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くこ
2017-07-09 14:22:48
1584文字
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王最でクリムゾン
R18に行く前まで
彬さん素敵なネタをありがとう
途中だけどここまで。さてどうやって遊んであげよっかな〜最原ちゃん〜
「僕は淫乱じゃない!!」
息を荒くし、涙目になっている最原が突然叫んだ。どうやら本気らしいその様子に、王馬が瞳からからかいの色を消す。
もっとも、少し王馬に触られただけで、顔を赤くして涙を浮かべている姿では、とてもではないが説得力など皆無である。しかし可愛らしい恋人が必死に訴えかけてくるのだから、話くらいは聞いてやるべきであろう。
「王馬くんはいつも僕のことそうやって言うけど、ちがうから」
「
……
」
ぷんすこしながら襟元を正して告げる最原に、さて何と返答したものかと王馬はゆるく笑みを浮かべる。口元に手を当てて、しばし沈黙した。
「じゃあさ、最原ちゃんはどんな人が淫乱だと思うの?」
「え
……
」
否定することばかりを考えていた探偵は、王馬の質問に目を見開く。左手で口を押さえ、少し考え込む。
首もと、服の外から見えるか見えないかギリギリの場所につけられた赤い痕が、なんとなく扇情的だ。
王馬は彼の回答を待つ。
「改めて言われると
……
定義がわからない」
「なら、否定もできなくない?」
う
……
、と、可愛い恋人がたじろぐ。王馬はにやにやと最原に詰め寄った。白い頬に触れると、ぴくんと反応する。まったく、この敏感さで、いったい何を言い出すのやら。
しかしこれはチャンスでもある。自ら付け入る隙を作ってしまった、最原が悪い。王馬はそれに乗っかるだけだ。
「ていうのも可哀想だから、最原ちゃんに証明する機会をあげるよ」
「証明する、機会
……
?」
「最原ちゃんが淫乱じゃないって、証明する機会」
最原は、きょとんとして首をかしげる。たとえばさ、と王馬が言葉を重ねた。同時に、頬に触れていた手を徐々に下ろしていく。首筋を優しく撫でると、最原の指が動いた。
「オレが色々と触ってても我慢できたら、最原ちゃんが淫乱じゃないって、証拠になるんじゃない?」
「
……
がまん」
「そ。時間決めてさ
…
んー、30分くらいが限界かな?」
むっ、と最原が上目遣いに王馬を睨む。可愛いだけだが、今はぐっと耐える。
「1時間くらいは余裕?」
「余裕だよ」
「へえー
……
」
売り言葉に買い言葉であると、王馬は理解していたが、最原は本気で主張しているに違いない。
ここいらで、自覚のなさをお仕置きしておいてもいいかもしれない。今後のためにも、最原の自覚があるに越したことはない。
王馬は目を細めて最原へにじり寄る。すっ、と変化した空気に最原が身構えるが、予想に反して、王馬はそれ以上動かなかった。
今さらだが、ここは王馬の部屋である。おもちゃで溢れているかと思いきや、それらはクローゼットに仕舞われているのか何なのか、見当たらない。下手をすると、最原の部屋よりも物が無い。彼はここで生活しているのだろうか、という疑問すら湧いてくる。もしかしたら、忙しく出回ったりちょっかいをかけているせいで、実際、部屋にいる時間は限りなく少ないのかもしれないけれど。そうかといって、たまに姿を一切見かけないこともあるので、自室にこもっていることもあるのかもしれない。
ぼんやりと考えていた最原は、王馬の手がシャツに掛かったことに気づくのが遅れた。あ、と思ったときには、先ほど一通り閉めたはずのボタンが外されていた。
する、とシャツと肌の隙間に王馬の手が差し入れられる。最原は、反射的に跳ねそうになる体を、意識して押し留めた。
そもそも、ここで意識しないと押し留められないということ自体が、まあ、証明のようなものなのだが。
王馬はしかし、このおもしろい勝負を途中放棄するつもりはなかった。1時間。普段の前戯の長さに比べればそれくらい、と最原は考えたのだろう。すでにそれが甘い考えだということには気付かずに。
このシチュエーションを楽しまない手はない。さてどうやって遊んであげようか。
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