ろころころ
2025-05-26 19:12:56
3251文字
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love potion neta/ホムイド



~媚薬を飲まないとでられない部屋~




「なんだコレ?上手いのかー?」

机の上に無駄に綺麗に並べられたピンク色の小瓶を、リザードンのライドは首を傾げながら見ていた。その横で、黒いリザードンのホムラはモニターに映し出された文字に顔を顰めつつ溜息をついていた。全くふざけた真似をしてくれたものだ。なぜ自分達がこんなクソみたいな状況に巻き込まれねばならぬのか。


俺が飲むから、お前はぜっっっっっったいに余計なことするなよ」
「えっ?いやでもコレ、20本くらいあるぜ?全部飲んだらホムラのお腹がタポタポになっちゃうぞ?」

彼の言う通り、全てを一人で飲み切るには多すぎる量だ。だとしても、ホムラはこの男に飲ませたくなかった。なぜなら

「だってお前、"媚薬"が何か知らないだろ?」
「びやく?何かの薬かー?」
「まぁ薬であることには間違いないけど……とにかく、知らないなら飲まない方が良いよ。世の中知らない方が良いことも沢山ある」

そう言いながら、ホムラは机の上の小瓶を1本ヒョイと手に取り蓋を外して飲み干す。無駄に甘ったるい味に嫌気がした。これをあと19本飲まねばならないと考えるとゾッとするが、少なくとも目の前の彼に飲ませるよりかは幾分マシだ。

「な、なぁ?上手いか?」
………甘い」
「まじか!?俺も飲みたい!」

目を輝かせて飲ませろと食いついてくる男を宥めようと手を伸ばしたのと、無機質な部屋に無機質なチャイムが響いたのはほぼ同時だった。


ピンポーンパンポーン


「うわっ!なんの音だ!?」


『それぞれが10本ずつ飲まないと扉は開きませーん』


「ふっっっざけるな!!!!」
「ど、どうしたんた!?」

ホムラは小瓶の並ぶ机を力任せに叩いた。
とはいえ放送の指示に従わねば、ここから出れるかも定かではない。いや、従ったところで出れる保証はないのだが。

「いや……なんでもない……仕方ないからお前も飲め。ただし、飲み終わったらさっさとここを出て自分の部屋に戻る。いいな?」
「お、おう?わかったけどなんでだ?」
「何でもだ!」

ホムラは瓶を9本と10本に分けると、10本の方をライドの前へと寄せた。

「おー!サンキューな!んじゃあ早速いっただきまーす!」
…………はぁ

脳天気に容赦なく中身を飲み干す相方の様子に呆れつつも、ホムラは体温の上昇を感じていた。心臓がドキドキして、呼吸がしずらくなっている。

「確かに甘いなコレ!ジュース?ではなさそうだけど………ん?ホムラ、なんか顔赤くないか?もしかして熱でもあるんじゃないか!?」
「えっ、いや、これは熱じゃなくて

後退るが時すでに遅し。お人好しな男は手を伸ばしホムラの額に添える。ふわりと男の匂いがして、興奮が大きくなるのを感じた。

「や、やめてくれ!触るな!」
「様子がおかしいし絶対に熱があるだろ、ホムラ!無理しちゃダメじゃないか!残りは俺が全部飲むからお前は寝てた方が良いぞ!」
「はぁ!?だから話聞いてたか!?二人で10本ずつ飲まないと意味ないんだって……っておい!」

ライドは机の上の瓶を手に取るとどんどんと飲み干していく。床に転がされたホムラそんな彼をは止めようと立ち上がろうとするが、彼にジェスチャーで制止されてしまった。

「ゴクゴク…………ぷはぁ!飲み終わったぞ!」
「ま、まじかよ…………

あんなに止めようとしていたホムラの努力も虚しく、まさかの残りを全てライドが飲み干すという最悪の展開になってしまった。これでは今後何が起こるかわかったものじゃない。放送で指示された互いに10本ずつというルールも破ったことになる。そしてなにより……

