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ゆたか
2025-05-22 17:23:46
458文字
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SS
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無題SS③ 縁
珍しくタイトルつけてた
戦の準備をする雑。どうやらなかなか手強い相手らしく戦は長引きそうとのこと
「僕
…
何かお手伝いできますか?」
「忍たまの出る幕ではないよ。でもそうだね
…
」
そういうと雑は伊の肩にかかった髪を手で優しく掬い取る
「
…
髪を一房もらえるかい?」
その申し出に戦況の厳しさを悟り、一瞬目を見開くがすぐにいつもの柔らかい笑みを浮かべて自分の手を雑の手に重ねる
「
…
そんなことしたら僕の不運移っちゃいますよ?」
「それならそれで君の不運を全部地獄へ持っていくよ」
笑みを返す訳でもなく言葉を紡ぐ雑から目をそらし枕元にあった小刀でぷつりと髪を切る伊
「これを
…
。でも勘違いしないでくださいね。これは不運をあなたに押し付けるためじゃなくて僕とあなたの縁を繋ぐものです。あなたがどこにいようと僕が駆けつけますから」
力強くまっすぐな瞳で見つめられ口元を緩める雑
「
…
君は叶わないな。帰ったら別のものと交換してもらえるかな?」
「もちろんです。いってらっしゃい雑さん。ご武運を」
山の中の小さな屋敷の小さな灯りが一瞬ふわりと揺れた。
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