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はるの
2025-06-05 23:42:33
14588文字
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ウィキッド ふたりの魔女 感想
ネタバレ感想
2回目観たときに気づいたんだけど、西の魔女が死んだ冒頭で城から馬に乗ったフィエロが飛び出してきてない???
さいごには幸せであるように願ったグリンダのことを思い出して泣くんだが
それとも水をかけると消える超展開にはやっぱり何か種と仕掛けがあるんでしょうか
というわけでウィキッド、良かったです!!!
気持ちがたくさんありすぎてうまく言葉にならないんだけどとりあえず
わたしがパート2観たときのためにテキストを残しておきます
・No One Mourns the Wicked
マンチキンのこのテンション、すげーマンチキンだなと思った。テンションだけで押し流してくるようなBIG WAVE
ミュージカルのオープニングでわくわくした。やはり大勢が歌い踊り暮れている様子は良い
わらの魔女に火をくべるのも良かったです。魔女狩りじゃん、誰が得するマスヒステリーなんだろうなこれは
グリンダの"""善き南の魔女"""ぶりが最高でした。すべてが演出されている。Perfect
「種も仕掛けもある乗り物」で空から飛んでくるの良かった
こういう求められているものを完璧にお出しする芸風の人、わたし好きなんですよね
…
もうこのへんで「あれ
…
この人
…
好きでは
…
」と思ってました
ここまで完璧に演じておいて、エルフィーのことを訊かれて素直に話しちゃうのはびっくりしたし、あ、この人だいぶ素直なんだ、というギャップが良かった
そのあとも絶妙に傷ついた顔してるの良かったです。歌は冗談かと思うほど迫力のある美声なのに
青い青い草原 青い青い大空 私が死んだ日にはパーティを開いてね
エルフィーの出生、その緑の酒は何
流通してるなら世界に3人くらいはエルフィーがいそうだけど、いないならその不思議な液体を持ってきたお前は何
こんな劇物が存在するなら宮殿で独占して魔法使いを産ませていいように教育して手下にする運用が可能になるから割とまじでやべーものだと思うんだけど、何???
エルフィーのやさしさというか他者を尊重する精神は、この熊のナニーからもらったものなんだろうなあと思うとあったかいね
ネッサがエルフィーを慕ってるのもかわいい。まあ父親は育児してなさそうだしな
The wonderful wizard of Oz(笑)
まじでね~オズはアイロニーの話だと思ってるので、オズの魔法使いは持ち上げてなんぼなんすよね。もう絶対wonderfulって形容詞つけますよ君にはね~必要だもんね!
・Dear Old Shiz
ふたりの出会い良かったね!!!!!
ガリンダが立ち止まるときに片足斜めに出してるの大好き。髪の先まで自分を支配下に置いている。よく訓練されている。
ガチガチに防御固めてるエルフィーのふるまいも良かった。眼鏡かわいい。黒で統一してるのも良かったな、強そうであり、他人に一番文句を言われなさそうな色
ガリンダが本気で"""理解できない"""ってふるまいしてるのも大好き。この人はまじでエルフィーの存在が青天の霹靂というか、こういう人間が他者として存在することが素直にまじでわかんないんだろうな、ってのが伝わるふるまいが好き
ガリンダはめちゃくちゃ高飛車だとか、威圧的なスクールカースト最上位とか、そういう自己主張があるんじゃなくて、めったにない純度でただただ花よ蝶よと育てられただけの「善良さ」を持っているキャラクターなのとても良かった。これが"善き"魔女か
…
と思うとオズ構文(皮肉ユーモア)を感じる。
視聴者から見ると無邪気な差別主義者でやべーやつなんだけど、やっぱ「悪意」が介在するかどうかって心象影響がでっかいなと思います。ちなみに法律用語での「悪意」は「知っている状態である」という意味なんですが、この意味でもそうですね。憎めなさのさじ加減が絶妙。
The wonderful wizard of Ozの肖像の裏に動物たちの肖像があるの、やばかったね。学校に自分の肖像を掲げたり街に自分の銅像を建てたりする為政者はだいたいろくなやつじゃないからな
…
わたしはディストピアものも割と好きです。
モリブル先生最高だった。絶対こんなのあとで怖いことになる
ネッサを手厚くもてなす室長の嫌な感じも良かったです。嫌すぎる
