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夢篠
2025-05-24 19:04:17
1973文字
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性癖パネルトラップ⑧
口吸いする山本陣内
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
ナマエ
至近距離で見詰め合う。
ナマエ
の白い頬が赤らんでいるのが良く見えた。所在無さげに視線が揺れるのが分かって胸を掴まれたような気持ちになる。愛らしいと思う気持ちが際限無く湧き起こる。
「
ナマエ
、」
「
……
っ、陣内さま、」
まだ、想いが通じ合ってからそれ程間も無いせいだろうか。彼女はまだ、名を呼ばれる事にもなれていないようで、それだけで、これ程顔を赤らめる。だからもし、これからそれ以上の事を進めたらどうなるのだろう、と考えるだけで笑みが深まる。つい気持ちが昂って加減無く小さな身体を引き寄せて腕の中にしまう。
ナマエ
が驚いたような声を出して私の腕に捕まった。私も飛び抜けて上背がある訳ではないけれど、それでも
ナマエ
は私より随分小さくてそれが愛おしいと思う。
「私の顔を見ろ」
近付いた
ナマエ
の耳に声を吹き込むように落とす。
ナマエ
がびくりと肩を揺らした。白い耳がじわじわと赤くなる。
「
ナマエ
……
」
吐息の絡まるような声が私から出ているのが不思議だった。それは、熱病のような感覚で、私の中にそんな感情がまだ残っていたのだと改めて意外に思った。
「じんないさま、それ、やだ
……
」
ナマエ
が逃げるように耳を塞ぐ。彼女は耳が良く、逆に言えば敏感だという事だ。涙を纏う声に加虐心が湧き上がって来る。
ナマエ
の顔を覗き込む。元々白い頬が何処もかしこも赤く染まっている。恥じ入るように顔を逸らそうとする
ナマエ
の顎を指先で固定する。その目に、期待を見てしまうのは楽観的過ぎるだろうか。
「
ナマエ
、
……
ナマエ
、」
吐息の混じり合う距離で名前を呼ぶ。それだけで胸が暖かくなる。苦しいくらいに。
「じんないさま、」
ナマエ
が小さく私の名を呼んだ。おずおずと視線が私に向く。躊躇うような目が目蓋の下にゆっくりと隠れた。
「
……
、
ナマエ
」
吸い込まれるように小さな顔を掬って、柔らかな唇に自分の物を合わせた。触れた瞬間
ナマエ
が小さく震える。吐息の溢れる音が艶かしく聞こえた。
「っ、ん
……
、ぁ、」
ふるふると生まれたての動物か何かのように震えてばかりの
ナマエ
が私の衣を掴んで縋っている。その手に自分の手を重ねる。吐息すらも呑み込むように
ナマエ
の唇を舐る。
ナマエ
が以前、口吸いの時は目を瞑って欲しいと言っていた。だから、なるべく目を閉じている。だが、こういう時、つい目を開いてしまう。
ナマエ
が私の動きに必死について来るのを見るために。
眉を寄せて、白い頬を赤らめて、私に必死に追い縋ろうとするその様子が好きだ。可哀想だと思うのに、その必死な顔を見たいとも思う。
ナマエ
の唇を舌でなぞる。合図に気づいたのか、震える彼女が唇を薄く開いた。ぎゅうと身体の中で音がした。
小さな
ナマエ
の口内はやはり小さくて、私の舌が入り込めばもう、そこに隙間は殆ど無い。息苦しさを感じているのだろう。
ナマエ
が殊更私に縋る。
じゅ、と艶かしく唾液の絡む音がする。それにすら、私は背筋を粟立たせている。逃げ回る
ナマエ
の舌を追い回し、引き摺り出して、無理やり絡め合う。鼻に抜ける
ナマエ
の甘い声が一層高くなった。
「っふ、じ、ん、さま
……
っ」
追い縋る事に必死で身体に不必要な力が入っている
ナマエ
の輪郭をゆっくりと撫で上げる。まだ続くのに、こんな事でへたばってしまっては先が思いやられる。感情のままに
ナマエ
を押し倒した。唇は離さずに。吐かれた吐息も呑み込んで。
「ん、
……
っ、ぁ、ふ、」
ナマエ
の顔を見詰めていた。私の一挙手一投足で翻弄される様を。彼女が目を開けば良いのに。私がどんなに、
ナマエ
に翻弄されているか知れば良いのに。
「っ、」
ふと、
ナマエ
の固く閉じられた目蓋が一瞬緩む。彼女の薄い色の瞳が僅かに見えて私の視線と絡み合った。
ナマエ
の目があからさまに蕩けた。その色に心臓を掴まれた。
呼吸の苦しそうな彼女の唇を一旦解放する。舌先を繋ぐ糸は直ぐに伸び切って切れた。とろとろと蜜のように溶けた瞳が私を呆然と見上げていた。
「じ、んないさま
……
」
まだ荒らいだ息のまま、
ナマエ
が私を見ている。私は、今、とても迷っていた。このまま、
ナマエ
を私の手中に収めて良いものかと。
ナマエ
に、その迷いが通じたのだろうか。そろそろと、彼女の指先が伸びて来る。
「すき、じんないさま
……
、」
頬に触れた指先に、苦しくなった。
ナマエ
の事が、好きだと思った。唇を触れるように落とす。至近距離で見詰め合う
ナマエ
の瞳に星が散っていた。それがとても、美しかった。
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