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yuy_op
2016-02-28 19:36:37
5798文字
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幻想病刀剣男士ネタまとめ
ついったで吐き出したものをそのまま突っ込んであります。【】で指定しているもの以外は、特に刀剣男士の縛りはありません。
◆人魚or魚化
自覚症状は喉の渇き、呼吸のし辛さから始まり、入浴の長時間化、異常な量の水分摂取、水から離れている間の呼吸障害と進行していき、やがて水中でしか生きられなくなる。症状の進行と共に自我などが薄れていき、やがて幼児程度の知能しか残らない。最終的に人魚化or魚化
「兄様、お加減はどう?」
尋ねても水の向こうの瞳は不思議そうに小夜を映す。ゆらりと流れる長い髪と鰭は変わらず美しいが、無垢とも取れる表情が異様だ。もう自分の事も分からないだろうに、兄弟が顔を見せると少しだけ警戒を解く。それが果たして救いなのかは分からない。
「ご気分はいかがです?」
こぽりと気泡が弾ける水槽で、首を傾げてそれは無垢に微笑んだ。何を言われたか理解していないのか、返答代わりのそれなのか。宗三を覗き込むように揺蕩うこのひとは、果たしてこのように笑うひとだっただろうか。
苦しいと、兄が溢したのはいつだったか。まるで陸にあがった魚のようにはくりと喘ぐようになったのは。その様がぞくりとするほど妖しく、美しく、苦しみ続ける兄を救う前に、ただただ見惚れてしまったのだ。もう苦しむこともない兄は終ぞ知らぬままだった。
ぱしゃりと不満げに水面が波打った。無言の抗議を受けながら、濡れて張り付く細い蒼糸を丁寧に結っていく。
「苦しいのは承知していますが、もう少し」
ようやっと長い髪を結い上げれば、余韻も残さずするりと音も僅かに痩躯が沈んでいった。
水中で己の蒼糸が揺らめく様を、白藍の双眸が満足げに眺めている。結い上げられたばかりのそれを喜ぶように泳ぐ様は、無邪気にも優雅にも見える。
「結い上げたばかりですから、あまり乱暴に泳がないでくださいね」
兄様、と呟いて一度、水面を撫でた。
彼は、最後まで抗っていたようだった。地上にいるだけで苦しく、記憶も散り散りになり、それでも己は江雪左文字なのだと、矜持を持って立とうとしていた。
けれどあの日、ふと彼は池を見て。
水音に兄弟が気付いたときには、もうすべてが遅かった。
「この本丸には綺麗な金魚が多いのですね」
少女は頬を可愛らしく染めて微笑む。覗き込んだ池で様々な色を纏った美しい金魚が泳いでいた。白、水色、常磐、金に黒。
「ええ、とてもうつくしいでしょう?」
かつては戦場を駆けた彼らも、今は声なく身を揺らすのみ。
「これが
…
私、ですか」
目の前でゆらりと優雅に游ぐ姿は柔らかで、己との共通点といえばその体色くらいだ。自我もないと聞かされたそれが己の末路なのだという。確かにもう、争うことも戦うこともなく短い生を終えられるのだろうそれが眩しく見えた気がした。
「彼らは幸せなのだろうか」
「それを決めるのは俺達じゃない」
「刀とするなら不幸だろう。だがそうでないなら、もう分からん」
「そうだな
…
」
しがらみから解き放たれたのだと考えるのであれば、彼らは不自由と同時に自由を得たのかもしれない。
◆異食(玉鋼)
始まりは飢餓感。何を食べても満たされず、やがて食べたものを吐き出すように。飢餓感は募る一方で、何らかの切っ掛けで玉鋼を口に入れ、食べてしまうことで発覚する。それ以外は体が受け付けないが、それ以外の影響は何もない。
がり、と頭蓋に直接響いた音で我に返った。これは、何だ。今口に入れたこれは。
ごり、がり、と音が止まらない。否、口が止められない。苦しめられてきた飢餓感がこれを求めている。
一体自分は、どうしてしまったというのだ。何故こんな、なのに止まらない、止められない。
◆体液変化(鉱物)
体液が鉱物に変わる。体液は血液も含み、戦場で流す血液もすべて変わる。審神者の自制心が低いとそれを売り捌く方向に向かうので嫌な予感しかしない。
◆記憶混同
他の本丸の自分と記憶が混同してしまう。段々と混ざる時間が長くなり、その内意識も混ざり始め、どちらが自分なのかわからなくなって自我をなくし、ただそこに在るだけになってしまう。
◆痣、蔦
身体に蔦のような痣が広がる。悍ましくも美しくも見えるが、それが全身を覆い尽くしてしまうと消滅してしまう。戦場で穢れを受けてしまうのが原因で、しっかり浄化することができれば治る。痣が広がった部分は軽い麻痺や疼痛を伴う。
◆花