モリブル先生に熱烈アピールするガリンダと、望んでないのに望まれるエルフィーもめちゃめちゃ良かったです
めちゃめちゃ良かったです
めちゃめちゃ
あのですね~~~ガリンダもエルフィーも、心から望む場所に所属することは永遠に叶わないんですよ
…
この人たちはねぇえ、望むものだけ手に入らないから
……………
いやまあこれは、またあとで話そう長くなるから
・The Wizard and I
君の力は恐ろしい呪いの力ではなく素晴らしい君だけのギフトなんだよ、と言ってくるのがモリブル先生であるだけでどうしてこんなにも怖いんだろうねチャールズ
どうせ魔法が使える人を独占して魔法使いを気取る気なんだろ~?ワンダフルなウィザードの魔法は種も仕掛けもあるもんね~?というテンションでいたので
めちゃめちゃうれしそうなエルフィーを見て、わたしは心の顔を覆いました うん
…
うん
…………
というかまじで民衆思想をしっかり管理してやがるあいつ 誰も批判しねえ 為政者に文句を言わない国はろくな国になんねえぞ
エルフィーがオズの宰相になることで望むのは
・変だと思われない
・家族に認められる
・誰からも愛される
・肌が緑じゃなくなる
なの、ほんとうに
………………………………
学校に通う小さな子だわ
…
みたいな、呆然とした気持ちになりました
でもエルフィーにとってはこれらがこの国の宰相と同じ重さで存在してるんだよな
普段は「緑の肌ですが何か????」って強硬な態度をしてるけど、本当は夢みたいに緑がはがれればいいって何歳になっても願ってるし、エルフィーの中身ってすっごい柔らかい部分がたくさんあるんだなって分かるのが好きです
そして歌が死ぬほどうまい
エメラルドシティってみんな緑のサングラスしてるから、たぶんエルフィーあそこに行ったらただの黒い肌にしか見えないよ、あのワンダフルおじさんはたぶんそうやってだましてくるよ、君の肌の色を変えるとか言って
と思っていた時期がわたしにもありました
「緑」の使われ方が本当に巧妙だなと思う、すっごいオズ構文を感じる
・What Is This Feeling?
すばらしい
すばらしい
ガリンダはエルフィーのこと、シズの階段前ではじめて見たときからずっと目で追って気にしてるんだけど、たぶんこれって「わからないもの」を理解できない自分が信じられないって感覚なんじゃないかな。つまり他人は当然自分が理解できるものっていう舐めプなんだけど、たぶん他人に対して「嫌」と思うことがあまりなかったんだろうなって感じの、初々しい大嫌いが本当にかわいいなと思います。
エルフィーも嫌なやつなんか今まで散々いただろうに、こぶしを握って激怒するんじゃなくて真正面からぶつかって高笑いしてるのは何なの??すきなの?????(オタクの技能:跳躍)
ガリンダの取り巻きたちが「別に偏見があるわけじゃないけど
…
相部屋って"死"だよね」とか差別主義者がいの一番に繰り出すことでおなじみのダイレクト差別発言してるときも、ふたりともお互いしか見てないし相手を打ち負かすことだけ考えてるのがとても良いです。一目会ったその日からキレ散らかしてはじまる正反対のふたりは最終的にフォーエバーだとジムとスポックも言っています(言ってはいない)
曲も元気で良かったな 元気いっぱいキレ散らかしてた いいね
エルフィーがガリンダを指して「Blonde」と馬鹿にして、ガリンダがそれに心外な顔するの、結構刺さりました
それ言われたくないんだ、っていうのが
ブロンドを馬鹿という意味に取る思考回路自体持ってなさそうだと思ったけど、それガリンダは嫌だと思うんだ、という驚きがあるというか
誰でも自分に対する揶揄にだけは敏感、という意味かもしれないけど、ガリンダは頭が悪いと思われるの嫌なんだなあってのがね。
小競り合いするふたり、授業では結局何やっても最後はエルフィーが勝ってるんですよね
で、ガリンダは目も当てられんくらいモリブル先生に馬鹿にされてるんですけど、それでも「はいはい!」ってアピールしてくんですよね、あんなに丸出しで見下されてるのに
その横でエルフィーがモリブル先生に評価されていて、それを下からただ見上げてるだけのガリンダを見てると、なんか、ガリンダってもしかして本気で本当に心の底から魔法使いになりたい人なのかな、と思いました。そのために学校に来ていて、スマートでありたいと願っていて、へこたれずに努力をする人で、ただその努力の方向が致命的にアサッテな人
…
みたいな。なんか、この人
…
すごく絶妙なキャラクターバランスだと思う、何度でも
・Something Bad
