限界馬鹿夢女
2025-06-15 03:42:23
8691文字
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ニフユリ回 第6話

タイトル通りです
名探偵❄️さま&ホラー回

次回でラストの予定です

⚠️読みにくい
⚠️視点コロコロ
⚠️SVの世界観や前科モン共に対する個人的解釈や設定ありまくり
⚠️冒頭チリスズ要素大有り









 おかあさん

 おとうさん

 どこにいるの




 いつ『ぼく』を迎えにきてくれるの




 ひとりぼっちは


 もう、いやだよ……







▫︎




ゼ「ここが……

ス「エリア、ゼロ……!」

ブ「あぁry」

ユリ「……


 お か あ さ ん


ユリ「ッあ"……!?」キィィン……ッ!

ユリ「……ぁ"?」ズキ……

ユリ「なん、だ……今の」

ユリ(今、あたまのなかに、誰の声が……



〜ときは遡って数日前〜


ブ「エリアゼロに行けることになった!」
オモ「調査を依頼したくて」
ユリ「えぇ……なんでこのタイミングで」

ブ「ついてきてもらえると心強いよ!」
ユリ「え……

ユリ(あんな危険な場所2度と行きたくはないけど)

ユリ(あそこの地形理解してんの、このなかじゃ俺くらいだし)

ユリ(ペパーたち巻き込むのは忍びないし)

ユリ(妹も危険な目に遭わせたくないし……

ユリ(……)チラッ

ス「……っ!」

ユリ(……スグリたちは行く気満々だし)

ユリ(あと、なんか)

ユリ(……)←ニフルさまのボールを見る




ユリ(俺、エリアゼロの何かに、呼ばれてる、気がするんだ)






オモダカさんの説明終了後

ユリ「……」←そっと教室を出て行こうとする
オ「つれないですね チャンピオンユリ☺️」
🌶️「話があんねんけど」
ユリ「🫨🫨🫨🫨🫨」

ユリ「なんなんですか、妹や同期たちのクレームなら受け付けませんよ」
🌶️「しれっと自分を問題児から除外すな」

🌶️「てか自分許可も取らんと大穴勝手に入ったやろ、問題児以外の何者でもないでそんなん」
ユリ「チャンピオンなので良くないっすか」
🌶️「チャンピオンなのでやあらへん!あかんもんはあかーん!」

🌶️「だいたい自分らのせいでチリちゃんの仕事がどれだけ増えたと思ってんねん云々ry」くどくど

ユリ「オモダカさん、話ってなんですか」←ガン無視
オ「ふふ、慣れてるご様子」


オ「私からはお説教ではありませんよ、チャンピオンユリ」

オ「これを」

『ユリは青の円盤を手に入れた!』

ユリ「あー、はい、わかりました。なんとなくどこで使うかわかった」
オ「流石チャンピオンユリ」

オ「チャンピオンとして、は勿論のことですが……

オ「……『仲間』として、『友』として」

オ「皆さんを導いてくださいね」

ユリ「……!」

ユリ「……はい!」
オ「ふふ、いいお返事です」

オ「そういえば、チリからチャンピオンユリに個人的なお話があるらしいので私はお先に失礼しますね」
🌶️「あ"!?」
ユリ「え"」
オ「では☺️」

バタン

🌶️「……
ユリ「……

ユリ「説教ry」
🌶️「あー、ちゃうちゃう。そんな身構えんで」

🌶️「……スズランの、ことやけど」
ユリ「……!」

🌶️「あのときは……おおきにな」
🌶️「おかげで、チリちゃんは大事なものを失わずに済んだ」

🌶️「いくら、スズランのことを大事に想っているからとはいえ、言うてええことと悪いことあった」
🌶️「自分がチリちゃんに説教してくれたおかげで目ぇ覚めて、ちゃんと、本心を、想いを、スズランに伝えることできた」
🌶️「おおきに」

ユリ「……ー、まぁ、俺も、似たようなミス、してるんで」
🌶️「ナハハ、自分、あのスグリとかいう子と何かあったやろ空気がやばかったで」
ユリ「まぁ、はい」

🌶️「……で、ここからが本題なんやけど」
ユリ「?」

🌶️「実は、自分がパルデアに来る前に、スズランがエリアゼロで大怪我したことがあるんや」

ユリ「……は」

ユリ「はああああああああッッッッ!?!?」
ユリ「あいつ、ひとっことも、そんなこと俺に言わな……ッッッあ""!?!?」
🌶️「……多分やけど、だいすきなおにーちゃんに心配かけたくなかったんやろなぁ……怒りはごもっともやけど、怒らんといてあげて」

