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鳴上
2025-06-21 22:54:04
7483文字
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ナツシン
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鈴の音
マルイコラボのビジュが良かったので止まらない妄想を吐き出しました。神社に住むセバと、村人シンのナツシンっぽいナニかです。微ホラーになってたら嬉しい。
聞こえてくるのは自分の息と足音だけで、まるで水の中にいるみたいに静かだった。
「はあ、はあっ、はあ」
走り続けている身体は熱くて、酸素が足りていない頭はぼうっとする。木の枝が頬を掠り、鮮血を走らせる。足元も草木で切れ、血が滲んでいた。でもそんなことは関係ないのだ。
焦燥に駆られ動き続ける足に、果たして自分はなにから逃げているのかと思う。はやく、逃げなければ。そのことしか考えられなくて、シンは森の中を駆けた。はやく、はやく──
「なに逃げてんの」
チリン、と鈴が鳴った。
シンはその日、山に山菜をとりに来ていた。憩来村に引越してきてから、仕事は見つけたがまだ生活は少し厳しい。もちろん雇ってくれている坂本と葵という夫婦には感謝している。今日だってきちんと仕事を終わらせてから来たのだ。
背に籠を背負い、春に芽吹いたばかりの山菜を収穫していく。家に帰ったら和物にして食べようか、それとも奮発して天ぷらか。そんなことを考えながら歩いていると、思っていたより森の奥に入ってしまっていたみたいだ。気づけば周りは薄暗くなっていて、先程まで歩いていた獣道も見当たらない。
まずいな、そろそろ帰らなければ。そう思って道を引き返した、はずなのに。
「どこだ、ここ
……
」
歩いても歩いても、森の中を抜けられない。知っている道も出てこないし、目印にしていた切り株も見当たらない。嫌な予感が胸をよぎる。まさか、遭難した?
明日も仕事があるし、移民であるシンは住民からの風当たりも強いので夜出歩くのはできるだけ避けたい。憩来村はそれなりに大きな村で、街と呼んでも差し支えないかもしれない。たくさんの人が住んでいるから、隣の大陸からやって来た自分でも馴染めるかと思っていたが、やはり目立ちはするらしい。シンの服装がこの辺りにはないものであるからかもしれない。現状服を新しく買う余裕もないのでそのままにしている。
雇い主たちに迷惑はかけたくないし、できるだけ近隣住民とも良好な関係を築きたい。一度話せば大抵の人とは仲良くなれるのだが、きっかけはなかなか作れないものだ。
だから早く帰りたかった。それなのに歩けば歩くほど、どんどんと森の奥へ奥へと進んでいるような気がする。どうしよう。このまま夜になったら、夜行性の動物も行動を始めるだろうし、何より寝床がない。春とはいえど、外で夜を明かすにはまだ早い。
「あっ
……
くそ、いて〜」
キョロキョロと周りを見ながら歩いていたから、張り出た木の根に気づかずに足を掛けて転んでしまった。強く打った膝にはジワリと血が滲んだ。裾についた泥を払い落とし、立ち上がるとシンはまた歩き始めた。
焦りから、周りの音がどんどんと遠ざかっていく。鬱蒼とした森の中は自分の知らない未知の場所みたいで、背中はびっしょりと汗で張り付いていた。とりあえず、どこか避難できる場所に行かなければ。
ざあ、と風が吹いた。その強さに思わず目を瞑ってしまう。身体中を風が撫で、葉が重なり合う音があちらこちらで不気味に鳴いた。
ぱ、と目を開ける。そして目の前に現れた光景に言葉を失った。先程までただの森の中だったはずなのに、シンの瞳に飛び込んできたのは古い神社だった。
「ここは
……
?」
こんなところに神社なんてあったのか。境内はところどころ草木に覆われているが、見る限り綺麗に清掃されている。建物自体も古いが、大切に扱われているのか傷んではいない。やけに視界が明るくなったと思ったら、鳥居の赤に月明かりが反射して薄く発光して見えた。
シンは一歩足を踏み出し、それからそっと鳥居を覗き込んだ。なぜ今までこの神社の存在に気が付かなかったのか分からないが、今はとりあえず夜を過ごせる場所が欲しい。バチあたりな気がしつつ、まあでも今度ちゃんとお参りにくるから、と誰にでもない言い訳をして、シンは鳥居をくぐった。
