あことま10層目の本の話など

2022.2.6あことま10層の原稿設定の話とかイベント感想とか。自分用のものを公開できるようにしただけのやつです。
新刊ネタバレ含みます。

*新刊プロット〜入稿

前回の6月から全く手を付けていなかったプロットをいじくり回していたとき、11月頃にフォロワーさんが御本出すとかそんなような話からやる気になったと思います。
原稿合宿決まってあれやこれやありまして。(その節はありがとうございます!!)
そのときはジルオさんと孤児院組本を考えてて、実際に書き出して原稿合宿のあった12月も中盤、間に合わないと気づく。
1月前半入稿のつもりで半分も書けてなかったので
プリントオンさんの冬限定フェアを見ていて、急遽、冬本を作ることに変更しました。
当初の予定は1万字程度のごはんを作る本。だいたいの流れ(ジルオとライザ、アビスに行って食材をとる、ごはんつくる)まで決めて、見切り発車でスタート。
文章書きながらプロット作ってました。プロットとは。
先の展開をメモしながら間を詰めていき、ほとんどをパソコン内で済ませました。
ぎりぎり日程になったので正月に泣きながら原稿することに
年末頃までほとんど白かったのですが年末年始で詰め、無事入稿できました


*当日の話

荷物トランクで運んでたのですが重たかった。頒布三種類で結構ぎりぎりみっちみちだったので、次回からは宅配も検討していく方向に舵切ってもいいかもしれない。むしろ使え。
敷布新調した。テンション上がるね!さくさく増やすな。片付ける場所困る。
あと前回の反省や頒布数増加から、コイントレー、A4額、A5透明ブックカバー、あたりが追加。
お釣り分と買い物分でお金を分け……たのはいいが、結局ぐちゃぐちゃになってしまった。なんかカバンを漁る余裕がない。あと懲りずに分けるなら財布は三ついる。小銭用、買い物用、その他買い物用。
差し入れ(お返し含む)は用意が12、ぴったりなくなった。次回はもっと増やしていい。お手紙は前日までに書きたいな

ごはんは食えない。そんな気持ちになれない。緊張でひたすらお腹が空きつつ食欲はなくなる。昼過ぎになって焼きおにぎり(潰れた成れ果て)を食べた。
開会前はお腹痛くなるので鎮痛薬必須。
あと暖房が効いてたので暖かいが喉は乾くし乾燥する。ハンドクリーム必須。途中猛烈に眠かった前日遠足気分で寝付きが悪かったし

席立ちづらいんだけども、立つために片付けたりする方は少ない印象。ぼっちで不安なので私は片付けましたが
お喋りもっとしたかったけど緊張でなかなか喋れなかった。せめて相互さんにお手紙書きたかった。間に合わなかったけど。(すまぬ)
聞き返しを三回くらいした方、本当にすまぬ。私の耳が遠かったです。
見本は実はなくてもいいかも。消毒スプレーもなかなか使うタイミングなかったし。新刊だけ置くとかにするかな
お買い物はちゃんと出来ました満足!


*新刊『雪見酒と味噌鍋』装丁について

・印刷はプリントオンさん。前回(忘れじのうたかた)に色々特殊装丁セットがあるの気になってたのと、早割がすごく効くのと、装丁の種類がサイトでわかりやすく、見積もりが簡単にできるので愛した。ここがいちばん好きかもしれない。まだ二箇所しか使ったことないけど

・冬期限定の「ウィンター特殊紙セット」を利用。

表紙 偏光ラメペーパー170kg雪の結晶、フルカラー片面印刷、高画質デジタル印刷
遊び紙 トレペ星くずし白カッティング雪
本文 淡クリームキンマリ72.5kg、スミ一色刷、高画質デジタル印刷
サイズ A5(A5とB5のみ展開)
製本 無線綴じ製本、右綴じ
PP加工 なし(不可)
特殊加工 角丸製本

・表紙
素材 全てイラストACのフリー素材
本のサイズ×2と背幅(サイトの計算で2mm)、塗り足しぶん3mm大きめ。
テンプレートなし

・本文
サイズ A5(幅148mm×高さ210mm)(塗り足しなし)
文字方向 縦書き
段数 2段
文字数 27字(字送り8.85pt)
行数 23行(行送り13.8pt)
余白 上18mm、下18mm、内13mm、外13mm、とじしろ8mm
ヘッダー 7mm
行間 固定値、14pt

フォント 源瑛こぶり明朝v6
文字の大きさ 9pt

ルビ
配置 均等割り付け2
フォント 源瑛こぶり明朝v6
文字の大きさ 4.5pt
あとはルビ振ったときにズレないようにするやつとか(忘れた)