ガリンダがディラモンド先生の発音をたしなめるシーン、ガリンダはまじのまじで事実そうだからを理由にもはや親切心で訂正している感じなの、すごくガリンダらしくて良かったです。無自覚無神経。ディラモンド先生がなんで間違えるのかを理解しようとする発想がなくて、ちゃんと注意すればできるようになると本気で思ってんだろうな。この、思考回路の土台にまったく他者がいない感じ。君ののびしろは大変なことだよ
モリブル先生から放たれる強烈なマキャベリズムオーラたるや
エルフィーがディラモンド先生のことで心を痛めてると相談してるのに、まっっっっっっったく話を聞いてないモリブル先生おもしろすぎるんだけど、頭がいいはずのエルフィーが何ひとつ疑わずにこにこしてるの良いね
このエルフィーの「自分を許してくれたものに対する盲目的な親近感」、すごくウェットで柔らかくて、エルフィーの生い立ちとか、彼女の根にある弱さを感じます。この人中身はすごくふにゃふにゃしてる、というギャップよ
ちなみにガリンダはふわふわしてるけど芯はごんぶとだからまじでね~~~~なんだか変な高揚感~~それは突然やってきたけどこれからも永遠にそうだと信じてる~~ずっとずっとずっと私の命の続く限り♪
フィエロの登場とエルフィーとのやりとり、おもしれーやつ構文すぎて草
・Dancing Through Life
いやおもしれー構文すぎる、と思ってたら、ガリンダがすごいかわいかったので良しとします
フィエロにアプローチする理由が「完璧な私の隣に置けば完璧だから」なのほんと君は ほんと そういうところやぞ
ガリンダが完璧に存在するために払う努力、何もかもアサッテで大好き 髪の先から足の先まで完璧
フィエロ側も「こういうタイプの俺にはこういうタイプの君がちょうどいい」くらいに思ってそうなのもすごく良かった
なんていうかこのふたり、対外的にしか自分が存在してなくて、本当に求めるところがどうあれ、それを是と決めている、って感じが良かったな。こういう人間は存在する、と自分で完結してるのが良い
あーでも、フィエロはそうでもガリンダはあんまり
…
まあまあ自分を持たない人だから、たぶん自分が本当に求めるところも知らんのよなこの人
…
どうやって生きてきたんだ今まで
…
いや何不自由ないハッピーホームで暮らしてたから生きてこられたのか今まで。だだっ広いわのびしろが
図書館で無茶苦茶するのはものすんげえ露悪が露骨で
なんかたぶん、Fake it till you make itで突っ走ってきたんだろうなって思いました、フィエロの第一印象
おおげさなことをすればするほど戻れなくなるから
ガリンダがボックをそそのかしてネッサとくっつけるの、またピュアな善意でしょうもないことしてる
…
って頭抱えました
ボックの名前をガリンダが間違えるたびにディラモンド先生の件を蒸し返したくなりますが、たぶんそういうことだろう 踏んでいるものに踏んでいる人は無自覚
というかこのシーンでもわたしはボックがいちばんやべーやつだなって思いましたし、今でも思っています。本を踏むのもフィエロはそれがどういうことか分かったうえでパフォーマンスとして踏んでるけど、ボックは搾取を目的に躊躇なく踏んでる感じがあって
……
怖い、あの人 ニトログリセリンみたい
まじでボックとネッサは推せないんだけど、ネッサが「同情だろうけどうれしい」と言うならもう
…
そんなの
…
もう
…………
ネッサのこれ、妥協して言ってるんじゃなくて、本当に同情でもうれしいんだろうな、っていうのが
それ以上を望む発想がないから考えもしない感じが
…………
もうね
ボールルームでボックがガリンダとフィエロのキスを見てネッサに魂の告白をするのも、あの瞬間は本物だっただろうしな
本当に、ネッサを好きになろうって決めたんだろう
だがお前は絶対にやらかすのでだめです、と思っていた時期ですね、この頃は
ガリンダがエルフィーに黒の三角帽子をあげる過程、良かったです
友だちふたりが「これあいつに贈ろうぜwww」ってなってるノリにあんまり乗り切れてないガリンダ、悪事に不慣れで、人間の悪意がない世界で生きてきた花すぎて大好き
エルフィーが突然やってきて、えいって一度始めたら、口から生まれてきたんかってくらいめちゃくちゃ上手に「心からの善き贈り物」と言ってのけるのもガリンダらしくて大好きです。この人演じさせたらほんと世界一だわ、さすが南の善き魔女だよ。やりきったあとに、やっちゃった
…
みたいなそぶりしてるのも大好き。お前が始めた物語だろしっかりしろ
で、こんなん絶対罠だって思うじゃん、あんなに「「「嫌悪感!」」」って言い合ってたし、どうせからかってるだけだって思うじゃん普通は?