さすがに建物の中に入るのは忍びないから、どこか屋根のあるところに、と考えた瞬間、後ろから砂利を踏み締める音が聞こえてシンは勢いよく振り返った。
「
……
っ」
こんな時間にいるなんて、野盗かもしくは動物くらいしかいない。だけどその予想は外れて、振り返った先に立っていたのは一人の青年だった。着物に、どこか異国の衣を合わせたような服装。白地に模様の入った狐面を目元にだけ被った、同じ歳くらいの黒髪の男。あまりにも怪しい風貌にシンは少し尻込みするも、先手必勝と言わんばかりに声を張り上げた。
「あっ、えーと、ここの人ですか? すみません森に迷ってしまったみたいで
……
。一晩泊めてもらえませんか」
「おまえ、だれ」
「シン。あんたは?」
思っていたよりも低めの声に、間髪入れずに返す。こちらが怪しいと思われたら終わりなのだ。青年はシンの問いには答えず、数度鼻を鳴らす。
「ふーん。
……
なんか良い匂いするな」
「え、あ、これか? 山菜」
「いや、もっと甘い
……
」
「わっ、」
青年が足を踏み出したと思ったら、すぐ目の前に狐面があった。瞬きのうちに近づかれていたみたいで、その顔の距離に思わずのけ反る。青年はそんなシンを気にすることもなく、香りを確かめるようにまた鼻を鳴らした。ふわり、どこかスッキリとした甘さのある香りがシンの鼻をくすぐる。この香りか? と思ったけれど、これはきっと目の前の青年の香りだろう。
「おまえ怪我してるだろ。血が出てる」
「あー、さっき転んだからかな」
「今日は泊まらせてはやれねーけど、怪我の手当てくらいしてやるよ。あとで帰り道教えてやるからちょっと休んでいけば」
思いがけない青年の言葉に、シンは少し考え込んだ。
シンにはあまり人には言えない秘密がある。それは人の心を読むことができるというものだ。幼い頃、とあるきっかけで手に入れたその力は、その存在を知らない人からすると脅威になるらしい、と学んだのは住んでいたところを飛び出して暮らし始めた街でのことだ。それから一つの場所に居着くことはせずに、数年おきに住む場所を変えた。憩来村にきたのもその一環だが、居心地の良さにこれからも住み続けたいと思ってしまっている。坂本と葵、その周りの人たちに恵まれているから。彼らはシンの力を知っても態度を変えず接してくれた。それがどれだけありがたかったか、きっと本人たちは一生気がつかないだろう。
大抵の人の心は読めるシンだが、目の前にいるセバの心は読めなかった。たまにいるのだ、とんでもなく心の扉が分厚かったり、単純に波長が合わないのか心を読めない人が。きっとセバもその類だろう、と結論づけ、ありがたく休ませてもらうことにした。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「おー」
「あの、名前は?」
「俺のことは
……
そうだな、セバって呼んで」
そう言って、青年──セバは口角を上げた。
近くにあった階段に腰掛け、セバがどこからか持ってきた水で傷口を拭ってくれた。土と血で汚れていたから、さっぱりして気持ちがいい。そこまでしなくてもと言ったのに清潔な包帯で巻いてくれて、大袈裟だななんて思う。
「これでよし。気をつけろよ」
「ありがとうセバ! っていてーな叩くなよ!」
「もう転けないようにおまじないだよ」
セバが容赦なく傷口を叩くので、ジンジンと痛みが広がった。涙目になったシンをセバがじっと見つめて、それから問いかけてきた。
「お前
……
人間だよな?」
「どっからどーみてもそーだろ。人間以外になにがいんだよ」
「ま、そーだよな。よかった、ここ人来ないから、狐が化けて出たのかと思って」
「どっちかって言うとお前の方が狐っぽいけど。お面つけてるし」
「これ? 格好良いっしょ」
「変わってんな〜。セバはここに住んでるのか?」
「そー、弟と二人」
「へえ、まだ若いのに偉いな」
「そんな歳変わんねーだろ、たぶん」
なんだ、怪しげな奴だったけど傷の手当てしてくれるし話しやすいし、神社に住んでるってことはそういう家系ってことだろ? 全然良い奴じゃん。シンはそう思いながらセバの顔を改めて観察する。うん、狐面で隠されていて口元しか見えていないけど、きっと女子に人気そうな顔をしているに違いない。同じ男であるシンも、なんとなく感じるその色気と香りにくらっときてしまってもおかしくないと思ってしまうほどだ。ポンポンと弾む会話も楽しいし、手作りだという菓子を食べ終わる頃には、かなりセバと打ち解けていた。