心臓の上(胸)に花が咲く。花が咲ききるまで特に症状は出ない、が、結実してそれが落ちると同時に消滅してしまう。その実を埋めると同じ花が咲くが、その花粉を吸った刀剣男士も発症する。
◆視覚異常
話している言葉が伴う感情が、身に纏うオーラのようになって可視化してしまう。本人には視えず周囲にだけ視え、伴う感情によって色や濃さが異なる。それ以外何も起こらないが、感情が筒抜けのため罹患者によってはトラブルが予想される。
◆異形
審神者が戯れに殺してしまった生き物の呪いを近侍が受ける。体の一部がその生き物のように変質したり、行動がその生き物の生態に影響される。
程度によっては刀解待ったなしである
【三日月宗近】陽光に対してアレルギーのような症状を起こし、立っていられなくなる。定期的に月光を浴びなければ弱ってしまい、浴びる際には周囲が淡く発光する。月光を浴びれば多少能力が強化されるが、太刀なので夜戦はやはり不利。
◆体温、触覚異常
体が冷えて、まるで金属のように冷たくなる。本人の体感はあまり変わらないが、熱に弱くなる。
火や高温のものに近付きすぎると本体も傷み、手入れが必要になることも。
◆異食(墨文字)
墨で書いた文字を食べるようになる。書かれた文字を口許にあてがえば文字だけを取り込める。書かれた時の感情や、字そのものの意味等で味やその後の感覚が変わる。好意などのプラス感情は美味しく感じるが、マイナス感情は美味しくないと感じる。墨のにおいも体に染み付く。
他人に書いてもらった文字の方がよりはっきりと味が出るし、美味しい。しかし悪意などが向けられていると体調を崩してしまうし、強すぎれば昏倒してしまう。
また、文字の形などに性格が出るので、それによっても味が変わる。
噎せ返るような墨の匂い。日光が遮られて薄暗い室内で、来客に気付いた双眸が此方を射抜く。
「初めまして、江雪左文字と申します」
まるで筆から溢れた墨がそのまま滲み出したかのような濃密な気配。まるで水墨画のような男だと思った。
薄い唇が、いとおしむように和紙の上を滑っていく。ふ、ふ、と吸い込まれるように、滲んだ黒がほどけて純白に染め直されるかのよう。繊細な手付きで行われる“食事”はまるで神聖な儀式の如く。
「
……
うん、ご馳走さま」
ほう、と歌仙は満足げに呟いた。
◆帯電
体に電気を帯びるようになってしまい、色々と不便を起こす。しかし、本体に電気を纏わせて扱えるようになるため、殺傷力は上がる。
コントロール出来ないならば、色々と不便で危険。
◆視覚・認識異常
味方が敵に、敵が味方に見えるようになってしまう。刀剣男士は歴史修正主義者に、歴史修正主義者は刀剣男士に。それを理解するまでも大変だが、そのあとはひたすら仲間の姿をしたものを斬り続けなければならない。
もう、いくつ亡骸を積み上げたのか。数え切れぬ弟たちの骸を自らの手で産み出してきた。そう見えているだけなのだと理屈は分かる。分かるがそれと感情は別物だ。
今日もまた骸が増える。その度に胸の奥が凍えていくのは、恐らく気のせいではないのだろう。
◆痣2
連結された数だけ、体に痣が浮かび上がる。特に害はなく、見た目も美しい。しかし刀剣男士や審神者によっては災いとなるだろう。
【宗三左文字】
毒を吐く度にそれが蝶の羽根となって溢れ落ちる。他に本人に害はない。しかし、慣れて頑張れば吐かないこともある程度は可能だが、溜め込んだだけ弱り、反動も大きくなる。
羽根の鱗粉はきらきらと美しいが、人の身には毒となる。
◆幻想病(認識異常)
刀剣男士として在る今はすべて自分の妄想、もしくは夢だと認識してしまう。審神者も、仲間も、歴史修正主義者も、すべて幻、幻想の産物。
早く覚めればいいと願うか、このままこの日々がと願うかは、罹患する刀剣男士次第。
「どうせこれは夢なんだ。何をしたって虚しいだけ」
殴られた痛みはリアルで、より滑稽さが増すばかり。何を望んでこんな幻想を自分が抱いてしまったのか分からない。こんな荒唐無稽なもの、目覚めたときが虚しいだけだというのに。
◆聴覚・認識異常
動物の言葉が分かるようになり、会話もできるようになるが人語が分からなくなる。
身振り等で大まかな意思の疎通は可能だが、文字も読めなくなるので細かなところまではなかなか分からない。
「あるじ、わからない、わからないのです」
貴方が仰っていること、貴方が望んでいること、何も、何も分からない。
貴方に言いたいこと、貴方に応えたいこと、何も、何も伝えられない。
何故、どうして。こんな自分に、果たして価値など在るのだろうか。
◆茨鏈病(仮)
姿見に写る己の身がここまで恨めしいとは。ぎりと爪を立てて握り込んだ其処の感覚は薄く、動かすにも痺れてぎこちない。嗚呼恨めしい、腹立たしい、悍ましい。これでは本当に、ただ此処に在るだけに成り果ててしまう。今までと何も変わらない、何の意味があるというのだ。
