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しゃどやま
2025-06-11 13:50:05
1187文字
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【宗戴】ねこがすき
雑談ウィズダム。これを宗戴と言う勇気。
開店前のウィズダムで、宗雲はスマートフォンから目を上げる。三人に向けて言った。
「仮面カフェでもラテアートを出すという話になったそうだ。モチーフにするのは看板のカメレオンなど動物のようだが、アイディアが欲しいらしい。颯、練習しやすいモチーフは何かあるか?」
選べるラテアートの模様。初心者でも作りやすいものはあるか、と宗雲が尋ねたが、颯はあまり話を聞いていないのか元気よく手を挙げる。
「レッサーパンダがいいよ!」
「何?」
「レッサーパンダ! カメラに向かって立ち上がってるところなんて、ぬいぐるみみたいでしょ? 動物園も行きたいんだよね〜」
キラキラと目を輝かせ、颯がレッサーパンダのマネをして両手を広げる。浄が呆れて肩をすくめた。
「好きな動物を言っただけじゃないか。しかし動物園デートは嫌がるレディもいるから
……
デートならうさぎカフェがいいかな。何よりうさぎは愛らしいからね。特徴的な耳も、ラテアートにもしやすいシンプルなデザインじゃないか?」
浄はにっこりと微笑んで言う。うさぎが好きということに偽りはないようだった。
「
……
リエーブル」
「皇紀さん、うさぎって言えば食べ物になっちゃうんだね
……
」
養殖うさぎ肉であるラパンと、野生うさぎ肉であるリエーブルを区別する皇紀に、好きな動物を聞くのは無謀な話だった。浄は話をそらすように宗雲に水を向ける。
「宗雲。お前も好きな動物を伝えておけばいいんじゃないか?」
スマートフォンを手に持ったまま、宗雲は目を閉じる。少し考えて、口を開いた。
「
……
猫だな」
「猫かー。可愛いのからセクシーなのまで、いろんなイメージがあるよね。どんな所が好きなの?」
颯が頭の上で指を開き、猫耳を作ってみせる。颯の問いかけに頷き、宗雲は見えない猫を眺めるような遠い目をした。
「猫は、飼育下でも自立している。自分で身体を手入れし、獲物だって捕れる。どれだけ世話をやいても、懐くとは限らない。むしろ余計なことをするなと睨まれる」
「んー
……
世話焼きな宗雲には、相性悪いんじゃない?」
「俺はなにも、感謝して欲しくて面倒を見るわけじゃない。ただ放っておけないだけだ」
「それはわかるな。強気なレディならではの楽しみがあるからね。カバンを持たされたり、振り回されたりする喜びがある」
ツンデレってやつだ、と浄はからかう。猫を女性として見られることに宗雲は少したじろいだ。
「別にレディとして見ているわけではないが
……
しかし、そうだな」
顎に片手をやる。うっとりと想像した。
「一人で生きていこうとする猫を自分の腕に収めるのは、きっと快感だろう」
――
場が冷える。
「悪癖が出たな」
「うわー。そーうんはケモナーだ」
「ケモナー? 何だそれは?」
「
……
獣姦はやめろ。不衛生だ」
「俺はそんな事を言っていないが
……
?」
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