何故エルフィーはすぐに気を許してまるっと信じてパーティにそれかぶってっちゃうの
…
?何故
…
???
エルフィーのこういうところ、すっごく幼くて不安定でふわふわしてて、良いなって思います。"ふたり"の相対が際立つ。
ネッサに頼まれたのもあるんだろうけど、こんな経緯で夜中に叩き起こされるモリブル先生おもしろすぎる
ああ、
で、
あれか
…
ふたりのダンスか
いやもう
すごいよね
…
突然語彙が終わる
1回目観たとき、ガリンダが突然""理解""した情動があんまり飲み込めなくてびっくりしたんだけど
ただ、なんか「私たちは同じだ」と思ったことだけは分かって
2回目はそれを考えながら観てたんだけど、「拒絶されている場所に立とうとするのがいかに怖いかわかるから」かなあって思いました。でも、今ひとつここは理屈に思い至っていません。まあ理屈じゃないしふたりが分かり合ってるならそれでいいかと思ってるせいかもわからん
ガリンダはこのシーンの前に、モリブル先生から練習用の魔法の杖をもらっていて、「エルファバが大事だからしかたなくあなたに会いにきた」「あなたは決して魔法使いにはなれない」ってくっそボロボロのぼろくそに言われてるんですよね
ガリンダは登場からずっと魔法使いになりたいと行動していて
けど行こうと挑戦するたびに、その所属したい場所からはボロボロのくそくそに蹴り出されてしまう、何度も何度も、エルフィーはまるで簡単にそこに立っているのに
モリブル先生の言葉ってオブラートを外すとおおむね「うせろ雑魚」なんですけど、これをずっと浴び続けてなお、果敢に挑戦しに行くガリンダがわたしはもう怖いまであったんですが
悪意にうといことを差し引いても、あのめげない頑丈なガリンダは、もしかしたらエルフィーの気持ちがわかるくらいには傷ついて怖がってたんかな、とか
そう考えるとすげーエモを感じる
エルフィーに関しては、ばっちりキメて帽子もかぶってパーティに来ちゃうあまりのエルフィーぶりに顔を覆うしかなかったです。どうして君は
たぶん、この人は誰かと交流するのが好きで、本当は友だちもたくさんほしくて、機会があれば後先考えず行っちゃうくらい、めちゃくちゃ人が好きなんだろうな
あ、歓迎されてない、って分かったときのエルフィーの雰囲気と
ここで引いたら死ぬ、って気迫のダンス、良かったです。臆せば死ぬやつだった、あれは
ここで踏ん張りがきくくらい、エルフィーが乗り越えてきた抑圧の数を思ったし
それでも泣いちゃうくらい、ただの傷つきやすい若者だったの、すごく良かった
そして始まるふたりのダンスはほんと ほんとうに もうね
この人たちってあきらめた瞬間に断たれるから「へこたれない」以外の選択肢がないんだ、って思ったし
突然非言語コミュニケーションを始めても通じるくらい、ふたりはふたりだったね
ふたりはもうふたりしか見えてないしふたりでふたりを理解していたのでこのふたりはもうふたりで完結してるんですが
周りがなんかいい感じに加わって~Happy End~みたいになるとこ、最高に最低で良かった
これ、エルフィーを"許可"したのがみんなの人気者のガリンダだったから、みんなも受け入れてるんですよね
たとえばこれをネッサがやってもたぶん誰もついてこないし、エルフィー退学エンドだったと思う
この、声がでかいほうが勝つ感じ、現実を感じて良かったです
現実は変わらずくそみたいだけど、その真ん中でお互いを見つけた感じ
・Popular
ガリンダの陽キャな歩み寄りに戸惑いながらも飲み込まれてるエルフィーかわいいね
母親が死んだのもネッサが歩けないのも自分のせいだと思ってるエルフィーをばっさり否定するガリンダ良い。この人はマジレスしかしないってわかってるから余計に際立つ
緑の瓶を枕の下に入れて毎晩寝てるエルフィー
……………
まじでさあ、こんなに中身ふにゃふにゃで、どうやって今まで生きてきたの
…
その頑丈に作り上げたキャラクターでか。すさまじいよ
シンプルにいちゃいちゃしてるふたりが最高です。ガリンダはエルフィーのことよく見てるよな
