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たくとろ
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ワンライ「キャンプ」
フライング作成
短めです。
「キャンプの役割を分担しよう」
みんなでテントを張り終えたタイミングでロイが言った。リコとドットが頷くと、ウルトが横から一言。
「別にてきとーでいいだろ」
「決めといた方が動きやすいだろ?それにウルトはほっといたら何もしなさそうだし
…
」
「あぁ!?俺だってちゃんとできるっての!」
「まあまあ
…
それでどう分担する?」
リコが仲裁に入り、本格的に話し合いが始まった。まずテントの設営はそれぞれでやることに決定だ。張らない時もあるし、全員慣れているので分ける必要もない。分担する役割は主に食事の部分だ。料理を作る係、片付ける係、焚き木の回収や食器の準備などやることは盛りだくさんだ。
「料理はリコだな。この間のパンケーキはメガ美味かったからな!」
「そうだね、リコは料理上手だし。でも一人じゃ大変だから僕も作る係で」
「ありがとうロイ。焚き木集めたりはその時々でもいいとして
…
」
「片付けをボクとウルトが担当するよ。ちょうど半分ずつだし、準備も手伝えることはやるから」
「おい、勝手に決めんなよ」
「お前もリコの役割勝手に決めただろ
…
」
こうして役割が決まり、早速本日のキャンプが始まった。夕飯の献立はカレーだ。テーブルを立ててまな板を敷き、リコとロイが並んで食材を切っていく。タマネギを切って涙を流すロイを横目にリコはくすくすと笑う。大体終えたところで、ウルトたちが焚き木を集め終えて戻ってきた。早速火をつけて煮込んでいく。
よくなってきたところでルーを入れ、しばらくして味見を始めた。まずはリコが小皿に少し掬って一口だ。
「うーん
…
ちょっと甘いかも」
「どれどれ」
リコがロイに小皿を手渡すと、ロイはそのまま小皿に口をつける。確かにちょっと甘い。ちっちゃい子にちょうどいいくらいだ。
「スパイス足そっか」
リコがそれに頷くと、ロイは小さな瓶に入った辛いスパイスをカレーに振りかけながら混ぜていく。ある程度やったところでまた小皿に掬って一口。
「ん。いい感じかも」
「ほんと?
…
あ、確かにこれならみんな食べれるくらいの辛さでいいね」
味を確かめてリコとロイは笑顔を向け合う。ドットと共に飯盒から炊き終えたご飯を分けていたウルトはそんな二人の様子を見て顔を赤くする。
「あ、あれ
…
間接キ
…
」
「どうした?手止まってるよ」
「な、なんでもねえ!そろそろあっちも終わってそうだなって思っただけだ」
「なんで早口
…
?」
準備が整ったところでみんなでいただきます。リコとロイの二人で作ったカレーはコクがありほどよい辛さで、キャップもサムズアップを示した。
「美味しくできたね」
「へへ、リコとならなんだってできる気がするな」
「私も。じゃあまた一緒に料理しよっか」
「いいね。今度はもっと難しいの作ろう!」
カレーを口に運びながら、ドットは二人の会話を聞く。この二人が結婚したら毎日こんな感じなんだろうかと考えたが、言ったらはちゃめちゃになると思い、カレーと共にぐっと飲み込んだ。
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