本当は毎日でもドラルクを抱きたいが年齢的にそろそろがっつくのはカッコ悪いと思い始め夜のお誘いの頻度と一晩の回数も減らしたロナルド。
もちろんドラルクには言っておらず、ロナルドからの夜のお誘いの頻度と回数が減ってから数ヶ月が経過していた。
当然ドラルクは今までがっついて来たのに最近回数が減ったなとすぐに気付くがそれ以外はいつも通りの為浮気は全く疑っておらず、始めの頃は(さすがに年齢的に体が持たなくなってきたか……)程度にしか考えてなかった。
しかし日が経つにつれてドラルクの体にある変化が出てくる。
今までのロナルドはドラルクを抱き潰す手前(たまに抱き潰す程の激しさ)だったのだが、ここ数ヶ月は加減されるようになってしまった為ドラルクは事後に熱を持て余すようになってしまったのだ。
それでも何もないのにただ足りないからと自分から強請るのもはしたないし恥ずかしいしでドラルクは悶々とした日々を過ごしていた。
どうにかして以前のロナルドに戻せないかと色々画策してみるも効果はなく、悩んでいた時にドラルクはヌイッターのある広告に目を留める。
『これでレスがなくなりました♡』
『旦那が毎晩離してくれません♡』
画像にはそんな謳い文句が並び、可愛らしい色の液体も一緒に写っていた。
詳しく見るとフェロモン香水のようなものらしくドラルクは「これだ……!!」とその場で即注文した。
数日後、ドラルクは届いた香水を使うため適当な理由を付けてロナルドを先にギルドに向かわせると早速香水を自分に振りかける。
「ふむ、悪くない香りだ」
『とってもいい香りですヌ!』
「そうかい?ジョンのお墨付きなら大丈夫だな」
「ヌン!」
「フッフッフ、今まで通りの余裕を保てると思ったら大間違いだぞ若造め……!」
「ヌッフッフ」
ドラルクはロナルドが自分にメロメロになり前のように激しく何度も抱かれる事を期待してジョンと一緒にギルドへ向かった。
「やぁやぁ退治人諸君!今日もいい夜ですなぁ」
いつもの挨拶と共にするりと髪を靡かせるとギルド内に何やらふわりと甘い香りが漂う。
「な、なぁ今日のドラルクさんなんかいつもと違わないか……?」
「だよな!?いつもよりエr、あ、いや、い、色気があるというか……!」
ドラルクはコソコソ話している若い退治人の様子を見て(首尾は上々だな)と気分良くマスターたちと談笑を始める。
1時間程経った頃、パトロールを終えたロナルド達がギルドに戻ってきた。
ロナルドは何故かザワついてるギルド内に首を傾げるも奥でマスター達と話しているドラルクを見つけるとその変化にすぐに気が付く。
「マスター、戻ったぜ」
「お疲れ様です、ロナルドさん」
「特に異常はなかったぜ」
「それは何より」
「おう……で?俺の子猫ちゃんはそんなに魅力的になって何がしたいんだ?」
「おや、私は普段から魅力的だし普段と何も変わらないが?」
「お前が普段から魅力的な事はもちろん認めるが……マスター、悪いが今日はもうあがるぜ」
「ええ、構いませんよ」
「こいつも連れて帰る。騒がせて悪かったな」
「ぜひお願いします」
「マスターまで酷いですなぁ」
「おら行くぞ」
ロナルドはドラルクを肩に担ぐとザワついていた若い連中に睨みを利かせてギルドを後にする。
そして早々に事務所に戻ると
「ジョン、こいつ借りるぜ」
『ごゆっくりヌ〜』
とジョンに声を掛けドラルクを担いだまま予備室に向かった。
ロナルドはドラルクをベッドに下ろし治人服を脱ぎながらドラルクを問い詰める。
「さて、ドラ公さん?何か俺に言うことは?」
「はぁ?私は何もしていないし君に言うことなんてないが?」
「へぇ、あくまでも何もしてないしいつもと同じだと」
「フン、当然だ……変わったのは君の方だろ
う」
「は?」
