2025-06-22 22:25:46
2946文字
Public 未分類(ネタ帳
 

現パロ。ばんど🌟とその弟の翻訳家⚔ちゃんで、🍁⚔になる奴

鬱になってる⚔ちゃんとか、自殺衝動がある⚔ちゃんとか、鬱々

現パロなんだけど、応星が音楽に造詣アーティストとして名を馳せる一方で、フリーの翻訳家として隠れるように細々と働いてる刃ちゃん。

兄に憧れてて、誇りではあるけど劣等感も凄くて、兄の真似事をしたくて自分もやってみるけど上手くいかない。
顔も体格も声も体質も同じなのに、神に愛されたのは兄の応星だけで、人の著書を文字起こしするのも、結局自分では何も作れない事実を見せつけられているようで、時折、得も言われぬ不安感に襲われて、それを薬で誤魔化してる日々。
外に出ると、応星のファンが目敏く刃を見つけて
「髪イメチェンですか?眼はカラコン?凄い格好いい」
なんて言ってくる。
「人違い」
だけで逃げるのもうんざり

そしたら、
「刃、なんか双子の弟が居るってファンが信じてくれなくてさ、一緒に写真撮てくれよ」
どうも、刃が度々ファンに捕まって、無視するのが「態度悪い」みたいなボヤ騒ぎになってるとかで、人違いを証明したいらしい。

一緒に写真を撮るとか死ぬほど嫌だけど、それで人違いが減るなら。と思って許可したら、
「溌剌とした応星と違うアンニュイさがいい」
「黒髪と赤眼がエキゾチック」
「モデルとかやればいいのに」
なんて別の方向でバズってしまい、変なファンがついて本業にも支障が出てくる羽目に。応星と違って弟は一般人だから。って忠告しても群がる衆目の眼は収まらず。
心労で鬱が酷くなってしまう刃ちゃん。
応星の勧めもあって仕方なく引っ越したら、リテラシーの低い引っ越し屋が、勝手に写真を撮って新住居を暴露する。
そしたら、知らない人が訪問してきたりして、怖くなった刃何も持たずにそこから逃げ出して、顔を隠しながらふらふらしてたら海にかかった大きな橋に辿り着いて、どうせ自分は応星の劣化コピー。ここから落ちれば開放される。って思考に取り憑かれて、歩道の手摺りから身を乗り出そうとしたら止められて、振り払って逃げようとするのに案外力強くて、なんか学生っぽいけど見た事ある顔で首を傾げてたら手を掴んで、その子の家まで連れてかれた。
「あの、応星さんとそっくりな人保護した……
とか誰かに向かって声をかけるから、ずっと俯いてた顔を上げたら、顔色が真っ青の応星と、その仲間が集まってて刃を見るなり応星が飛びついて「よかった」とか言いながら号泣する。
「俺がSNSになんかお前の写真上げたから、ごめんな」
飛び出した原因はそれだけど、根本的な部分は応星への劣等感だから、「また、応星と比べられて、落ちこぼれで、みっともない自分を認識しなければならなくなるんだ」とか今直ぐ死にたくなる刃ちゃん。

そしたら、刃を連れてきた学生が気を利かせて、精神的にも肉体的にも疲れてるようだから、接触は控えるべき。とか言って皆を帰らせる。
良く見たら、応星の仲間である丹楓とそっくりで、弟らしい。
「お風呂に入って、ゆっくり休んで下さい。食べられそうな物を置いておきます」
って言われてお風呂場に押し込まれる⚔ちゃん。
流石に人の家で死ぬのは、って最低限の倫理観が働いて衝動を抑え込み、言われたとおりに風呂に入り、部屋に案内されるとゼリー飲料が大量に置かれてて、その内の一つを丹楓の弟が渡してくれる。