🌶️「……スズランは、小さなポケモンをあの小さな身体で必死に庇うて、危うく命を落とすとこやった」

🌶️「そん時はもうスズランの卒業後の内定がリーグに決まってたから、スマホロトムがリーグに電話してきてチリちゃんが駆けつけてことなきを得てんけど」

🌶️「……ー」

🌶️「……あんなん、もう2度とごめんやで」

🌶️「……そういや自分とはまだ連絡先交換しとらんよな、これチリちゃんや自分が慕うハッサクさんたちの所属する部署に直で繋がる番号やから登録しとき。なんかあったらすぐにここに連絡すんねんで」
ユリ「あ、あざっす」
🌶️「す ぐ に 連 絡 す ん ね ん で」
ユリ「なんでそんな圧かけるんすか🫨」

🌶️「……スズランとそっくりやから、かなあ」

🌶️「スズランも、危険を顧みず誰かのために無茶して1人で抱えこんで、周りに助けを求めへん傾向があるから」

🌶️「スズランにそっくりな自分は、当然言わずもながやろ」

🌶️「……なあ、問題児」
ユリ「……まぁ、返す言葉もないです、はい」

🌶️「誰かさんたちのせいで連日仕事が舞い込んでてな、ほんとうはチリちゃんもついてったりたいけどなー!あーあ!」
ユリ「……はは」

ユリ「俺がいない間、スズランのことよろしくお願いします」
🌶️「まかせとき、なんべんも言うけどなんかあったらすぐに連絡するんやで」

🌶️「無理せんと、きばりや」



____
___
__



〜現在〜


ユリ「ちょっと建物の屋根に登って大穴の様子見てみる」
ユリ「危なそうなポケモンが飛んでなかったら空飛ぶポケモンであの中突っ込んでいこうぜ。出てこいアギャス」
ア「( • ̀ω•́ )✧」
ゼ「は???」
ユリ「ブライア先生はともかく、ゼイユはドデカバシ連れてるし、スグリも……」チラッ……

ス「……

ユリ「……カイリューがいるから、アギャスとドデカバシとカイリューに乗ってあの穴の中突っ切れば、陸上に住む危険なポケモンに遭遇しなくて、済むから……

ブ「なるほどね!私はポケモンを持っていないから生徒の君たち頼りで申し訳ないが、安全を考えたらユリくんの案が良さそうだ!」
ゼ「あの褐色ドラゴンも空飛べそうだけどあいつは?」
ユリ「コライドンは……あいつは、あまりここに良い思い出が無いんだ、出来るならあいつは出してやりたくない、ごめん」
ゼ「そっか……スグも、ユリの案でいい?」
ス「……カイリューなら、多分、いける。先生は俺の後ろ乗せる」
ブ「決まりだね!ではユリくん、まずは様子を見てきてもらってもいいかな?」

ユリ「わかりました、ッ……ぁ!」ズキッ……

ゼ「ユリ……?どうしたの、頭が痛いの?」
ユリ「……ッ、わるい、気圧の問題かな……なんかここにきてから時折頭が痛む。元々身体が弱いせいだと思うし気にしないでくれ」
ゼ「そ、そう……?一応頭痛薬とか持ってきたから飲んでおく?」
ユリ「ありがとな、でも今からライドするのに薬飲んで眠気が出たらいけないし、気持ちだけ受け取っておく」
ゼ「……あんた『も』ひとりで抱えて無茶しいだから、倒れる前にすぐに言いなさい!」
ユリ「はは……サンキュ、ゼイユ」
ユリ「さ、アギャス、屋根の上に連れて行ってくれ」
ア「(`・ω・´)ゞ」

ス「……」じっ……






ユリ「……ニフル、お前はどう思う」

ユリ「あのタイミングで、ブライア先生にエリアゼロに行く許可が降りたこと」

ユリ「そして、留学生なのにも関わらず何故か俺まで呼び出されて調査に巻き込まれたこと……そして、肝心のオモダカさんやチリさんは俺がブルーベリーにいることを知らなかったこと」

ユリ「……あとは」


ユリ「ニフルも気がついてるよな」


❄️「……

❄️「多分、だけど」

❄️「これは、偶然じゃなくて、“俺たちふたり”が何者かに『呼ばれてる』。間違いない」
ユリ「だよな」

ユリ「俺のことに関してだと滅茶苦茶敏感なお前だから、おそらくとっくに気がついているとは思うけど、大穴に来てから、さっきから、俺の頭の中に誰かが『声』を届けてるんだ」