ポピュラー大好き。こういうキャラクターも、ポップな曲調も大好き
人気者でい続けるって不断の努力が必要だろうから、ガリンダに合ってるなと思います
というかガリンダはどこまで「人気者」の利用価値を分かって言ってんのかなこれ
…
彼女のかしこさが今のところ本当に分からない。未知数すぎる 無自覚なだけか
もちろん"バカみたいな曲"なんだけど、実際「いい感じの人間のほうが人生のコスパがいい」し、ポピュラーであることの重みはたぶん途端に生きやすくなっただろうエルフィーが今一番身に染みてると思う。そういう非情さも含めて良い
あんなに喜んでた魔法の杖で最初にするのが「友だちを着飾る」なのかわいすぎるでしょ
ガリンダの真似をして髪をなびかせるエルフィーには共感性羞恥のようなものを感じつつ(え、ガリンダのこと大好きじゃん
…
と心のわたしがド真顔で言ってました)
他の生徒に普通に挨拶されるようになったエルフィー、声でかい人が「人間がいます!」って言わないとほかの人には人間に見えないんだなあ、このばかみたいな人間社会、って気分になるのと同時にエルフィーが人生楽しそうで、とてつもない気持ちになる
そしてそれはそれとして、ピンク色の花をエルフィーの耳に差して、ピンクと緑で完璧とするガリンダ
とてつもない気持ちです
ちょっ
…
と待っていったん、エルフィー待って、今どんな気持ち
…
?わたしは
…
すごいよ?
ガリンダはたぶん何も考えてないよ、何も!!!!!
ケシの花イベント
に、出てくるライオン、やたら震えてるの何かと思ってたけど、のちの臆病ライオンか!となんと2回目でやっと気づきました。後日トトを脅かしたせいでドロシーにビンタされて泣いちゃうと思うとあったかい気持ちになりますね
管理社会の管理者側が教育機関に手を入れるのは割と序盤のムーブだと思うので、だからみんなまだこんなに無邪気なんだろうか
ひとり毅然と意見するエルフィーの「意見することに慣れているからとっさに声が出せる」感じ、彼女が今まで強いられてきた環境が窺えてほんとね
…
ほんとならそんな瞬発力なくてもいい世の中のほうがいいんだから
…
で、なんでフィエロひとりだけ起きてたんだろうな
ウィンキーの国ってなんかあったっけ
…
「こいつは動物思いだから」とかそういうふわっとした理由じゃなくてなんかありそうな気がするんだけど、パート2で分かるのかな。だったらいいな
今のところ考えられるのは
・ケシ毒を少しずつ常用することで耐性を高める伝統を持つ家系の人
・実は魔法使いでパッシブに攻撃を無効化するスキルを持っている
・人間ではないヒューマノイドでそもそもケシ毒が効かない
フィエロが動物に親身なのって、別にヒューマニズムにあふれているんじゃなくて、単に彼の友だちがしゃべる馬だからなんじゃないかな、と個人的には思います
結局当事者だからそうあれるだけで、すごくたまたまというか。ガリンダで「知らないことの暴力性」をここまで描いてる作品なら、そういうこともあるんじゃないかなと思いました
まあそれを言ったらエルフィーもナニーが熊だったから、になるんですが。でも、なんでもそういうところからだと思う。知るにはきっかけが必要だし、本筋はそこで立ち止まるか進むかって話であって。
人間は見たいものしか見ないし、視野だって一人称しか持ってないので、視界が限定的になるのは仕方がないけど、より見ようと努力はできるし、そうすることでより良いものを選べたりするとわたしは思いますので、フィエロがこれを期にいろんなことを勉強し始めていて、素直にパート2が楽しみです
世界なんて広ければ広いほうがいいんすよ、選択肢は多ければ多いほどいいんだから(※個人の価値観です)
・I'm Not That Girl
エルフィーってまじで構ってくれたら倍にして好意を返すところがあるよな
…
と思いながら見守ってました
彼女のそういうところは割とこわいなと思うのですが、面白いキャラクター性だなとも思います
やっぱ「ごくふつうのおんなのこ」に強烈な情景と執着があるように思う