お洒落で髪を伸ばしてる応星とは違い、顔を隠したくて伸び放題の髪を櫛で梳いてくれて、髪を乾かしてくれる弟くん。
ゼリー飲料を飲みながら、ぼろぼろ泣いちゃう⚔ちゃん。心底疲れすぎてて、何も言わない弟君の優しさがありがたくも情けなくて、髪が乾いたら背中を優しく叩いてくれるのも辛いけど嬉しくて、寝落ちするまで涙が止まらなかった⚔ちゃん。

久しぶりにゆっくり眠れて、少しだけ精神は安定するけど人目が嫌で、クローゼットの中に潜り込んじゃう⚔ちゃん。
「刃さん?」
って弟君の声がするけど、頑なに出て行かない。
そうすると、次第にトイレに行きたくなって、気配がしないから流石に居ないだろう。申し訳ないけどトイレを借りたらそのまま出て行こう。と思ってたらクローゼットの前に弟君がいて、
「おはようございます」
なんて普通に挨拶してくる。
「静かに気配を殺すのは得意なんですよ」
「う、す、すま、すま……ない」
辿々しい言葉遣いは鬱や対人恐怖症にしても、なんか落ち着きのないもじもじに気がついた弟君が、
「トイレですか?」
顔を赤らめながら頷く刃ちゃんに、なんか目覚めそうになる弟君
「もう少しだけ我慢してくださいね」
で、手を引いてくれる弟君。
トイレまで連れてって貰って事なきを得た刃ちゃんだけど、家には帰れないし、出版社の人に連絡も無しで行方不明になったから、もう仕事も貰えないだろうし、「消えたい……」が加速していく。
トイレの前で待っていた弟君に、
「迷惑をかけた。家に帰る」
そう嘘を吐いて、どこかで死のうと思ったけど、
「ダメです」
とかはっきり言われて困惑する。
「パパラッチみたいな変なのが家の周りに居ると思うので、帰らないでここに居てください。鍵は預かってるので、必要な荷物は俺が取ってきます」
「俺なんかを置いてたら、君にも迷惑が……
「放っておけないので」
刃ちゃんがぼそぼそ言うけど、関わり合った以上、これも縁だから。とか言って家から出ないように言いつけて出て行く。
朝食も用意されてて、弟君が帰ってくるまで椅子に座って朝食を見詰めながらぼんやり待ってる。

弟君が大荷物で帰ってくると、ノートパソコンや、翻訳に必要な辞書とか自分の仕事道具持ってきてくれて驚く刃ちゃん。
なんか、いつの間にか自分の部屋も用意されてて、コードとかをさくっと繋げ、簡易的な本棚に一式が置かれる。
ぽかんとしてると、弟君が照れ臭そうに
「実は貴方のファンなんです」
と言った科白にぎくっとする⚔ちゃん。
「誤解しないでください。貴方の翻訳のファンです。原文の良さを崩さないようにしながらも緻密で繊細な描写を用いて読者に伝えようとする丁寧な文章がとても心地好くて、論文でも小説でも、俺は貴方が翻訳したものは全部持ってます。こうやってお話しできて光栄です」
握手を求められて、咄嗟に握り返したけどどんどん赤面していく刃ちゃん。自分でも、人の心に訴えかけるようなものが作れてた事に驚きと、真摯な態度に戸惑う。
「こんな陰鬱な大男で、がっかりした……、か?」
「いえ、案外想像通りでした。思慮深くて落ち着きのある方で」
物は言い様だな。とは思いつつ困ったように笑う刃ちゃん。
その後は朝食を一緒にとって、電源が落ちてたスマートフォンを充電して電源を入れたら、通知がどえらいことになってて、出版社に電話したら、大変だったんだろうから気にするな。とか言って貰えて、締め切り破ったことを謝ったり色々してたら一日が終わって、ぼちぼち日常が戻ってくる。

家のことは最低限しつつ、外に出るのは弟くんこと丹恒がやってくれて、劣等感は消えないけど、出版社の人も気を遣って外に出ないようにリモートとかで対応してくれるから、あまり外の情報を入れなくて落ち着く刃ちゃん。

んで、少しずつ丹恒に依存していく。

て話もいいなー。って思いつき