huhaineet
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続きはないです

LQLっぽいもの。アホエロの導入だけ。
※分裂している
※Qがランスに怪しい薬を飲ませる

 違和感がある。
 ランスの視線の先にあるのは机上に置かれたコーヒーカップ。中のコーヒーはさっき自分が淹れたものだ。
 角砂糖を三つ入れてスプーンでかき混ぜていた際、エージェントがアジトへ来たために来客対応をしに行った。実際にはエージェントは来ておらず蜘蛛のおもちゃを出迎える羽目になったが。
 悲鳴をあげたランスの背後でケラケラと笑うQにたっぷり文句を言った後、今度こそコーヒーを飲もうと椅子に座りカップに手を伸ばしかけたがやめた。違和感を覚え、飲むべきではないと判断したためだ。
 今ここにはランスとQしかいない。ランスは違和感の原因が十中八九Qにあるだろうと考え、話しかける。
「Q、このコーヒーを飲まないかい?」
「いらない。ランスが淹れたコーヒーでしょ?自分で飲みなよ」
 Qはランスを笑ったことなど忘れたかのように見向きもしなくなり、ソファに座ってグミを食べ始めた。だがランスはそんなQの態度を気にせず会話を続ける。
「何もなければ僕が飲むつもりだったよ。だけど君、この中に何か混ぜたよね」
 グミを食べるQの手が止まり、ランスの方へ振り向いた。
「へえ、どうしてそう思ったの?」
「さっき僕はスプーンの持ち手を取っ手とは反対に置いた。しかし今は取っ手側に置かれている。それによく見ると机に水滴のようなものがついている。つまり、君が何らかの液体をコーヒーに入れてかき混ぜたということだ」
 ランスの推理を聞きながらQはだんだんと口をへの字に曲げていく。ランスはイタズラがバレたことによる不満顔を見て自身の推理が間違っていなかったと確信を得た。
「もうバレちゃったの?せめて一口は飲んだ?」
「まさか。何が入っているかわからないもの飲めないよ」
「何それ、つまんない」
「おそらく囮だったのであろうエージェントのふりには引っかかったけど、そう易々と本命のイタズラには引っかからないよ」
 ランスはコーヒーカップを持って台所へと向かう。もったいないがこのコーヒーは捨てるしかない。念のためカップを洗ってから淹れなおそう。
 そう考えてカップをシンクに置いた瞬間、後ろ襟を掴まれて後ろを向かされた。瞬く間に背中を逸らされ、上からQの顔が近づく。そのままQの唇がランスの唇に触れ、否応なしに口内へ何かを注ぎ込まれた。押し返したいが上から下への流れは止められず飲み込まざるを得ない。
 ごくりと飲み込んだ音を確認して唇が離される。ランスはQを睨みつけるが、睨まれた本人は意に介さず得意げな顔をしていた。
「イタズラ、引っかかっちゃったね」
 Qはくすくすと笑って薄い桃色の小瓶を見せびらかす。ラベルには「媚薬」と書かれていた。
「コーヒーすら囮だったのか」
「そっちも本命だよ。二段構えだっただけ」
「自分の口内に含むというリスクを冒してまで飲ませるとはね……。その執念には恐れ入ったよ」
「だってせっかく買ったのにランスが発情してドロドロのぐちょぐちょになったところを見ないなんてもったいないもん」
 Qがドロドロのぐちょぐちょを強調して喋る。今のところランスの体には異変が起きてはいないが、しばらくしたらそうなる可能性、否、そうさせる予定があるということだ。全てQの思惑通りに事が進むのは癪だと思い、ランスは仕返しを決意した。
 未だニヤニヤしているQの首根っこを掴み唇を合わせる。Qは油断していたようで簡単にランスの舌の口内への侵入を許した。そのまま歯茎から上顎へと舌を這わせるとQの体が震える。Qも負けじと舌を絡ませてきて互いの唾液や息がどちらのものかわからないくらいに混ざり合う。
 やがてQの体の力が抜けてきたのを察し、ランスは唇を離した。Qの顔を見ればドロドロのぐちょぐちょとは行かずともトロトロになっていることがわかる。
「口移しで飲ませてきたのは、最初からこうするつもりで自分も発情しても構わないと判断してのことだろう?ならばお望み通りドロドロのぐちょぐちょにしてあげるよ」
「何それ、ムカつく!絶対にボクがランスをめちゃくちゃにしてやるんだから」
 Qがランスの手首を掴んで引っ張る。向かう先は二人の自室。まだ飲んだばかりで薬の効果は出ていないはずだが、お互い既に発情状態にあるようだとランスは他人事のように考えていた。