新刊「そして、それから」の話
記憶が新しいうちにメモを残しておこうと思います。
もうすでに忘れてるんだけど
…
まず、この話はエドワード・ゴーリーの「うろんな客」から着想を得ています。私はこの絵本が大好きで、部屋の中に飾ってるんですが、表紙を見てるうちに、コンバースの靴をはいた奇妙な生き物(ファンからはうろんくんと呼ばれています)がアキラくんに見えてきて、ライトさんにとっての「うろんな人物」なのだろうなと思ったわけです。
「うろんな客」ではどこかのお屋敷にある日突然やってきた奇妙な生き物が屋敷の日常をめちゃくちゃにする様が描かれます。
実際、パエトーンの二人と密な関係になってしまったら、日常は大変なことになると思います。彼らは秘密をまだ持っていて、しかも、追っているのは新エリー都建設、旧エリー都陥落、ホロウの謎なのだから、ふつうではいられないでしょう。
そういう、ゲームのストーリー上の大変さももちろんありつつ、カップリングの幻覚としても、手に余るだろうなと考え、それは傍からみたらとても面白いのではないかと、あれこれさせてしまうのだった。
タイトルは「うろんな客」のカバー折り返しのあらすじから取っています。「カギ鼻頭のヘンな生き物がやってきたのはヴィクトリア朝の館。とある一家の生活の中に突然入り込んできて そして、それから
……」
こういう話になるとは思ってなかったけど、どうめちゃくちゃにされたかを書きたかったので、目的は達成されているといっていいでしょう。かわいそうなライトさん
……。
書いてるときの心境はあとがきに書いてあるのでそこを読んでもらうとして、いろいろ補足を記載しておきます。
ゲームのイベントだと、わりとライトさんとビリーは頻繁にやりとりしてるみたいなので、そこを入れたいなと思いました。メイドの話でも、二人が会った後にビデオ屋にやってきています。ビリーをからかうときはパイセンだけど、真面目に、先輩って呼んでるかな〜と、あまり整合性を気にせず書きました。こういうことはよくやってしまって、ゲームのテキストではリンちゃんは「私」表記ですが、「わたし」と書いてしまいます。そっちの方がお兄ちゃんに甘えてる風に見えるから。好みの問題ですね。
ビリーはライトさんとアキラくんの関係のことなんか何一つ知らないけど、リンちゃんがお兄ちゃんのことを楽しそうに話すのは好きなので、よかったと思っている。それに、ライトさんのことを心配もしてると思うんですよね。ビッグダディがライトさんをスカウトしてきたとき、彼は今のような態度ではなかったでしょう。リンちゃん主人公で進めてるのでもしすでにゲームで言及があったら、わかってないんだなと捨て置いてほしいんですが、ビリーはライトさんをばちぼこに伸したことがあると思う。だから尊敬してるし信頼してる。あと、素直に負けを認められる相手は貴重だと思うので、ビリーの趣味にもやれやれ顔で付き合ってるんじゃないかな。カプじゃないけど考えるだけでずっと味がする
…。
私はビデオ屋の仕事、ほぼライトさんにさせてるんで、勝手に18ちゃんと仲良くなってると考えています。どうしてこういう展開にしたのかは覚えてないけど、兄妹の生活に自然に入ってる様子を描きたかったような気がする。食事を一緒に取るって関係性構築において重要なことなので。単なる付き合いとしてではなく、家族と同じくらいの距離で二人はライトさんを迎えています。
この後もねえ、どうしてこうなったのか
…。書いてたらそうなったのでそうとしか言いようがないんだけど、Fairyの考えてることなんかわかんないよ!ってキレながら書いた。助手2号のお兄ちゃんに対して、Fairyって辛辣なんですけど、お兄ちゃんはもう一人手のかかる妹が増えたくらいの感覚で流してるのが好きなんですよね。阿部敦
…AIに好かれる男よ
…(Fate/Extra CCCのことを考えています)
Fairyはリンちゃんに相談されて「知らんわ!」てなったと思うんですが、AIなのでプロンプトに対して返答しなくちゃいけなくて、ずいぶん演算したんじゃないでしょうか。そして、人間同士で解決せえやってなったんちゃうかな
…知らんけど
…。
ここは書いてて、ライトさんってやさしいな〜と思いました。人工知能に対しても誠実だから。これがライカンさんや悠真やヒューゴだったらFairyを煙に巻いたんじゃないかな?