「こ、これでここから出られ……はぁはぁっ……あれ、なんか身体の力が……
「だから言っただろ!!!!」

へなへなとその場に座り込むライドの元に駆け寄る。飲んだ量が多かったからだろう、ホムラよりも効果が強く出ているようだった。

「な、なんでだ?身体が熱いし……ホムラの風邪が移ったのか?」
「だから違う!そもそも俺のも風邪じゃない!その薬の影響だ!」

机に転がった空の瓶を指さす。

「うぅホムラ身体が熱いぞ
「や、やめろ……そうだ、ドア!ドアは空いてないのか!?」

扉に駆け寄りドアノブをひねるが、やはりルールを破ったせいか全くもって開く様子はなかった。
と、その時。

ピンポンパンポーン♪

『仕方がないのでルールを変更します。どちらか片方が射〇をしたら出してあげます」

「は???????…………ホントにクソ
「う、うぅほむらぁ……

縋るような声が後ろから聞こえ、ホムラはロボットのようにカクカクした動きで振り返る。

「ど、どうすればいいんだ?身体が熱くて動かないんだ
…………………………わかった、わかったからここで起きたことは忘れる。いいな?」

ホムラは覚悟を決めた。この際なかったことに出来るなら、ここで事を済ましてしまっても許されるだろう。

「わかった!ちゃんと忘れるから、助けてくれ!ガルルっ」
…………それなら、下を脱いでくれ。全部だ」
「え、えぇ?ぜんぶ?」

流石に困惑した様子だったが、彼は素直にホムラの指示に従う。あまりに突拍子の無い支持だろうに全くもってホムラのことを疑っていないらしい。これほどまでに信頼されていることは嬉しくもあるが、同時に溜息をつきたくもある。

「脱いだぞえっと、それでどうすれば
…………触るぞ
「えっ?………うわぁっ!?」

ビクリ、と身体が跳ねる。その声には触られ慣れない場所に触れられた驚きと、確かな快感が含まれていた。

「き、汚いだろそんなところ触ったら!」
「大丈夫だって。すぐに良くなるから」

そのまま彼のモノを優しく片手で包むと、その手を上下にゆるゆると動かす。

「ひっ!?♡♡や、やめてくれホムラっ!それゾワゾワして変な感じがするから!」
「大丈夫だ。これが正常な感覚だから

早く。早く終わらせてしまえ。ホムラは目の前の光景が自分の興奮の材料にならぬよう、無心で手を動かし続けた。

「ほ、ホムラ!これ何か出るっ!♡は、離してくれっ!嫌だぁっ!!!♡♡♡」
「大丈夫だから。出して」

手を動かすスピードを早くする。既に先走りで濡れていたそれは、擦るとぐじゅぐじゅと音を立てる。
やがて彼は達したようで、ほぼ唸り声とも言える声を上げて背中を仰け反らせながらビクビクと震えていた。

「がるるるるるっ♡♡♡♡」
……………はーーーっ……

ガチャリ。ドアの方から音がする。
ようやく終わった。ホムラは心の片隅で安堵の溜息を着いた。気にしないようにしていてもやはり入ってくる光景は目に毒だ。正直これ以上耐え切るのは難しい。早く自室に戻りたい。

「はぁっはぁっ…………き、気持ちよかった
……………それは良かった。ほら、鍵が開いたから早く出るぞ。また閉じ込められたりでもしたらたまったもんじゃない」

そう言ってドアの方へ向かおうとするホムラのしっぽは、彼により捕まれた。

「な、なんだよ!早く行く……
「っと…………
「え?」

ライドは、ホムラの下半身に抱きついてくる。
まるで逃さないと言うように。

「今の、もっとシよう……ね、おねがい……おねがいだからぁ!」
「や、やめろ……うわっ!?」

足を引っ張られ、尻もちを着いたホムラにライドが馬乗りになる。
聞こえる唸り声。ぽたぽたと、滴る唾液と汗がホムラの額に垂れた。

「ぐるるるるるるっ……ほむら、もっとシよう、な!♡♡♡」


(あ、終わっ──────)


この後、優れた体力の持ち主のライドに散々搾り取られたのは言うまでもない。




おわれ