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三毛田
2025-06-23 22:31:33
1094文字
Public
1000字4
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32 032. 好きと言って、愛してるって囁いて
32日目
君が好きだし愛してる
『好きだ、丹恒』
俺を見つめる真剣な瞳も。緊張で震えていた声も。
今でも、昨日のことのように思い出せる。
そんな彼に対し、真摯に応えようとした。でも、心の中はグチャグチャで、すぐに言葉を紡げず。
『数日、待ってくれ』
ようやく絞り出すように出た言葉は、それ。一瞬絶望したような表情を浮かべたものの、明確に断る言葉がなかったことと、〝待ってくれ〟を思い出したのが、笑顔で俺の手を握って。
『待ってる!』
いつもの笑顔で、はっきりと。
胸がキュンとして、倒れそうになったのは内緒。
「穹、今から時間をもらってもいいだろうか」
ラウンジでゲームをしていた穹へ、声をかける。
彼は手を止め、満面の笑みで俺を見上げて。
「うん! 資料室? それとも、俺の部屋?」
「お前の部屋がいいと、思っているんだ。いいだろうか」
「いいよ。ゲームもさっき一区切りついたし」
俺の手を取り、パーティー車両へと向かう。
ああ。心臓がうるさくて、その内壊れてしまいそうだ。
穹の手から伝わる熱が、気持ち良くて。
「飲み物、いる?」
「あ、ああ」
ソファーに座ってくれと促され、膝をくっつけて座り。
「はい、どうぞ」
「ありがと」
氷たっぷりの、砂糖控えめのカフェオレ。
一口、二口と飲んでいくと、気持ちが落ち着いてきた。
「それで?」
隣に座って、俺の手をそっと撫でてくる。
「お前へ、返事を」
「うん」
「俺も、お前が好きだ」
「ありがとう。嬉しい」
俺の手からカップを取り上げて、デスクへと置き。
それからキス。
唇から、熱が伝わる。
「愛してるよ、丹恒」
そっと離れて、愛を囁き。また唇を重ねられ。
俺たちは、恋仲になった。
「丹恒、大好き」
俺の頬を指先で撫で、それから耳にキスをしながら好意を囁き。
「穹」
「ん?」
「俺もお前が、好きだ」
「ふっ。嬉しい」
頬と唇に、キス。だから、俺も彼の頬と唇にキスを返し。
「好き」
「ああ、好きだ」
「愛してる」
「俺も、あ、あ
……
愛している」
恥ずかしくと、ちょっとしどろもどろになりながら伝えれば
「丹恒、可愛い」
ソファーに押し倒される。
「穹?」
「うん。ねえ、丹恒。もう次の段階に進んでもいい?」
「お前は、どうしたい?」
「進みたいなぁって」
熱を持った手が、俺の胸を撫で。
「駄目?」
俺の胸に頬をつけ、上目遣い。
きゅんとなる。
「わっ。丹恒、心臓がすごい」
「穹、そういうことは言わない方がいい」
「で、でも。丹恒のふかふかの胸が、すごい動くからさ」
「
……
お前が好きだからこうなんだ」
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