ユリ「『おかあさん』って」

ユリ「そして……お前も、おそらく、『声』が聞こえてるよな」

❄️「……うん、『おとうさん』って声が聞こえてくる」

❄️「……俺の考察、言っていい?」
ユリ「いいよ、聞かせてくれ」

❄️「俺は元々、ヒトの負の感情を感知しやすい性質というか、俺と🦌と……勾玉クソチビ共と木簡クソジジイはそれぞれヒトの負の感情によって生まれた付喪神なんだけど」

❄️「今は離れて暮らしてる勾玉クソチビ共と木簡クソジジイはともかく……俺や🦌はユリとあのクソバカ共と『家族』になってから、生き物として成長しつつある」

❄️「で、ここからが問題なんだけど」

❄️「俺はユリと番になって……そして、その、えっと、数日前、き、キス、した、じゃん?」
ユリ「……そ、そうだな……?」
ユリ「す、スグリと、戦う、まえ、に」

❄️「その時に、えっと、ちょっとだけ、俺の『体液』を、ユリは摂取、したじゃん?」
ユリ「その言い方だとなんか誤解生まれそうだけど、その、キスで、な?確かにお互いの涎というか、なんと、いうか?」
❄️「う、うん」

❄️「……多分、だけど」

❄️「俺の体液を摂取したことによって、ユリ自身も他の生き物の負の感情を、感じ取れるように、なったの、かも?」

ユリ「あ……

ユリ「あぁ〜……なるほど?」
❄️「う、うん」

❄️「……そして、ここからはもうちょっと遡った話」

❄️「俺たちってさ、それこそ、🦌以外の奴らは、一度過去にエリアゼロの最深部に行ってパルデアを救ったよね」
ユリ「そうだな」

❄️「そこから先は多分、ユリも考えているとおりだと思う」

ユリ「……

ユリ「最深部の更に奥に住まう誰かが、かつてそこに近付いた俺たちのことを呼んでいて、それで運命を意図的に仕組んでこうなったんだろうな」
❄️「多分そういうことだと思う」

❄️「サンドイッチ男、機械女、ハイテンション女、この3人を呼び出してもいいところを、あの3人を巻き込まずにあえてユリを呼んでいるのは、おそらく理由のひとつは俺と🦌のせいかもしれない」

ユリ「ニフルとトゥオルゥのせい?」
❄️「憶測にすぎないけど」

❄️「俺たち通称四馬鹿がパルデアの四方に封印されたの、おそらくは“何かを封印する”目的もあると思う」

ユリ「お前が四馬鹿自称するのも驚くけど、お前たちじゃない別の何かを?」
❄️「そう」

❄️「よくよく考えればおかしいんだ、俺たちが封印された位置が」

ユリ「位置がおかしい?」
❄️「そう」

❄️「俺たち四馬鹿が封印されてた祠、海が近い場所というか……祠の位置を繋ぐと、ほら」

ユリ「……大穴を中心に、ほぼ正方形で繋がる」

❄️「うん、そうなんだよ」

❄️「パルデアの端と端をそれぞれ繋ぐ形で、俺たちは封印された」

❄️「俺たち四馬鹿は基本的に連んで一緒に暴れてたんだけどさ」
❄️「それをわざわざ引き離して封印したの、あいつら滅茶苦茶苦労しただろうな〜とか、俺たちが連むと碌なことがないから引き離したのかな〜とか、さみしがりやの俺への拷問かな〜とか、最初は呑気に考えてたんだけど」