だけどもう夜も更けてしまっており、あと少しで日付が変わるぐらいの時間になってしまったみたいだ。セバが突然、「そろそろお前を帰さないと」と言うので、シンはやっとその時間経過を認識した。礼を言って立ち上がると、二人はそのまま鳥居の近くへと歩く。鳥居は初めて見た時と変わらず、月明かりを受けぼんやりと光っていて綺麗だった。セバが立ち止まり、一歩シンの後ろに下がる。それに気づいたシンも足を止めて、セバを振り返った。
「また遊びに来いよ。ちゃんとこっち来れるようにしとくから」
「? おう! また遊ぼうぜ」
風が吹いて、セバの耳飾りが揺れる。その赤色をぼうっと見つめて、そして目の前にセバが立っていた。またしても知らぬ間に近づかれていて、驚きに肩が跳ねる。セバは右手を伸ばして、髪の毛をかけているシンの左耳にそっと触れた。ひんやりとした指先が、つう、と耳の外側を撫でる。
「
……
ぁ、っ、なに」
「明日でもいーけど」
じい、と見えないはずの瞳に見つめられて、頬に熱が籠る。
「じゃ、じゃあ明日、また来る」
シンのその返答に、パッと手を離したセバが満足そうに笑った。
「おー、またうまい菓子食わせてやるよ」
「まじ? 楽しみだな〜」
「期待しとけー。
……
この鳥居出て、月の光が指す方に真っ直ぐ歩けば森から出られるから。気をつけろよ」
「ああ、分かった。いろいろありがとな」
セバに手を振り、鳥居をくぐった瞬間、チリンと高い音が耳に響いた。耳を触りながら、なんとなく後ろを振り返る。もうセバは家に入ったのか姿は見えなくて、どこか物寂しい、廃れた境内が広がっていた。
……
こんな感じだったっけ? そう疑問に思いながらも、シンはセバに言われたとおり真っ直ぐ道を進んだ。月明かりを頼りに歩き続けて、気づけば森の入り口に辿り着いていた。俺どうやってここまで来れたんだろう。あれほど迷っていたのに。そう思って、だけど解けるようにその思考は頭の中から消えていった。
「早く帰らねーと、明日も仕事だ」
シンはそう呟くと、身を隠すように夜道を駆けた。
それからシンは数日に一度の頻度で、セバの元へ遊びにいった。セバはいつも美味しいお菓子を用意してくれていて、シンの話を楽しそうに聞いてくれる。セバはものづくりに興味があるみたいで、シンの持ち物をいつもまじまじと眺めて、使い方や用途などを聞いてくる。そんな交流を続けていれば仲良くなるのも当然で、優しい香りのする神社の中は居心地が良いこともあって、シンはより一層セバの元に通い詰めるようになった。
セバの弟にも会った。なんでも最初の頃は警戒して出てこなかったらしい。潔癖症だと聞いたのに構わず身体をくっつけてくるところは歳下らしさを感じてなんだかかわいい。名前を聞いたところ「まふゆ」と言うので、じゃあセバの名前はなんなのかな、と考えたりもした。シンとまふゆが遊んでいるとどこからともなくセバが現れて、二人をベリっと引き剥がす。まふゆはセバがいない時でも出てきてくれるようになったのだ。
セバと二人で過ごす日もある。そういう日は大抵月明かりが綺麗で、風でセバの耳飾りが揺れる。その赤色を触ってみたくて、でもシンはまだ手を伸ばせていない。セバは構わず触れてくる。「おまじないだ」と言いながら、冷たい指先がシンの肌を掠めるのだ。その度にじんわりと熱がこもってしまうので困る。狐面のその下で、どんな顔をしてるのか、知りたいと思ってしまう。
そんな日々を繰り返していたある日。今日も仕事帰りにセバのところへ行こうとしたら、雇い主である坂本に「シン」と呼び止められた。逸る気持ちはあるが、尊敬する坂本に声をかけられたら耳を傾けざるを得ない。
「どうかしたんですか、坂本さん」
「お前最近、仕事が終わってからどこ行ってる」
「どこって
……
友人のところです。最近できた」
「友人に会いに、山へか」
「え、はい。山の中の神社に住んでいるので」
「シン」
坂本が強く、シンの名前を呼んだ。
「あの山に、神社なんてない」
世界が色を失くす。どこかで、聞き覚えのある鈴の音が聞こえた気がした。
結局その日は、セバの元へは行かなかった。そういえば、最近は毎日のように彼らの元へ赴いていた。別に約束しているわけではないのだ。一日くらい行かない日があっても良いだろう、そう思ってシンは自分の家へと帰った。村外れにある、古い小屋は、自分の家のはずなのに何故か久しぶりに感じた。
早々に布団に入ったシンは、坂本の言葉の意味を考える。坂本は葵との結婚を機にこの村に移り住んだらしい。だから坂本の勘違いの可能性もある。だけど奥さんである葵はこの村で生まれ育っている。彼女もそうだと言っているとしたら──?