・いちから作ったので改善の余地あり。とくに文字数詰めるのと、横の空白が少なめだったのでもっと開けてもいいかもしれない。
・扉絵と場面転換の雪の結晶はフリー画像。キャノンの無料テンプレートはいいぞ。
・データ作成後、全てPDF変換。ファイル名は「hyoushi」「honbun」とつけておく(入稿のルールだった)。私はパソコン内の保管用は仮タイトルでつけていて、今回は「冬の本」。
・入稿はプリントオンさんのサイトから。zip形式で圧縮してからドラッグ。簡単で愛した。圧縮も選択して右クリック→送る→圧縮(zip形式)フォルダーでできる。


*反省点

・「――」が空いてしまったこと。文字を詰めたら(17行×29字)なんとかなったので今度は詰めたい。
・最終ページとあとがきに間がないので、空白ページを入れたら良かった。そしたら原稿にも余裕持てたのでもっと書けたかもしれぬ
・ジルオがサカワタリにつまみあげられて上昇していく(リコのナキカバネのように)のをライザがブレイズリープで爆破して救出する案があったのだけどどうしても入れられなかったので悔やんでる。
・遊び紙が透ける紙にカッティングだったので、扉ページにもっと色々絵を入れたら良かったかも。
・値段設定。通販価格が梱包材+手数料で前回より跳ね上がってしまった。新刊一冊だとバランスが取りづらい。


*良かった点

・表紙。雪の模様が降っているみたいで素敵。テンション上がった。白のところが多いので雪模様がよく見えて良かった
・冬仕様セットで特殊装丁にチャレンジできたこと。
・A5サイズにチャレンジしたこと。ぱっと目につきやすく手にとっても邪魔にならないいい感じの大きさ。同人誌っぽい。
・文字の大きさが9ptなこと。見やすい。
・お品書き可愛くできた。
・おつり間に合った。おつりとしてはほとんど使わず、購入用になった。


*無配の話

なかなか書けなかったその2。二日前の晩(2時半過ぎ)に完成。本文は0時頃まで書いてた。

・装丁
用紙 ダイソーのA4特厚模造紙 寒色を中心に暖色も少し。
扉絵はキャノンさんのテンプレートを利用。

・本文
サイズ A6変形サイズ(上下切り落とし)(塗り足しなし)

文字方向 縦書き
段数 1段
文字数 47字(字送り7.5pt)
行数 17行(行送り13pt)
余白 上14mm、下10mm、内12mm、外12mm、とじしろ3mm
ヘッダー 7mm
行間 固定値、13pt

フォント 源瑛こぶり明朝v6
文字の大きさ 8pt

原稿をWordにてA6文庫サイズで書く→PDFに変換→jpegに変換→Wordにて図形としてA4サイズに4ページぶん貼る(8ページあるので2枚になる)→自宅モノクロ印刷→上下二分割→段のズレを合わせながら平綴じ製本→上下切り落とし、完成
印刷の設定で端まで印刷ができなかったのでやや小さい。

無配なので色々目分量です。ちゃんと自家製本の本にするならもうちょっと気を遣った方がいいと思う。見直したら結構歪んでました。
盛大な誤字はほんとごめん。会場で見つけて冷や汗かいた。
奥付はマシュマロリンク部分をカットしましたが今回は無配のみでもらっていかれる方も多かったので、付けた方が良かったかも。

教訓 もう少し早めにやりなさい。


*新刊内容の話(ネタバレ含む)

ジルオくんはライザさんのこと大好きでこれ以上ないくらいに尊敬してて命令されたら(それが説明不足だったり理不尽だったりしても)なにか考えがあるんだろうと実行してしまうとこあるだろなーと思います。対してライザさんはあんまり熟考はしてない。
ライザさんにとってジルオくんは初めての弟子なので、わりと扱いが雑だったろうなと思います。ライザさんの考える師弟関係の最高峰はオーゼンさんなので。オーゼンさんの「赤笛には禁じられている二層の、比較的安全だが探窟家を襲う猛獣もいる暗い森に何もヒントを与えず十日間放り込み様子見をする」というドシガタ訓練を日々受けていたライザさん、ちょっと師弟関係を誤解してるとこあるに違いない。オーゼンさんはたぶんなにかあれば助けに行くとか逃げ道(柱の木を超えて帰ってきてもいい)を用意してて飴と鞭が上手いなーと思うのですが、はたしてライザさんに師匠の才覚があったかどうかは。「オーゼンは自分にこうやってた」「自分はできてた」を基準にしてそうなライザさん、初弟子に張り切ってしまってジルオくんにドシガタ訓練を強制してそう。それをジルオくんはそこそここなしてしまうんですが。
という二人のつもりでした。ライザさんにわけわからずに巻き込まれるジルオくん。たいへんにかわいい