❄️「……もし、違う理由があったとしたら」

❄️「俺たち四馬鹿が、宝物が、ここパルデアに持ち込まれたのにも、理由があったとしたら」

ユリ「……もしかして」


ユリ「エリアゼロの奥で、俺たちを呼んでいるやつを、封印するため……?」


❄️「……そして、俺と🦌、勾玉クソチビと木簡クソジジイの封印が解かれて、ヒトと共に暮らしている今、そいつの封印って」

ユリ「……あ!」

❄️「……全部、俺の憶測でしかないけどね」


❄️「……そして、その封印は俺たち四馬鹿みたいにやらかしたやつに対する罰ではなくて、多分、“外敵からその者を守るための封印”、なんじゃないかなって」

ユリ「守るための封印?」
❄️「うん」

❄️「あの声の主が封印されてる者の声だとしたら、おそらくだけど……

❄️「まだ子供だ」

❄️「勾玉クソチビみたいな悪意や邪念のあるガキもいるけど、あの声からは悪意や邪悪さは感じなかったよね、ユリ」
ユリ「うん」
ユリ「代わりに感じたのは……

ニフユリ「「 ひとりぼっちの悲しみ 」」

❄️「そして、サンドイッチ男たちもひとりぼっちの悲しみを抱えているけど、なんであいつらを呼ばずにユリを呼んだのか」

❄️「それはきっと、ユリと俺たち家族全員が深く関わってる」

❄️「サンドイッチ男の手持ちの奴らはみんな純粋な心を持つカタギ?のポケモンばかりだけど、ユリとその家族の俺たちは多くの問題を抱えている」

❄️「ユリ自身も孤独の悲しみと罪を抱えていて、そしてユリの家族もそれぞれ孤独の悲しみと罪を抱えながら、その上かつてエリアゼロにきたことのあるやつらばかりだ」

❄️「俺、コライドン、ヤツフサ、ぽにこ、シティ、そしてかつて俺たちとエリアゼロにきたことのあるユリ」

❄️「そしてそこに加わった四馬鹿の🦌クソおぢ」

❄️「更に数日前にユリは俺の体液を摂取してる」

❄️「四馬鹿の封印が解かれて封印の力が弱まっているタイミングで、ユリは俺の体液で負の感情を感じ取りやすくなった」

❄️「つまり、ユリの存在は、声の主からしたらいちばん声を届けやすくて運命に介入しやすい人物だったたんだろう」

❄️「そして、四馬鹿のなかで、かつてエリアゼロにきてパルデアを救ったのは、おそらくあいつらのなかで俺ひとりだ」

❄️「そして、今の俺はユリと番だよね」

❄️「俺の頭の中に声が届いているのを踏まえると」

❄️「……死者の怨嗟の声が鳴り止まない俺の頭の中に、わざわざ声を届けてきたってことは」

❄️「俺も、声の主から見て声を届けやすい条件に合致していたんだと思う」

❄️「俺とユリのことを、誰かが呼んでるんだと思う」

❄️「俺、上手く言えないけど……でも、おそらくは今挙げた理由が全部関わってる気がする」

❄️「おそらくは、大昔、外敵から子供を守るために、何者かが子供を封印したんだと思う」

❄️「秘宝として」

ユリ「……そして、宝物としての、お前らを、封印の人柱に」

❄️「時系列的にはおそらく封印の強化のために俺たちが使われた可能性が高いけどね」

❄️「……あの声の主も、おそらくは封印によってひとりぼっちになってしまったんだろう」

❄️「だから、その、封印されていた宝物の俺と、俺と番になったユリが、かつてエリアゼロにきたことのある奴らの中で、いちばん呼びやすかったんじゃないかな、って、俺は思うんだ」

❄️「……ひとりぼっちの罪を抱えた俺たちを、声の主は呼んでる」

❄️「……そして、このことは多分あいつらには話さない方がいいかもしれない。声の届いていないあいつらには。特にスグリとかいうやつには絶対に言っちゃいけない」
ユリ「……

ユリ「俺たちに、秘宝の声が届いていることがスグリに知られたら」

❄️「今のあいつの精神状況からして、エリアゼロで暴走するよ、多分」

❄️「周りを滅茶苦茶巻き込んで、全滅しかねない」

❄️「ギリギリまで黙っていた方がいいかも」

ユリ「……



____
___
__



〜第四観測ユニット〜


ユリ「あおの、ディスク、ッ」

『ニンショウシマシタ』

ユリ「ぅ……ふ、ゥ、ぃ"……ッ!」
ゼ「ユリ、ほんとうに大丈夫?!」
ユリ「だ、大丈夫、心配しないで、ぅ"」
ユリ「行こう、みんな」
ブ「ユリくん、君は一旦地上に出た方が」
ユリ「いいから!俺行けます!」
ゼ&ブ「「ッ……!」」ビクッ

ユリ(やばい、最深部に近付けば近付くほど、頭の中で声が鳴り響く)

ユリ(『おかあさん』『どこにいるの』)

ユリ(『さみしいよ』)

ユリ(『 ぼ く は こ こ だ よ』)

ユリ(声の主の悲しみが、悲痛な叫びが、感情が、ぜんぶ流れてくる)

ユリ(あたまが、いたい)