アキラくんがライトさんをお見送りしますが、この行為になんの意味もありません。挨拶しとくかあって外に出てきただけ!こういう人を惑わす行動をする人が世の中にはいるんだ
…。
さて、もうこの関係辞めようとライトさんが一切応答しないのに、アキラくんは追いかけてきます。ここは天岩戸パートです。(あとがき参照)
私、どの推しカプでも、攻が距離をおいて受が追いかけて迎えに行くの大好きで、絶対これで書いてしまいます。私にとっては男男の場合、受はボトムができるトップなんですよ。ゆるしてあげる方、受け入れてあげる方なんです。なので、受の方が強いように書いちゃいますね。何をもって強いとするかはわからんけど。
オフロードの車はメルセデスベンツのG-Classをイメージしてました。なんとなく、ランドローバーよりメルセデスですね。社用車はトヨタかホンダっぽい。このへんの産業のことを考え始めると「鉄はどこから産出される」「大規模プラントってどこにあんの」「エネルギー供給の仕組みってどうなってんの」という疑問があとから湧いてくるので、ふんわり
…!話には出さなくても、インフラとか社会制度は頭に入れておいたほうがキャラクターが行動しやすいんで知っておきたいんだけど、ゼンゼロの世界はまだまだわかんないよねー。スタレはスターピースカンパニーという経済を牛耳っている組織があるので想像しやすいんですが。
感想いただいたときに誤字の指摘をいただきました。申し訳ない!
11ページ下段2行目は「聞いてあげよう」です。「聞いてあげる」と迷ったんだろうな、たぶん。
リンちゃんだったら「聞いてあげる」にしただろうな(存在しないイトリンの話)
このときのアキラくんはすげー怒ってるんですが、応答しなかったことに対して怒っています。一回でももう会わないって返してたら、あっさりそれを受け入れてたね。来る者は選び去る者は追わずという考えで
…。それがわかってるから自然消滅をねらったんかもしれないな、ライトさんは。(自分で書いててわかってないの
…?)
依頼の行き先ですけど、公式YouTubeの「奇跡のはじまり」がすごく好きで、ここで出てくるホロウの分布図から想像しました。エーテルがなんなのかまだわかってませんが(エーテルとはエーテルであるとなったらもうわかんないんだけど)、放射性物質で原子力のようなものかなーとぼんやり考えていて、そういうところから、建物を半円にしたり半分地中に埋めたりしてます。コンクリート造りにしているのは磁気や放射線を遮断するから。で、こういうところだったら砂嵐も来そうと思い、どうせならにっちもさっちもいかない状況で対話してもらいたくて、磁気嵐が生まれました。音動機でもあるから
…。勝手に出てきてびっくりしたけど。
ここでセックスするんだろうか
…と思いながら書いてましたけど、部屋を汚すのが嫌で断念した。
3月の無配で告白しないっていう話を書いたのに、告白しちゃったよ。あーあ、どうすんのこれ
…とひたすら書きました。
そもそも、ライトさんもアキラくんのこと好きかどうかわからんままセックスしてますからね。やれそう、くらいですよ。だから、アキラくんの中では今でも「ヘンな人だなあ」なんです。そういう意味では、ライトさんも「うろんな客」なのかもしれない。
ただ、やっぱり、パエトーン兄妹は魅力的だと思います。才能があってユーモアもあって、命を賭けて絶対にサポートしてくれる存在。そんな存在の特別になれるって、誰もが願ってしまうのでは。だから、仲良くなる度、好きになっちゃうよ
…。主人公ってそういうものだし。
ライトさんの好きは宙ぶらりんになってしまいましたが、世の中には決まらない方がいいこともあるんです。「とりかへばや 男と女」で河合隼雄もそう言ってた。
晴れて都合のいい相手を手に入れたアキラくんと、「えー!?」のライトさんですけど、こういう関係がお似合いだと思う。だってアキラくんは他の人としないし。ライトさんだけのものですよ。ただ、一番じゃないだけで
…。厄介なのは「あんただけだ」と言ったとき「僕だけじゃなくていいけど」と考えてそうなところだな。でもね、何十年か後、振り返ったとき「あれは確かに恋だったな」と言うと思います。(スパン長過ぎ)
濡れ場はね
…もうすでにページ数決めてたから「この中で納めなきゃいけないの!?」と焦りましたが、まあ、なんとかなった。自分の好きプレイ入れました♪でもちょっと足りなかったのでコインランドリーの話を書いたんだよな。おもちゃと彼氏の三角関係好きなんでおもちゃはこれからも捨てないし、なんなら新作も登場します。
このままだとあまりにあんまりなので、今後はアキラくんからもキスします。いや、どうかな。キスをねだるようになる、かもしれん。
私はこれからもこの軸で助手2号のお兄ちゃんのイトアキを書いていきますので、よかったらみなさん、都合がつけば付き合ってやってください。
ちなみに、新刊書いてるときは「あんさんぶるスターズ!!Bright me up Music」の10周年曲をリピートしてました。ライトさんの日本語声優さんも歌ってるし
…。
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