考えても分からない、だってシンがセバと、まふゆと過ごしたあの時間はホンモノだったはずだ。
うと、と眠気に思考が鈍る。シンはそれに抗うことなく、ゆっくりと目を閉じた。
そして次に目を開いた時、シンは知らない場所にいた。
「
……
え?」
シンの家には替えたばかりの綺麗な畳なんてないし、襖や床の間みたいな立派なものもない。布団だってぺったこんの、地面に寝るよりはマシか、というくらいのものしか持っていない。それなのに今、ふわふわの洗い立てのような布団に身を預け、何畳あるかも分からない部屋にいる。あたりは暗いから、きっと眠ってから幾分も立っていないはず。いや、そもそも寝ていた自分が何故知らない場所にいる?
混乱から動けずにいると、音もなく襖が開かれた。
「起きた? 今日はやけに早寝じゃん」
「
……
せ、ば
……
」
そこに立っていたのは、よく知っているはずのセバだった。月の光が後ろから差し込んでいて、表情は読み取れない。だけどいつもは見えない瞳が暗闇に浮かんでいて、ごくりと唾を飲み込んだ。
「最近毎日来てくれて、うまくいってんな〜と思ってたけど、村の方にも勘のいい奴いるんだな」
「
……
どういう意味だよ。俺はなんでここにいるんだ? 家で寝てたはずなのに」
「来てくれないから、連れてきた。それくらいの力ならあるし」
「いみ、わかんね
……
」
「本当に?」
セバが一歩、足を踏み出した。畳が軋んで鈍い音を立てる。シンは何故か動けなくて、ゆっくりと近づいてくるセバを見ていることしかできない。全力疾走したみたいに心臓がうるさかった。初めて会った時から、違和感はあった。だけど話しやすさとか、友人になれた嬉しさとかでそれは覆われて見えなくなっていた。そのツケが回ってきたのだろうか。
「分かってんだろ、ほんとは」
「な、にが」
もうセバとの距離は手のひら一枚分くらいで、上から見下ろしてくるその瞳は、きっと今まで一番冷たい。自然と息が荒くなる。酸欠で頭が回らない。なんだ、なんで、どうして、
「あにきー、シンくん起きたー?」
ふ、とセバの意識がシンから外れた。その瞬間、シンは勢いよく立ち上がると反対側の襖から飛び出した。
「
……
あっ、おい!」
セバの焦る声が聞こえたが、シンは止まることなく走る。長い廊下を渡って、部屋をいくつか経由し、それでも出口が見つからなくて、走り続ける。見つかってはいけない。早く逃げなければ。その思いだけ強く持って、それからやっと玄関らしき空間に辿り着いた。
確認することもせず走り抜け、そのまま見覚えのある鳥居を潜る。森の中は鬱蒼としていて、きっと普段だったら絶対に入らない。けれどこの森を抜けなければ帰れないことは、何度もの往来で分かりきっていた。セバの言うとおり、月の明かりに従って真っ直ぐ歩かなければならないことも。
「はあ、はあ、っ、くそ、月出ろよ!」
先程までは燦然と輝いていたはずのそれは、今は見る影もない、分厚い雲で空は覆われていた。月がなければ帰ることはできない。だけど、シンは走り続けるしかなかった。
いつの間にか聞こえてくるのは自分の息と足音だけで、まるで水の中にいるみたいに静かだった。
「はあ、はあっ、はあ」
走り続けている身体は熱くて、酸素が足りていない頭はぼうっとする。木の枝が頬を掠り、鮮血を走らせる。足元も草木で切れ、血が滲んでいた。でもそんなことは関係ないのだ。
焦燥に駆られ動き続ける足に、果たして自分はなにから逃げているのかと思う。はやく、逃げなければ。そのことしか考えられなくて、シンは森の中を駆けた。はやく、はやく──
「なに逃げてんの」
チリン、と鈴が鳴った。
その後、シンは一週間ほど行方不明になり、手分けして捜索していた坂本により森の入り口付近で発見される。どこも怪我をしておらず、変わった様子も見られないシンは、「わかんない。ただ眠っていただけ」としか言わなかった。この一週間のことどころか、最近様子かおかしかったことや、森の中に住んでいると話していた友人のことさえも何も覚えていなかった。
坂本たちは心配したが、普段と何ら変わらないシンの様子に、少しずつ日常に戻っていく。
だけどシンの耳には、いまだに鈴の音が聞こえてくる時がある。ふと気を抜いた瞬間、チリンと軽やかな音がどこか遠くで鳴っているのだ。それは少しずつ、だけど確実に近づいて来ている。不気味なのに、その音を心待ちにしてしまっている自分に、シンは気がついていた。
呼ばれているみたいなその音が、すぐ隣で鳴った時、きっとその理由をシンは知ることになる。それが良いことなのか悪いことなのか、今のシンには何一つ分からなかった。だけど、予感はあった。きっと自分は逃げられない、そんな予感が。
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