ユリ「に、ニフル、っ」
ぽんっ
❄️「ユリ……
ユリ「おまえは、ふだん、こんなことを、毎日、?」
❄️「……うん」
ユリ「ぅ……あ"……ッ」

❄️「……おい、そこの短気女」
ゼ「は!?なによこいつ!!」
❄️「ユリは俺がサポートする。だから進もう」
ゼ「……なんなのよ、もう」

ス「……




▫︎




〜最深部手前〜






ユリ「〜〜ぅ"ぅ"、ぁ"ッ」
❄️「……っ、声が強い、はっきり聞こえる」

❄️「おそらく、俺たちの仮説は、合ってる」

❄️「声の主は、あいつらが探し求めてる秘宝」

❄️「 『テラパゴス』 」

ユリ「はや、く、会わなきゃ」


ゼ「ちょっと!先生!スグリ!」
ニフユリ「「!?」」

ゼ「駆け出してちゃって、ユリ大丈夫?私たちはゆっくり……
ニフユリ「「まずいッッッ!!!」」ダッッ
ゼ「な、」

ゼ「なんなのよッッッッ!!!」ダッッ



▫︎




 たすけて

 おかあさん

 おとうさん

 

 こわいよ

 うごけないよ

 さみしいよ

 いやだよ

 ぼく、もう、これいじょう、ねたくないよ


 
 おかあさん、おとうさん


 ぼくを



 だきしめて







ユリ「スグリッッッッ!!」

ス「この石が、秘宝……?」

ブ「今調べて……ry」

ユリ(まちがいない、声の主は“あの子”だ)

ユリ(あの子から、声が聞こえる)


 お か あ さ ん

 
ユリ「……ッ!あたまが、っ」

ス「……
ス「ゼロの秘宝があれば」




ス「今度こそユリに勝てる!!」



ユリ「ッ!?」ビクッ

ゼ「スグ!あんた!まだそんなこと言ってんの!?」
ス「ねーちゃんは黙っててッッ!!」

ス「俺は……ユリがうらやましい……!」

ユリ「……ぁ」



???『オタチ!ユリは強いけど……がんばろうな!』
???『タチっ!』
???『わやじゃ〜ユリはつよかったな、な!オタチ!』
???『タチ〜』ペロペロ
???『あはは、くすぐったいべ!』


??『……


??『いいなぁ……

??『俺も、あんな風に』

??『ポケモンと、家族になりたかったな』






ス「ポケモン強くて!どこでも行けて!」





??『なぁ、スグリ』
???『?、どうしたべ?ユリ』
??『ブルーベリー学園って、どんなとこだ?』
??『え?気になるの?』

??『うん!俺、この歳になるまでシンオウにいたから』


??『他の地方のこと、世界のこと』


??『 友 達 のこと、もっと知りたいんだ』







ス「誰とでも!仲良くできて!」






???『で、カキツバタがさ〜アカマツが〜』
??『ははっ、スグリの話には色んなやつの名前が出てくるな』
???『おれの話はいいからさ、今度はユリの話さ聞かせて!』
??『え?』


???『ユリのことだべ、つよい友達がいっぱいいるんだろうなぁ』

???『それこそ、つよ〜いポケモンとたくさん友達になってそうだべ!』

???『な、オオタチ?』
???『タチタチ〜!』スリスリ


??『……

??『片手で、数えるくらいしか、友達いないよ』





ス「俺がずっと好きだったオーガポンにも認められて……!」
ゼ「スグも頑張ったじゃん!」
ス「ねーちゃんだって!最初イジワルしてたくせに!すぐユリのこと好きだし!」
ゼ「それは……


ス「俺には……何も、ないよ」




??『弱い俺は、スグリの友達にふさわしくない』




ユリ「そんなことな……ッ!」


 お か あ さ ん


ユリ「……ッッッッ!!!!」キィィン!!!!


ス「血がにじむ努力をしても無駄だった!かなわなかった!」
ス「俺には、もう、これしか……!!」


ブ「やはりその結晶しか考えられない!」

ブ「さあスグリくん!ゼロの秘宝を……引っこ抜くんだ!!」


 た す け て


ユリ「や、やめッッッッ!!待てッッッッ!!」
❄️「!!まずいッッ、間に合わなッ、」








カァン



……


……


……



🐢「……きゅう?」



 お か あ さ ん ?



ユリ「あ、」


🐢「……!きゅう!」



 お か あ さ ん !



ユリ「あ……

🐢「……きゅう!」テクテク

ス「ああっ……!!」





コォン……


………

……

……


カチッ




つづく