時間設定は、当初は赤子のリコを見ていながらのパターンも書いていたのですが、リコを置いていくことになるので没に。代わりにトーカさんたちのお留守番してる、時を止める鐘回収より前の話になりました。
序盤の「来月の探窟」は鐘回収のことのつもりです。探窟家が一年にも及んだライザさんはリコを宿したときには出発していたと思われたので母体によろしくないのでこの時点で度し難い
白笛のオーゼンさんとライザさんが特級遺物を回収しに行くという一大イベントにオースが湧かないわけがなく、出発時にはお祭りが開かれたと思うんですよね。ひっそりと出発した場合もあるでしょうが、白笛はとにかく目立ちそう。私の妄想ですが、ならず者に攫われたり殺されたりする危険のあったリコさんがのびのび孤児院で生活できるほど一般には隠されているなら、ライザさんが妊娠していた事実さえ伏せられていそう。ライザさんは出発時には傍目にはわからないくらいの時期に旅立ったのでは
一般に安定期は三か月〜五か月くらい、お腹が張り出すのは四か月くらいから、のようなので(おそらく個人差あります)、ライザさんは安定するぎりぎりまで粘ったかもしれんなと思ったり。
今回の冬の本はそのくらいの時期の話です。ちゃっかりリコさんの産まれ時期を創造してますが、アビスの中は時間経過が異なるのと予定日(があったとして)通りに産まれたとは限らないので、そのへんは曖昧に捉えています。むしろリコさんちっちゃかった可能性ある
妊婦ライザさんが一層でも呪い喰らってはだめだろうとか飲酒はだめだろうとか色々現実にはアウト判定になりそうな行為がいっぱいあるのですが、前例になさそうな深層出産を決行するドシガタ白笛がそんな一般論聞くかといえば聞かなさそうなので、ざっくりしてます。真似してはいけない。
トーカさんはライザさんに負担にならないようおっとりと構えてそうですが、普段より暖かい格好させたりごはんに気を遣っていたりしてそうです。

卵を取りに行くところ。
ジルオ君が母鳥を絞め殺してしまうところ、ジャンルによってはR-18G指定になりそうだ。ただここはアビスなのでリコさんも「アビスの命は回っている」と言っているので。命がけで卵を守る母鳥、生きるため食料を必要とするジルオ。呪いの薄い一層で、相手がツチバシで、一羽しかいなくて、ジルオ君が押し勝ったかたちになりました。
ジルオ君は卵を持ち去ってしまっているのですが、雛は見逃しています。いずれ雛たちは大きくなって新たにつがいをつくって次世代に繋いでいくと思います。


*書けない話

これをスランプと言っていいのかはわからないのですが。
何日も書けない、書く気は起きない、一文字も書けん、という状態が12月半ば頃にあったのがぎりぎりになった原因でした
いっそツイッター閉じてしまえば良かったのですが閉じても書けるか自信がなくてなその時期はツイで暴れてて申し訳なかった。
11月も進んではなかったのですが別事で忙しかったのとパソコンの設定に手間取ったのであんまり覚えていない。
あとちょうど、しごとがパンクしてた時期が重なり、毎日辞めたいと思ってたのも良くなかった(今はだいぶ人手が戻って職場環境がマシになっています)。
たぶん連続して10日くらい手を付けられなくて焦ってた。

なんか思い出したらつらくなってきたな

冬の本に移行しても描写に関して個人的にどうしても手を加えることができず結構まちまちなところはあるんですが、最終的に書きたいものはたくさん書けたのと、新しい表紙に挑戦できたので良かったです。
放り出した方の原稿は、一応1万字くらいの導入ができてたのですが、無理に書いた部分も多かったので満足できず、しばらく冷やしてみてからまた書き始めようかと見ています。


*他のこと

・宣伝と告知の話。申し込み、サークル配置開示、原稿進捗、内容告知、表紙と本文の告知、お品書き、なにかとツイッターで喋ってた。進捗みると元気になるし。pixivへの告知は一週間前にイラストと小説と両方で。ツイッターでの新刊案内は入稿終わり次第、お品書きは一週間前に。ちょっと早かったかも。

・趣味なので少部数。前回(あことま8層目)の周りの感想が「最小規模」とのことだったのに対し、イベント持ち込みぶんはほとんど完売したので前回よりかは多めに刷ってます。特殊装丁だったので単価が高かったのもあったけど。
ちなみに親に聞くと最低50とか言い出すので聞かなかった。うちの親はうん十年前のコミケで100単位で捌けたひとなのでアテにならんのです。ただ、本が出来上がって見せびらかしたとき、小説は表紙買いすることが多いと主張する父に「これは表紙買いしたい」と言われてちょっと嬉しかったり。
でもちょっと部数読み違えたな。まだ手元にいっぱいある。前回よりも会場の方がはけたので、今後はリアルイベントの方が盛り上がっていくのかもしれない。

・既刊の『お味はいかが?』が完売しました!すごい!!!でも写真は撮り忘れた。