いやでもね、この執着の解放が終盤の彼女だと思うから、いいんだよねそれが
ワンダフルウィザードのオズから連絡が来て飛び上がって喜ぶふたり、最高かわいいを毎分更新しててかわいかった
エルフィーがどんなに魔法で成功しても羨望や嫉妬がエルフィーに向かないガリンダ、本当に素養が善のかたまり。たぶんもやっとしたものを感じたりもしてるんだろうけど、それが何なのかをまじでなんも知らんのだと思うんですよね
あとモリブル先生が普通に天候を操ってて、「魔法使いの人、いるんだ
…
!」ってちょっと感動しました
さすがにオマハから来た一般アメリカ人に天候を操るマジックは荷が重かろう
エルフィーの旅立ちシーンでガリンダが改名するくだり、あまりにもガリンダで最高でした
なんかわかんないけどとにかく置いていかれたくないから望まれそうなことをやる、っていうね
彼女の人生ずっとそうだったんだろうなって思うし、かしこさにコンプレックスがありそうな感じも良かった。望まれることを出し続けてポピュラーになったんだろうし、それが彼女を最高の演者たらしめてるんだろうし、今までの相手はみんなあまりかしこくなかったか、かしこさを彼女に求めてなかったんだろうな
フィエロが何してんのこいつ?って感じなのに対して、この見守りが強いエルフィーを見てほしい 好きじゃん
別れのシーン
結局さ~~~~ガリンダ改めグリンダから向けられる親しみや思いやりのほんのひとかけらでも浴びちゃったらさ~~~~
エルフィーはひとりでいることなんてもう無理なんじゃん~~~~~~~~~~~
ねええええこのシーンであのダンスの振りをするエルフィーはあまりに感情が過積載すぎるし
そもそもここぞというときにかぶってきちゃうんですよねこの黒の三角帽子を
あの日の出来事をたぶん世界で一番引きずってるのがエルフィーなんだと思うんですよわたしは~~~~~~~
一緒に行こう!と言われたらぴょんと乗っちゃうグリンダの身軽さ
彼女の「求められたものをお出しする」性質もそうだけど、本当は自分が(魔法使いとして褒められてモリブル先生にも認められて本当なら私が)行きたかった、って気持ちもあるんじゃないかと思うとぐっときます
グリンダはたぶん、自覚してないだけで相当野心家だと思いますし、他者認識に対するある種のドライさがあると思う、たぶん
でもエルフィーはずぶずぶなわけじゃんか~~~~~~~
グリンダは以降もほぼ言いなりにエルフィーについていきますが、どっちかってぇと依存してるのはエルフィーで、必要としてるのもエルフィーなわけじゃんか現時点ではさ~~~~~~~~~
す、好き~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
乗っちゃった!ってふたり、かわいすぎませんでしたか?
もう永遠に乗っていてほしかった。そのままふたりで世界旅行とか行っちゃってくださいよ
…
ワンダフルウィザードに会ってもどうせろくなことになんないんで
…
・One Short Day
めちゃめちゃ良かった、すごくミュージカルって感じがする
街を挙げて大勢で踊るアップテンポな曲は冒頭にもあったけど、こっちはふたりがずっとかわいいことしてるので最高に最高です もうずっとそのままでいて
…
劇中劇の演出もすごく良かった 舞台版の方ですかね?キャラ引きずってて笑った 仲良くしな
ネイルサロンのシーンとか、ふたりが対になってて良かったなあ
…
ずっとそのままでいttt
エメラルドシティ、だいたい緑を基調とした濃い色合いをしてるから、シズでは浮いてたエルフィーがなじんでいて、逆にピンクで明るいグリンダが目立ってるの、すごく良かったです。誰にでもマイノリティになる可能性はある
たぶんエルフィーひとりだったらコッチコチの表情でずかずか入っただろうオズの宮殿、グリンダとぴったりくっついて励まされながら進んでいる様子に、わたしはもうどうしたらいいか分かりませんでした ハレルヤ
そういうところやぞエルフィー
………
!!!!!!
