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ゆたか
2025-05-22 17:22:15
689文字
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SS
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無題SS②
書いた当時酔っ払っていたと証言しており
「それで?どういうつもり
…
?」
懐からくないを取り出し目の前にごとりと置かれる。忍びが武器を手放すなんてよほどのことだろう。目の前の少年は少し頬を赤らめて、でも強い光をたたえたままの瞳で目の前に座っている。
「雑渡さんに僕の決意を知って欲しくて」
震える声でそういうとしゅるりと帯を外していく。目の前に現れた身体は薄いながらも引き締まっていた、うっすらと線の見える筋肉が洗い呼吸でしなやかに動く。脱いだ衣が床に落ち、ふわりと鼻腔をくすぐる甘い香りが感じ取れた。
「香油
…
かな?嗅いだことない匂いだね」
緊張で汗ばんだ腕がふわりと雑渡の首に回される。
「
…
僕が調合しました。この前雑渡さんに南蛮の香油の話を聞いたので調べて
…
」
あらわにされた肩から背中に手を滑らせればきゅっと瞳を閉じる。そのなめらかな肌もどうやら念入りに手入れされたのがわかるしっとりとした感触がした。
「他には?」
耳元でささやいてやればぴくりと身体を震わせ、上がった体温でさらに匂い立つような香りが雑渡の欲情を駆り立てる。
「今日
…
お会いできると思って念入りに
…
」
そう言うと恥ずかしいのかしがみつくように雑渡の首に回した腕に力を込められる。
「ダメだよ伊作くん。そんなことしたら」
え?という小さな声とともに身体を離した伊作に噛み付くように唇を重ねる。
息すらできないほど口内を蹂躙され、舌が痺れるほどに十分に溶かされた伊作はハアハアと息をあげ、焦点の定まらない目で目の前の男をぼんやりと見つめる。
「残さず、食べたくなっちゃう」
凶悪なほどの欲に染まった視線を伊作に向けたまま雑渡はそう呟いた。
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