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sousakuyamamusume
2025-06-20 21:59:56
679文字
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アレックス先生の夢小説
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自由
リクエスト『アレックス先生の刷り込み』
昔から、自由が嫌いだった。
授業の課題でもそうだ。『なんでもいいから書いてみて』とまっさらな原稿用紙を渡されても、一つも何も書けなくて。そして、怒られるのがいつもの私。
アレックス先生は確かに怖い人だった。そもそも人じゃないかもしれないけど、怖い人だった。一つでも間違えれば殺される。場合によっては、間違えなくたって殺される。そして私は、なんどもやり直した。
そんな私の不自由な生活は、ある日突然終わってしまった。
私はまた、自由になってしまった。
クラスメイトを食べさせられていた私には、なんでも好きなものを食べる自由が与えられた。
どれもおいしくなかった。
『キミは僕のものでしょ?』
『キミは僕の恋人だよ』
目を閉じる度に思い出すのは、アレックス先生の言葉。
「将来なにがやりたいとか、そういった希望はありますか?」
カウンセラーの言葉に、私は口を開く。
「教師になりたいです。」
そしたらきっと、先生を迎えに行けるから。
ひとりぼっちの先生。私がいないと学校中を壊しても探してくれた先生。私のためにおいしいものを用意してくれた先生。ごくまれに全問正解したら笑顔で褒めてくれた先生。こんな劣等性の私を、最後まで見捨てずにいろんな事を教えてくれた先生。
「では、今日でカウンセリングは終わりです。勿論、またなにかあったらいつでもホットラインから連絡してくださいね。」
カウンセラー
……
正確には『悪魔被害者救済の会』から派遣されてきたカウンセラーが言う。よかった、騙し通せたみたい。
待っててね先生。私が、先生を助けるから。
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