いやもう、もうね、"ふたりなら"進める人間になってしまってるんですよねエルフィーは
…
きっと本来の彼女はそれくらい柔らかい人格で、グリンダを得たことで水を得た乾燥わかめみたいになっちゃってるんですよ
…
はぁ
…
・A Sentimental Man
ワ、ワンダフルウィザードオブオズ~~~~~(笑)
いいキャラクターでした。やることなすことすべてに種も仕掛けもあって良いし、それはそれとしてまじでクラフト器用な人だった。人心掌握ムーブもへたすぎずうますぎず良かったな。ただの人間って感じで。
体制に向けられるヘイトを減らす手段として一部のぶっ叩きやすいカテゴリをぶっ叩くよう民衆を仕向けるのは管理コストが安い便利な運用方法、でおなじみのこれ、素晴らしい魔法使いのオズさんは自分で言っておきながら可能な限り責任はかぶりたくないクズムーブしてるのもせこくて良かったです。政治をかけらも知らん奇術師が場当たり的にやってる感じ。たぶんモリブル先生のほうがやると決めたら徹底的かつ完璧にやると思うので見習ってください。
黄色いレンガ道を生み出したのがグリンダなの良かったな
「宰相になる」より「宮殿にグリンダと一緒に住む」に惹かれてそうなエルフィーも良かった
最初の願望だった「緑の肌でなくなる」が、今や彼女の障壁でもなんでもないのとても良かった
なんかやっぱ人間、承認されないと自信が持てないこと、あるよなって思いました
別に何が変わるわけでもないけど、ただ認められるだけで、元気に両足で立てることってあるよな
グリンダはエルフィーと一緒に住むことより「宮殿に住める」こと自体に魅力を感じてそうなの好きです。このままならぬ ンアア
なんか結局、グリンダの魔法使いになりたいって願望も、権力者になれば豪華で苦労せず楽しいだけで過ごせるから、というのが結構おっきいんかな。そんなことを思いました
翼ザルの誕生、おぞましくて良かったです
言葉を奪われた彼らを体制側が便利に作り替える構図なんだけど、これにエルフィーが加担するというのがだいぶしんどいし、ここでのエルフィーの行動って「知らないことの暴力性」なんですよねええ
…
すごい話だな本当に
真相が分かってばちくそキレ散らかすエルフィーに「謝って!」っていうグリンダ、最高にグリンダ
一緒に逃げたあと口論になって「すっきりした?!」ってキレてるのも良かった
彼女にとっては「宮殿で暮らす」が唯一無二のベストエンドで、それ以外のものを見る必要がないから見ていない、っていうのは、今までグリンダと付き合ってきたなら分かるだろうグリンダしぐさなんだけど
まじで信じられん体制くそムーブにびっくりしすぎてキレ散らかしてるからまったく心の余裕がないエルフィーにはグリンダしぐさが見えてなくて、当然分かるし当然の反応を当然グリンダもするに決まってる、と思ってそうなところが好きです
ほんと、なんなんだろうなこのふたりは
……
ここまで生きざまがかみ合わないのに、どうしてこんなにもふたりで完成するふたりなんだ
……
ねえどう思うチャールズ?まじ
………………
あ、心のチャールズ顔を覆ったまま微動だにしない
でも、エルフィーに行こう!って言われたら、わけもわからずついていってしまうんだよな、グリンダは
わけがわからなくてもグリンダは望めば来てくれるし、一緒にいれば大丈夫と思ってるんだよな、エルフィーは
この時までは
ところで気球ちゃんと持ってんのになんでワンダフルおじさんは帰んないんですか??????
