ortensia
2025-06-19 12:55:54
402文字
Public その他
 

どっちでもいいけどたぶんガデ()

檻とか看守とか言っていますが、フォンテーヌは関係ありません。(笑)

 硝子の檻で午後の死が踊る。その囚人を一口飲み、酒を楽しむ。酒越しの赤は、別の檻を磨いている最中だ。その赤い男は、面白いことに、自分が酒を飲むことを好まない。そんな赤は最高の酒の肴だ。
 酒の注文者が機嫌良く悪戯に硝子の檻を揺らすのを、赤い看守が呆れた監視の目を向ける。
「僕の面白くないことを君は面白いと思うのなら」
「うん?」
「僕が死んでも君は大丈夫だな。」
 檻は砕けた。しかし、囚人が自由を得たのかは知れない。
 元々酔っちゃいないが、酔いが醒める心地だった。床に落としたのはわざとじゃない。はずだ。酔ってはいないと思っていたが、その時ばかりは、自分が分からなかった。
 旦那様も驚いている。目を丸くして可愛い、昔のように。
……ふと思ったことを言っただけだ。本心じゃない。」
……それを本心って言うんじゃないか」
 珍しく誤魔化すようなことを言っているが、フォローになっちゃいない。


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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。