ひよこ豆
2025-05-31 23:05:11
1772文字
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ねごと

R18本番なし悠アキ。すやすやえっち未遂。

ねごと
朝6時ごろ。
休日に起きるにしては少し早い時間。
眠気が半端に覚めてしまい、まどろみの中でぼんやりと隣を見る。

悠真のいとしい人、アキラはすやすやと穏やかな寝息を立てて夢の中にいた。
時折口がもにゃもにゃと動くのが可愛くて、唇をつついたら「んん……」とむずがった。
かーわいい。
少しの間その柔らかな手触りを堪能したあと、二度寝を決め込もうとした途端。

「ん、ぅ、はるまさ、 あンっ」

――やたらに色っぽい声が聞こえて、一気に意識が覚醒した。
気のせいかな?と思考の外に流そうとしても耳にこびり付いて離れない。
そうすると、今まで意識の外にあったアキラの寝姿がやたらと目につく。
薄手のTシャツから出ている白いお腹。
ズレたスウェットから見える鼠径部と下着。
ダメだダメだと理性は思うのに本能からの欲求に勝てない。

「アキラくーん……起きてますかー……
小声で問いかけて、反応がないことをしっかり確認してしまう。
当然のように返事は無い。あったら困る。
何が?何かが。
悠真は、震える手でそっと、Tシャツから覗くアキラの薄く白い腹に指で触れた。
軽く身動ぎしたものの、アキラの睡眠は妨げられなかった。
背徳感に心臓がどくどく言っている。
そのまま、指だけでなく掌全体を使いアキラの肌を撫でる。
しっとりと柔らかい肌は手に吸い付くようで、悠真の情欲を煽った。
Tシャツの中に手を差し込んでまさぐると、すぐに目当ての物にたどり着く。
悠真にさんざん弄られて、すっかり感じやすくなってしまった桃色の尖り。
指の腹で乳輪を軽くなぞると、
「ン、ぅ」と控えめだが確実に悩ましげな吐息が聞こえてきた。

本格的にやばい。我慢が利かない。
アキラに気づかれぬようゆっくりと、上までTシャツを捲り上げる。
ぴんと尖った突起があらわになって、悠真は思わず唾を飲んだ。
そのまま胸元に近づき、片方を口に含む。
ちゅく、と唾液の音がやけに響いた。
「ン、ふ、ぁ……
舌先で転がすとアキラの声はより甘さを伴って口から零れる。
もう片方をくにくにと手で弄れば、鼻に抜ける吐息が漏れ出す。
悠真は眠るアキラに情欲を抱いている罪悪感の反面、この状況にどうしようもなく興奮もしていた。
気づけばアキラの下半身はゆるく立ち上がり下着を押し上げている。

やばい。この先は。本当に。

そう思っても手は勝手に動く。まるで脳から切り離されたみたいだ。
震える指で下着ごとスウェットを下ろす。
ふるりと揺れて外気に晒されたアキラの陰茎。使い込まれていない、薄い色のそれ。
指で輪を作り、ゆるく上下させれば簡単に蜜が滲む。
ちゅこ、ちゅこ、と先走りを纏わせて扱く。
「はあ、んぁ、っ……♡」
アキラの声はとうとう淫猥さをみじんも隠さなくなり、甘く悠真の耳を震わせる。
「アキラくん……、アキラくん……ッ♡」
うわ言のようにアキラの名を呼びかける。
小声なのは僅かに残った良心の呵責か。
「あ 、ふぅっ……♡」
アキラの物を包む指の輪が数回上下したとき。アキラは身動ぎし、ぴゅく、と白濁液がそこから溢れた。
散る水滴はそのまま悠真の手に掛かり、放出の余韻で芯はとくとくと脈打っていた。

ここまでやって、自分の息が上がっていたことにようやく気づく。
一気に現実に引き戻された悠真は、手を洗って――ちょっと勿体ないとか思ってない、決して――、アキラの汚れた身体を拭いてやり、大幅に着崩れさせた寝巻きを戻し、上からブランケットを掛けた。
これで元通り……悠真の元気になってしまった股間以外は。
さっきの光景を思い出して一人で処理しよう、なんてちょっと打算的な思惑を浮かべていたら、アキラがゆっくりと目をまたたかせる。

「はるまさ、おはよう」
「お、オハヨウゴザイマス」
寝起きのぽやんとしたアキラは独特の色気があってこれまた股間に悪い。
対して罪悪感を抱いていた悠真はぎくしゃくと棒読みで挨拶を返した。
「さっきまで夢を見ていたんだ……聞きたいかい?」
「へえ、どんな?」
アキラの話なら何だって聞きたい悠真は、素直に頷いた。
アキラはふふ、と艶っぽく笑い、悠真の股座を押し上げるものをそっと指でなぞって、こう答えた。

「きみに、いやらしいことをされる夢だよ」