・Defying Gravity
グリンダが今まで何度も「あなたならできる」とエルフィーを励まし続けてきたことが
それに励まされながら進んできたエルフィーが「私ならできる」ではなく「ふたりならできる」と考えていることが
ここにきてすごいことになっていて、わたしは
魔法のほうきを作り出す過程でグリンダが怯えているのと、それに気づいてないエルフィーとか
このへんのふたりの挙動はもうなんて言ったらいいのか、ものすごい感情 好きです
一緒に逃げよう、と当然のことのように言うエルフィーをわたしは「いやグリンダには無理やろ
…
」と思いながら観ていて、当然かしこいエルフィーなら分かっただろうそれが分からないくらい、彼女はグリンダを心から求めてるんだなって思うと
思うとね、はあ
…………………
ふたりでいれば何だってできるのになんで?だっただろうな、エルフィーは
いやもうなんで?っていうか
わたしが知りたいわ なんで? どうしてふたりはこんなにも こんなにも 助けてチャールズ ああだめだ心のチャールズ顔を覆ったまま首まで横に振ってる
グリンダは求められるまま与えるのをやめてエルフィーを拒絶したけど、別にそれはエルフィーを通して「自分の意見を持った」わけではなかったし、権力への抵抗を「してもいいこと」と認識することもなかったし、ただ、「自分にはできない」と悟っただけの
…
やっぱりグリンダはただありのままのグリンダで
…
わたしが「グリンダには無理やろ
…
」と思った感覚を、はっと冷静になってグリンダの顔を見たエルフィーも持ったんじゃないかなと、個人的には思いました
抵抗に身を捧げるって「そうしなければ生きていけない人」と「そうしなくても生きていける人」で本当に選択肢の数が違って、エルフィーはもう選ぶことができないんですよね、安寧を選べば自分を保てなくなるから
…
でも、目の前のこんなグリンダが今の安寧を捨てて幸せでいられるかを考えると、ねえ
……
もう
…
ないんだよね
…………
そんでこういうグリンダを分かってさあ、エルフィーは何も言わずに泣きながら笑顔で手を離すわけじゃん
もうね!!!!!!!!!!!!!誰か!!!!!!!!!!!!!!!助けて!!!!!!!!!!!!!
この場面でただふたりはお互いの幸せだけを祈るじゃん?
エルフィーおまえ、あんなにずぶずぶだったのにおまえ、お、おまえええ~~~~~~~
あのですね、わたしは、ひとりだった人がふたりになって、そのあとひとりになる話がめっっっっっっっっっっっっっっちゃくちゃ好きなんですよね
ひとりで立つことを知ったあと、それでもひとりよりふたりのほうがいいからふたりでいる、みたいなのがめっっっっっっっっっっっっっっちゃくちゃ大好きなんですよ
エルフィーはずっと一度崩れたらはじけ飛ぶような張り詰めた精神でひとり踏ん張って生きてきて
グリンダと出会っていくらでも自分を肯定してくれる存在に寄りかかって自由と柔軟性を獲得して
最後に「あなたならできる」と何度も魔法をかけてくれたいくらでも踏ん張れる強い体を縦にして
ひとり前に踏み出すわけじゃないですか
あまりにも
グリンダがいなければエルフィーはここまで強くなれなかっただろうし
グリンダがいたからこそ揺るぎない"西の悪い魔女"が爆誕したのだと
わたしは 思っています はあ
…
はああああエルフィー
ここからまたふたりになれたらいいのに グリンダも自分の意志を得る旅をしたあとにさあ、ふたりで ふたりで
…………
きっちり三角帽子はかぶっていくし、グリンダの選んだマントがめちゃくちゃかっこいいのもすごく良かったです
グリンダの選んだファッションが"西の悪い魔女"の象徴になるのがすごく好き エルフィー
…
Defying Gravity、さすがですね。すごく良かった。本当にかっこよかったです。
孤独というのは身軽なので、エルフィーに吹っ切れた感じがあったのも良かったな。自分らしくあれるのは彼女にとっては大切なことだと思う
三角帽子と黒いマントと「幸せでいてほしい」という願いさえあればもうなんでもできるんじゃないかエルフィーは、と思いましたが、人間のこういう速度は必ず減衰するものなので、これから彼女がどうなっていくのか楽しみです
"悪い"魔女って印象操作がどこまで操作なのかとかね
グリンダもグリンダで体制側におもねってしまったけど、どうなるんかな
…
大人たちが「いい餌を見つけた」って顔してるけど大丈夫かな
…
グリンダも、最終的に「"南の善い魔女"を完璧に演じ切る」という決断に至った経緯がすごく楽しみです
今一番気がかりなのは「マンチキンの国に家ごとタッチダウンしたら東の悪い魔女をマッシュしてしまったので彼女が履いてた銀の靴をもらっちゃいました」の件について考えるとわたしがだいぶ深刻顔になることですかね
…
西の魔女、銀の靴ほしがるしね
…
そりゃなんでお前が履いてんねんってなるやろな
…
エルフィーが翼ザルのみなさんとどう付き合っていくのかとか、ディラモンド先生と再会できるのかも楽しみです
はーーーーめちゃめちゃ書いたな
でも本当に良い映画でした。3時間映画で時間感覚が失せる映画はよい映画。だいすきです。
舞台も観てみたくなりました
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