに作り始めたのがエバです。
富田君実装前からテスト動画を作ってたので、2年くらいずっと試行錯誤してました。
スイカ式富田君の表情モーフにっこりをみた瞬間「これだああああああああ!!!!!」とガッツポーズをしたのを覚えています(笑)
ハートポーズとか、できればにっこりしながらしてもらいたいんです、のそりさんは。
のそりさんの貧弱な脳みそではにっこりしながらハートポーズする稲葉くんはなかなか降りて来なかったんです(泣)いやでも作ってたんですけどね、冷めた目でぶっ放すハートポーズ。それはそれで味がありましたが。
なのでにっこり笑顔で♡ポーズをするきさらぎ式稲葉江さんください!好きと作れるは違うんです!!!俺に作れない稲葉江の笑顔誰かください頼みますのそりさんはにっこり笑顔の稲葉江に飢えてるのに気が付いたら口角下げモーフをいじってしまうんです!!!!
にっこり笑顔稲葉江くださいこのモデルさんマジ笑顔かわいくて最高なんです(切実な願い)

はい、話がそれましたね、エバだよエバ!

実は、お借りする映画を初めに決めたのもエバです。
動画後半から出てくるモノクロ映像の方の映画は「群衆」という邦題がついているアメリカ映画です。
この映画の主人公はアメリカの独立記念日に生まれ、父親に「この子は英雄になるに違いない!」と期待され、本人も有名になるために田舎からニューヨークに出ます。
そこで美しいキャリアウーマンに「今に僕は有名になってみせる!」と啖呵を切って結婚します。
しかし結婚後はうだつが上がらず失業し、2人授かった子供の1人は交通事故でなくなり、諸々積み重なって奥様とは離婚瀬戸際まで行きます。
生き残った息子の「僕はパパ好きだよ」のセリフに一大奮起してこれまで散々見下していたピエロ的な職業を率先して行い、稼いだお金を握って奥様に懺悔して離婚回避してもらうと言う、当時としては大団円な展開なんですよね。

でも最後、コメディ舞台を見て笑い合う親子がどんどん観客として同化し、埋もれていく
ミクロ視点ではこれだけ感動的な展開を見せた家族も、いわゆるこの大衆社会を生きる群衆の一部でしかないのだ、マクロ的な視点で見ると大衆社会の歯車のひとつでしかない、という印象を受けます。
そんな映像展開にのそりさんのゾクゾク感が止まらなくてですね???
(ちなみにこれは監督キング・ヴィダーの狙いでもあったようです。そのせいでハッピーエンド版も別に用意されたとかされてないとか)(昔の映画って結構そういうのあるんですよね、救いようがなさすぎる結末だからせめてハッピーエンドな結末版も用意するみたいな)
1928年製作ですよこの映画????
まあでも実はこのころから「大衆文化」というものがインテリ層に注目された時代なんですよね。
ヴィダーがそこに目をつけないはずがないんですよ。
「平凡」を歌うエバには是非この映画とコラボさせていただきたいな、と前から思ってました。

ただ音楽がすごくテンポが速いというか忙しないので、少し退廃的な歌詞も相まってドイツの悲劇動画「ヴァリエテ」を前半にお借りしました。
これは「気がついたら群衆の喧騒に埋もれていた」展開の群衆と違い、「最初からファム・ファタールに狂わされていた狂乱」展開の映画です。
1920年代当時のヨーロッパでもよくあった見せもの小屋を経営し、ささやかな家族を養っていた主人公「ボス」(エミール・ヤニングス)は、とあるロマの女性(リア・デ・プッチ)に魅了されて出奔します。現代では意味分からんのですが、離婚もしないで女と逃げ回ってたんですこの主人公やばくね????(思わず本音)
でもそれも空想上の世界ではさもありなん、と納得してしまうほど、主人公の魅了される演技が神がかっていて、ロマ女性と一緒にいる時の彼の表情がまるで初恋に浮かれている少年みたいなんですよ、実質中年おじさんなのに←
それが現代に生きる中年おばさんののそりさんでも可愛いなって思ってしまうレベルなので、さすがエミール・ヤニングス、後にアカデミー主演男優賞獲っただけあるわ・・・と思います。
そんなモラルも何も崩壊して諸々ぐっちゃんぐっちゃんになった世界観が、「ヴァリエテ」にはあるんですね。
なので前半はこちらの映像をお借りしました。
1920年代の映画ではいわゆる「ファム・ファタール」(運命の女)と言うものが流行っていて、どんなに抗っても魅了されてしまう宿命の女、と言う役柄が出ていました。
まあ現代の感覚からするとそれってちょっととモニョる部分があるのですが、どう抗っても魅了されてしまうもの、というのはいつの時代にも誰にでもいつか現れてしまうと思うのですよね。「推し」ですね?
そんな存在に、つまりは視聴者にとっての「オム・ファタール」(運命の男)に双璧がなってくれたらなって念を込めながらこちらの動画を作りました(笑)みんな双璧沼へおいでよあったかいよ💕

だからこそ、しもねこ様のカメラは何が何でもお借りしなければならなかった・・・!!!しもねこ様のスピード感と儚げ感も含んだセクシーさを彩るカメラを生かし切るために、のそりさん頑張りました!!!!主にステージ選びと表情ね。
ステージと場面分けがこれまでになく大変でした・・・!おかげで変化に富んだものにできて嬉しかったです。

今回の双璧につけてもらった非公式アクセは制帽です。
一見してすぐミリタリーテイストを思わせるものですね。
江の衣装と親和性高いうえにあらゆる方面でデザインが対照的な稲葉君と富田君に、少しだけお揃いのテイストを加えたくてかぶってもらいました。
あと個人的にモデルさんの目元に影をつけるのが大好きなので、諸々がんばってかぶってもらいました。



そしてここまで書いてて気づいたんです、のそりさんの趣味、古い!!!!ふ、古いよおぉ
百年前の映画と共演させて萌え萌えしている性癖ちょっと偏ってない???と不安になってきました。
しかし仕方がない、ピーッ年前の子供のころから昭和レトロ趣味にはまってしまったのそりさんなんです、今更趣味の方向は変えられない

というわけで、令和のめっちゃメロい双璧動画をナウでヤングなむむだーさんがいつか作ってくださると信じて待ってます(泣)
俺に俺にナウでヤングな双璧をくれ!レトロゴシックな双璧なら唸るほどこちらのPCにあるから頼む!!!
別にナウでヤングじゃなくてもいいんです、双璧をくだされ・・・それだけで助かる命がここにあるんです!!!!


以上、全ては双璧に始まり双璧に終わるのそりさんの「俺得アクセ盛り盛り双璧動画感想」でした!!!!
ここまで読んでいただきありがとうございました!