「その体で出陣なんて無茶だ!」
「刀として戦場で散ることすら許さぬと
…
?ならば僕は何のために、こんな」
「必ずなんとかするから」
「ああ、もう、己を折ることすら出来やしません
……
憐れと思うならいっそ一思いに折ってください
…
っ」
その痣が、蔦が兄の体を覆い尽くしてしまったら、一体兄はどうなってしまうのか。痣の広がったかんばせは痛々しくも彼の白い肌がよく映えて、美しい刀なのだと再認識した。麻痺があるのか言葉も途切れ気味で苦しげだ。
「
…
さよく
…
ど、か
……
ぼく、を」
主が望まぬから無理だと首を振れば、僅かに目尻を揺らして口を閉ざした。そのまま力なく目を閉じた姿は、痣と蔦で世界の全てを拒んでいるようにすら見えた。刀であることを誇りとしていた兄にとって、苦痛でしかないのだろう。
ずぶりと本体が沈んだ感触は、何ら人と変わらない。血を吐きながらも、兄は美しく笑っていた。
「ありが
…
さよ、く
……
これ、で
…
」
残されたのは、幾つかの金属片と枯れた蔦の残骸だけ。つい今しがたまで存在した体温など元からなかったかのようだった。
◆柘榴病
柘榴病。濃い穢れが触れた場所の皮膚が爛れ、裂け、まるで熟れた柘榴のようになって傷が塞がらなくなる。外科的な対処と並行して、呪術的な浄化も行わなければぶり返してしまう。痛みに加えて発熱、目眩も併発する。
◆衝動系
刀を揮い、生きたものを斬りたい(血を見たい)という衝動に襲われる。一度その衝動に襲われると血を見るまで落ち着くことは出来ない。発症した多くの刀剣男士は己に傷を作ることでやり過ごすが、完全には払拭出来ず段々と追い詰められていく。
◆存在消失
重さが段々と無くなっていく。バランスを崩しやすくなり、重さがないので戦闘もできなくなる。その内日常生活すら儘ならなくなり、重さがゼロになった瞬間、存在もそのまま消えてしまう。並行して全てに対する執着も薄れていくので現在や生への執着を取り戻せれば進行も止まる
◆記憶混同2
折れた刀剣男士の記憶を全て受信してしまう。折れた瞬間の映像、激情、音、それらを明瞭に捉え、記憶し、蓄積してしまうため、処理しきれずに受信直後は倒れてしまう。その後自分を保てるか、記憶に振り回されるかは刀剣男士次第。
◆聴覚異常2
聴覚がどんどん鋭敏になっていく。初めは耳がいい程度だが、やがて音が聞こえ過ぎて音に潰されそうになる。耳を塞いでも意味はなく、鼓膜を潰さない限り無音は訪れない。手入れをすれば治ってしまい、完全防音部屋にでもいない限り音の奔流は止まない。
◆回帰(炎)
火、炎に還りたい、という衝動に襲われるようになる。まるで呼ばれるように、火や炎を見るとふらふらと近寄っていく。本人に熱いという感覚はなく、止める者がいなければそのまま自らをくべてしまう。
耳の奥で、ぱちりぱちりと爆ぜる音。ごうごうと轟くような渦巻くような響きは全身を包むかのようで、おそろしいのにひどく懐かしく、還らなければと強く思う。
何処へ、嗚呼そうだ、見えるではないか。煌々と、赤々と、ゆらり立ち上る深紅の炎が。
◆アレルギー
霊力アレルギー。引き継ぎ本丸の刀剣男士に稀に発症する。アレルギーなので症状は様々。拒絶反応で存在の維持が危なくなったり、体調を崩したり、動きが制限されたり能力が下がったり。
審神者を替えてアレルギーを起こさない主のもとに行くのが一番手っ取り早い解決策
◆回帰(脳内の海)
こぽり、と水音が耳を掠めていく。見回しても発生源は見当たらない。目を閉じれば深い蒼。揺らめく光に、回游する鮮やかな生き物たち。踊るような海草と珊瑚、知らない筈なのに懐かしい瑠璃色の世界。
嗚呼、こぽりと揺らめく泡の音に、かえっておいでと喚ばれている。
刀剣男士の頭の中にある海。その原始の海に喚ばれ続けている
◆回帰系派生
目を閉じれば、鮮やかな世界が広がっている。心地好い風が吹き過ぎ、あまやかな鳥たちの歌が響き、青い蒼穹が天高くを覆う。いつでも還ることのできる楽園が一体何処かなど些末なことで、其処はただ穏やかに自分を受け止めてくれる。例え血腥い現実が、すぐ傍にあるとしても。
◆蝕涙(ショクルイ)病
仮称。涙が止まらなくなり、そのまま放置すれば自身の涙で自身を錆びさせてしまう。この涙に触れることで他の刀剣男士にも感染する。手入れでも治らず、治療法は未発見。
◆痣、文字
刀剣男士の体の何処かに文字(もしくは模様)が浮かび上がる。それだけならば何も害はないが、同じ文字が浮かび上がった者同士が触れ合うと消滅してしまう。
※発想元ネタは貝合わせ
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