「急にお行儀よくなりおって、 私の体に飽きたとでもいうのか!?」
「……待て、話が読めねぇ」
「とぼけるな!最近回数が減ってきただろうが!」
「……もしかしてお前、 俺がお前を抱く回数が減ってきたから俺に襲われたくてそんないい匂いさせてたのか……?」
「っ、悪いか!?君が勝手に回数を減らしたせいで終わった後も体が疼くし物足りなく感じてしまうし……!君が、君が私の体をこんな風にしたんだぞ!?どう責任取るつもりだ!」
「……」
予想外の可愛すぎる理由にロナルドは思わず無言になり天を仰ぐ。
「(俺の嫁が今日もこんなに可愛い)」
そして「はーーーーー」と長い溜め息を吐くとバサリとインナーを脱ぎ捨てる。
「悪かったな、寂しい思いさせて。お望み通り責任取ってやるよ」
「!ロナルドく、」
「だが先に言っておく、今日はお前がもうやだって泣いて嫌がってもやめてやれねぇ」
「へっ?」
「お前が悪いんだぜ?若い奴らを誘惑なんてするから」
「はぁ!?誘惑なんかしてな」
「もう黙っとけ」
「っ♡」
キスで言葉を遮られ久々に激しく抱かれる予感にドラルクの体の奥が早くも甘く痺れる。
その後、ロナルドの宣言通り、 そしてドラルクの望み通り?「もぉやら、ぁっ、‼♡ひもひぃの、いらないぃっ!!♡」となるまでドラルクは甘く激しく抱かれたのであった。
事後、ロナルドはドラルクから香ったものの正体を知るべく砂から戻れなくなったドラルクに尋ねる。
「で、結局なんなんだよあれ、めちゃくちゃえろくていい匂いしたやつ」
そう聞かれたドラルクは特に隠すつもりもなかったため手だけ再生させ近くにあった段ボールを指差す。
ロナルドは箱に手を伸ばすと中にあったパンフレットを取り出す。
「『みんなを夢中にさせる♡これでパートナーもあなたの虜♡』?」
「……所謂フェロモン香水というやつだ」
「フェロモン香水??」
「付けた人にセクシーさを纏わせて魅力的にさせる働きがある、らしい」
「……おっまえこんなもん付けて外出て、今回はたまたま何事もなくギルドまで辿り着けたからいいが1歩間違えば誰に何されてもおかしくなかったんだぞ?わかってんのか?」
珍しく怒気を含み厳しい口調のロナルドだったが、そこはドラルクも付き合いが長い為あまり効果はなかった。
「私に何も言わずに急に回数を減らした君が悪い」
体を再生させたドラルクはそう言ってプーンとそっぽを向く。
そんなドラルクにロナルドはやれやれと思いつつもドラルクの言うことも一理あるため苦笑する。
「この年であんまりがっついてちゃかっこ悪ぃと思って我慢してたがそれでこんな危ないことされちゃあ意味ねえな」
「そうだぞ!私からしたら君なんてまだまだ若造なんだからな!」
「へいへい。じゃあ明日からお望み通り今までと同じように……いや、お前が不安にならないように今まで以上に相手してやるから、覚悟しとけよ」
「臨むところだ!!」
こうして誤解が解けたのはよかったのだが、その後お誘いの頻度が週5回から週10回くらいになってしまい砂から戻れない日が増え
「こんな筈じゃなかったのに……!」
とロナルドに抱かれるのは嬉しいが体力が持たずに悲鳴を上げるドラルクだった。
また、週10回の仲良しはジョンから『さすがに週10回は多すぎるヌ』とご指摘が入るまで数ヶ月続き、その後は週7回に落ち着いたのだった。
ハッピーエンヌ♡
(ちなみに週10回というのはドラルクが起きてすぐやロナルドが退治から帰ってきてすぐ事務所のソファや机で、ジョンが外出している時は居住スペースのソファで等1日の内に夜だけでなく何度もお誘いしていたのだった)
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