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ortensia
2025-05-30 15:56:09
1309文字
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傭リ
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きせいかんせんはくしゃく。伯爵様がまた何かやらかしたようです?
傭傭の表現がありますん。
片側の手指は小刻みに啄まれ、片側の頬は丁寧に口付けられていた。
それを抵抗無く、それどころか当然のように高慢に受け、更に促すように伯爵自身の大きな手や脚を使って誘うので、飼われた従僕達はその期待に応える、よりも少しだけ不測に動き、主人を笑ませる。気を良くした主人は従僕達のどちらも甘やかすことをし無いが、自分は身勝手に甘えてねだるような声を零す。そしてそれを叱らず良しとするのは、従僕達の判断に委ねられる。
そして伯爵が甘えて居た手を引き寄せ、従僕達は互いの距離が近付いた。
「ちょちょちょ、ちょっと待て!」
「なになになに、何をさせようとして居る!?」
従僕達は主人の力に抗って、込めた力で自信の肌に透けて居た血脈を更に浮き上がらせた。
それをなぞろうと食指を伸ばす伯爵に、質問に答えさせるために両肩からその体を揺さぶる。
「わたしのものをどうしようと、わたしの勝手でしょう。」
「そのおまえのおれ達が、おまえの思い通りに成るわけないだろう。」
「つまらない思いをするのはおまえだろう。」
肩を揺さぶる両者の手が、叱るように、焦らすように主人の肌を行き来して撫でさするので、案の定伯爵は息を乱しながら四肢を震わせた。
「何かさせる前に言葉にしろっていつも言ってるだろう。」
「何かする前に言葉にしろっていつも言ってるだろう。」
「何って
……
おまえ達同士で口付けさせようと。」
「なんで!?」
従僕の片方が叫び、片方が目に掌を当てて俯く。
「楽しいかと思いまして。」
ぼうっとしながらも不遜な態度で当然のように宣う伯爵は、快楽で思考がぼやけているのか、元からそういう嗜好だったか。そうだ、常と変わらないようだ。
両僕は顔を見合わせた。鏡合わせのように同じ顔をしている。呆れ果てて疲れ果てた顔だ。
正直、自分達の伯爵が望んで、これを出来無いということは無い。しかし。
「なあ、おまえ自身が何もされて無いのに、おまえが何か感じるわけ無いだろう?」
「ほら、おまえ自身がこっちに来るんだ、楽しみたいんだろう?」
従僕達の言葉に素直に従った伯爵の、どちらが主か分かったものでは無い。けれどまごうことなく、従僕達の主人は伯爵ただ一人である。従順な伯爵は、片方の従僕から施される楽しみをその口一身に受け、期待通り楽しんだ。
「もっと楽しませてください。」
息継ぎの合間に更なる求めを受ける。無茶な要望を思い付かせ無いためにも、ご注文のお楽しみを与えるべく、片方の従僕は主人の裸の窄まりを拡げることにした。
でないと、今度はまぐわえと言われかねない。
正直、自分達の伯爵が望んで、これを出来無いということは無い。従僕達のただ一人の主人である。
しかし自分達だけで欲求を達することを、この伯爵が黙って良しとするとは思え無かった。どうせ拗ねて頬を膨らませながら割り込んで来るに違い無い。そうして互いの手が互いに伸びて居る間に入り込み、いつも通り両者のどちら共自らが独占して、両者よりも自らの法悦を優先させるのだ。
何より、自分達の主人が満たされていないことには、従僕達も満足を覚えることは無いのだ。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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