杏夏
2025-05-18 14:39:52
6076文字
Public TRPG感想
 

『狂人と、詩人と、恋をしている者』感想

4月に遊んだCoCの感想です。狂詩恋のほかに狂゛々のネタバレもしています。

『狂人と、詩人と、恋をしている者』
KP:しょうさん
SKP:いすこさん
HO1:宇佐見龍一郎(私)
HO2:鹿又強(エリスさん)
HO3:石動時仁(小夜さん)

狂詩恋のスピンオフシナリオである「狂゛々」を先に通過したPL陣で、元シナリオを遊ばせてもらうことになったんですが、どちらもできるの凄く贅沢だし楽しかった
随所で、「一方その頃狂゛々では」のお話ができるの、このメンツだからこそできることで、皆さん本当にありがとうございます。めちゃくちゃ楽しかった

シナリオは少女歌劇団を舞台に、オペラ上映を阻止したい特高サイドと、歌劇団で起こった事件を調査する探偵サイドが協力するという感じなんですが、少女歌劇団の独特の雰囲気と、特高と探偵のそれぞれの立場が違うにもかかわらず協力していく流れが面白かった!お互いに持ってる情報や使える人脈が違うのを生かしてくHOが見事で楽しかったな。HOごとに既知のNPCが違うので、自分のPCとNPCの会話も楽しいし、他の方のPCとNPCの関係が見られるのも楽しい。それぞれ事実や思惑が絡み合いつつ、PCたちは協力していくの、大変よかったですね
現代と似ているけれど常識が少しずつ(あるいは大幅に)違う時代で、独特の雰囲気をめちゃくちゃ堪能しました!

今回のPCたちは示し合わせたわけでもなく、昭和初期の時代に3人全員180cm越えという、巨大集団になってしまって愉快でした。いや、宇佐見は数値的には実はそんなに大きくないんですが(SIZ14)、うっかり現代平均からのSIZで180cmにしてしまったのでこんなことに。あとは17の鹿又くん(192cm)、18の石動さん(189cm)と、どうやっても隠密できそうにない感じでした。ついでにNPCの飛鳥井さんも大きいので、どこ行っても二度見されそうな男たちでしたww
NPCもそれぞれ魅力的で、狂゛々通過済みとしては麻璃子さんが出てきてくれるのめっちゃテンション上がりました。ラリー先生の小説でお噂はかねがね(PLが)。 美しく軽やかで、そしてよいご趣味をお持ちの麻璃子さん
新さんはいつでもPCについてきてくれて冷静で頼りになるお助けNPCでした。PCにあまりちゃんとしたツッコミが居ない中、冷静に突っ込んだり推理したりしてくれました。かと思いきや、それだけではなくシナリオにがっつり絡んでいて、責任感が強く誠実だからこその苦悩が大変見応えがありました。でも、調べにいって帰ってきたら怪我した立ち絵に変わってるのはびっくりするよ!!石動さんが聞くかなと思って、控えめなリアクションにしたけど、どこに何しに行ったんだ??っていう疑問でいっぱいの「大冒険だったみたいだね?」でした。
新さん関係で石動サンがよく「信頼している大切な友人」、と自己主張しているのが大変微笑ましく可愛く、ここの普段の友人関係も見てみたかったですね
HO1の関連NPCである吉見くんも、大変素敵なキャラでした!僕の可愛い後輩です!!
完全にヤンキーの見た目なのに読書家なの、とてもいい。言動もヤンキーなのに、取り調べばかりでストレス受けてたり、妹さんの仇を討とうと頑張ってたり、先輩はちゃんと立ててくれたりと、可愛い。「いま殺してやっからよォ」のときの戦闘差分立ち絵も柄が悪くて素敵なんですよね!
宇佐見としては彼の復讐に関しては「やりたいならやればいい」という感じで、特に止めないけど、そこを殊更慮るということもなかったですね。知りたいなら全部教えるし、代わりに知ってること教えてね、という感じ。月影戦でも吉見くんの合流を待たずに、できることなら一撃キルを狙っていました(POW18対抗があまりに怖いし)。スペシャル出たとき2倍ダメージを選択したのはそんな意図で、彼を待とうって意識はなかったですね。でも得た情報全部わざわざ伝えるのは、やっぱり可愛い後輩なので聞きたいなら教えるよって感じでした。
先輩を立ててくれるので使う機会がなかったんですが、始まる前宇佐見は「吉見宇佐見の仲じゃないか~(語感以外に特に意味はない)」というウザ絡みをしようかと思っていました。そしたら立見さんも出てきたので○見仲間が増えて楽しかったですww
留ちゃんはめちゃくちゃ可愛かったですね。言動も可愛いし、立ち絵も可愛い。鹿又くんとの関係はシナリオ中には結局教えてもらえませんでしたが、ぽんぽんとした軽やかな応酬が見ていて楽しかったです。宇佐見は嫌われていますが。まあ、石動サンが特殊なのであって、特高に対する反応としては留ちゃんが正しい。
トメ表記で出てきてくれたときもまじ可愛くて、留ちゃんに限らずですけど、立ち絵たくさんで読み上げもキャラごとに特徴あって、本当に贅沢なシナリオで卓でした
そしてメインNPCの千鳥さん!!親切でやさしくて、様子のおかしいファンにも神対応の現トップ男役の千鳥さん。彼女の結末がどうなるかがPCたちの決断で決まってしまうんですが、ここPLとPCによってだいぶ変わるだろうな。今回の私たちの班ではけっこうすんなり千鳥さんを生かす方向で決まったんですが(千鳥さんには内緒で)、私は自分のPCが今回の宇佐見でなかったら、もっと悩んだと思います。宇佐見は特に誠実だったり倫理や正道を重んじるような性格としては動かしていなかったので、一回死んだからって今生きているのにまた死に直す必要性がわからないなと。ついでに言うと千鳥さんの事実が明かされる日記で、今シナリオ最大にSAN値を減らしたので(シャンとかで一切減ってないのに!)、このとき元気なかったからというのもあります。ただ一番大きいのが、新さんのように彼女の進退について責任感を感じていないところですね。責任感がそこにないので、忘れて今まで通りにできるならそれでいいんじゃないの、という感じになりました。逆に、石動さんはすごく人道的にまっとうにこの選択であろうというのがわかるし、鹿又くんの迷いのないまっすぐな言葉もよくて、選択が同じなのに三者三様の選び方なのもよかったですね
SKPのいすこさんも言ってたと思うんですけど、千鳥さんが「死ぬべき存在」ではなく、「もう死んでいる存在」なの、こちらを揺さぶってきて大変よい。「死ぬべき」だったらまだ生きてるんだから生きろ、という説得もできるけど、もうすでに死んでいて生きていることこそがおかしく、すでに「死」という選択を終えてもういないはずの存在なんですよね、千鳥さん。だから千鳥さんが自分の意思でこれからを生きるという選択はなく、生かすのであればそれは探索者のエゴという。本人の意思を無視して、人智を超えた呪文の力で記憶を奪ってハッピーエンド!というちょっぴりビターなエンドの塩梅が大変よかった。と思っていたら、千鳥さん生かす選択肢、初期シナリオになかったというのをあとでお聞きしてびっくりです。さりげなく序盤に記憶を奪われた人がいて、それをここで思い出して使用するという、めちゃくちゃ綺麗な回収だったんですがなかったんですか、本当に?? いやこれ、諦めなかった第一陣もすごいし、意図的でなかったにしても綺麗に回収できる要素入れてシナリオ組んでたしょうさんもすごい

