honeyhoneylaboratory
2023-12-31 00:09:12
2722文字
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2023振り返り

今年出した同人誌についての振り返りです。支部にアップしたもの、無配として折本で出したものは含みません。

12/17のDozen Rose Fesで発行した本が五伏で出した15冊目でした。

21年 マリーゴールドの遺言/カラフル/嘘つきは恋人のはじまり/会いたかったから、ゆるして
22年 僕たちのイブ/ロケットをはずさないで/Happy End Dramatica/「会いたかった」と僕は言った/壊れるゆりかご/My Precious Blue Bird/君の温度
23年 Baby don't cry/こっち向いて笑って/ハレルヤ/beloved

ということで、今年は4冊出しました。前半を別ジャンルに振ったこともあって、こんなもんかなと言う感じ。

では、振り返って行こうと思います。

■Baby don't cry ~陽だまりの部屋
B6/124p//本体表紙(地券紙)ホワイト1C/カラー口絵/カバー(ペルーラスノーホワイト)4C/1C
 大人になった五伏津の三人に、昔みたいに一緒に暮らしてほしかったので書いた本でした。記憶を失くすのを五条にするか恵にするか、津美紀の設定をどうするか、焼け出されるのは恵か五条か、などなど、骨子となる設定を決め切るのにとても迷った本です。実際、「記憶を失くして一般人をしている恵の近くにいたいあまりに、五条が呪術師をお休みして近所に引っ越してこようとして焼け出される」という正反対の設定でプロットも立てました。21年に出したカラフルが、「恵は覚えていて五条は忘れている」という設定でしたので、それとは逆にしたいという気持ちが最初は強かったんだと思います。
 それから、五条が記憶を封じることになった理由についてはすぐに決まったのですが、その方法が難しかったです。そして、五条が記憶を取り戻す流れについても。呪術が絡むと途端に頭が働かなくなります。優しい気持ちで読んでください。

■こっち向いて笑って
文庫/124p/本体表紙(NPホワイト)4C・クリアPP/カラー口絵/変形カバー(新アトモスマリン)4C
 他校生パロ。もともと7月の次に参加予定が12月で時間が空くため、Xでの連載をしたいなと思って書き始めたお話でした。ホームで始まる学生同士の恋がいいなと思ったんです。ホームや通学電車で見かけるだけという情報量の少なさからどうやって恋に発展していくんだろう、連絡先を聞き出すのだって学校が違うから友達経由でお願いすることもできないし。そんなハードルを、この二人に乗り越えてもらおうと思って書き進めました。あまりいい噂を聞かない五条に惚れたらしい恵を、同級生の野薔薇と悠仁がどうバックアップするかとか、お姉ちゃんの津美紀ちゃんが乗り込んできたらとか、とても楽しく書きました。
 何度かの更新の末に書き終えて満足して、ぴくしぶにもアップして皆さんにも読んで頂き、ひと段落ついたところで、9月のイベントで委託くださるというお言葉を頂き、それならなにを書こう? 続きを書こう! となって書下ろしを加え本にすることにしました。そして、この本は続きを来年出そうと思っています。高1と高2だった二人が、次のお話では大学生と高3、もしくは大学生同志、まだ細かく決めてはいませんが、そんな感じになる予定です。

■ハレルヤ
B6/110p/本体表紙(NPホワイト)4C・ベルベットPP・箔押し(ゴールド)/カラー口絵
 初めは白い本を作りたかったんです。例えばOKムーンカラーかOKフロートに空押しとホワイトインクだけでデザインするみたいなやつ。それが、書き進めていくうちにお話の舞台になる村の教会のイメージが固まって、雪景色の教会を表紙にしようかなとなったのですが(このとき作った画像がカラー口絵になっています)、教会の内部を表紙にしようとある日急に方向転換をし、最終的には「黒い本作ろ」となったのでした。黒い表紙でと決めた時点でベルベットPPは決定だったのですが、箔を押すのは最後まで迷いました。ベルベットPPは濃い色への定着が悪いです。それはわかっていたのでブラックもできる限りぎりぎりの割合で色を混ぜたので既にリスクがあったのですが、ベルベットPPと箔押しも相性が良くないんですよね。印刷所(※)にお尋ねした際も、剥離のリスクを理解してもらえるなら受けますというお返事でした。
※ベルベットPP+箔押しは受けて下さる印刷所は限られますし、受けていただける場合でも上記リスクは必ず説明があると思います。部分的にはがれてしまった本が納品されてもノークレームで、ということです。
 結果としては、印刷の工程でかなり丁寧に進めて下さったこともあってか、「ここが一番危ないかも」と言われていた小さな★まで綺麗に押されて納品いただきました。箔の色はステンドグラスピンクとどちらにしようか迷いましたが、結局オーソドックスなゴールド。色数を絞るという点でもこれでよかったなと思っています。
 内容については、通販でお求め頂いてまだお手元に渡っていないかたがおられるはずなので踏み込みませんが、本誌のせいで書き出すのが遅くなり、かつ私にはハードルの高い任務物だったこともあって難儀しました。込めた願いは、本文の最後の3行です。タイトルにもそんな気持ちを込めたつもりです。

■beloved
文庫/158p/本体表紙(五感紙粗目)4C/角丸
 せっかくのイベントなんだから、2冊新刊を持っていきたいよ~、でも新しく書くスタミナが残っていないよ~、と言う状況で、本来なら私としては後ろ向きである、webに上がっている作品の再録集に手を出しました。
せめてもの工夫として、9年が香る作品という縛りで搔き集めた感じです。
 書下ろしは2篇。個人的には、いちばん最後の作品として収録した「拝啓、五条悟様」という、恵が出てこないお話に、私の気持ちが全部詰まっています。
 装丁ですが、角丸にしました。表紙にシルエットで恵を思わせるこどもをあしらったこともあって、角丸の可愛さに耐えられると踏んだためです。使った紙は五感紙粗目、あたたかい感じがして好きな紙です。滲んだような風景がよくなじみました。空の水色と、タイトルなど文字周りの茶色の組み合わせも嵌りました。
 五感紙と言えばキラですが、いつか表紙で使ってみたい紙だったりします。どういうふうに使ったらいいのかイメージがついていないんですが、なんかこう、パリッ!としてキラッ!としているところが唯一無二です。
 
24年は3月春コミ、6月JBには申し込み済みです。その後も、様子を見て参加の予定です。
それではよいお年を。

2023/12/31