最終的に敵だったNPCたちも印象深かったな
月影さんはアンニュイで大人しそうな見た目だと思っていたら、貫禄の中ボスでした。開幕POW18対抗を全体に仕掛けてくるの殺意高すぎません!?
月影さんに会いに行くとき、私たちの班は大分のんびり慎重に探索しながら進んでたんですが、突入の時には真ん中から堂々入ったので、裏でKPたちに草生やされていましたww まさか、真ん中以外開いていなかったとは。なんかもう、入るなら中央から入りたい気持ちが強くてついww
月影さんの振る舞い、言葉は通じてるのに価値観と世界観が違うのが明らかで、大変好きです。自分がやったわけじゃない事件の犯人扱いされて「私は被害者なんですよ?」するのめちゃくちゃ可愛いです。
そして衝撃のPOW18対抗で、クリティカル成功する石動さんと、なぜか成功する宇佐見!石動サンは成功率45あるからいけるだろと思ってたら、成功どころかまさかのクリティカルだし、宇佐見は成功率25のところ6で成功でした。宇佐見絶対無理だろと思ってましたが、胡散臭い糸目眼鏡の本領を発揮してくれました!← 石動サンに至ってはもう一回POW18対抗に耐えてて、モノクルのおじさんのメンタルが強すぎるww
一緒に来てくれてた千鳥さんと新さんは失敗して、NPCのみが影次元に取り込まれてしまい、描写の「探索者は」をKPが「NPCは」に言い直す一幕も好きですww
そしてラスボス白田さんは真っ黒でしたね!!画面に胡散臭い眼鏡が多すぎるww(白田さん、石動サン、宇佐見)
千鳥さんの婚約者なのが明かされたときはびっくりしたけど(石動サンの反応がとても面白かったww)、千鳥さんの日記見せてもらって白田の話も聞いたあたりで、胡散臭さがやばいことに。教え子と演出家の関係で6年探すのはどう考えても妙だし、千鳥さんが見つかったときの状況もなんか不自然だし。イステの歌の話が出たときも、CoCとはいえいやにすんなり超常の存在を仮定しているなと思ったら、化け物のせいにしたがっているようにも見えるし。石動サンが一人で月影戦後に話をしにいったときに、「他の方はまさか化け物に!?」って反応してるの、まさか「相打ちで死んでてくれないかな-」の方だったとは。基本言ってることは本心というか、「嘘ではない」ラインを口に出していて、終わってみるとなるほどなという感じで、キャラ造形と動かし方が自然で、納得感が凄いです。本人が死んだあとに読む日記も味わい深い


ここからは同卓のPCたち!
HO2の鹿又くんは特高の検閲課で、大きい上に超絶美形!でも自分の顔には自覚がなく、ないのに笑顔で人をたぶらかす素敵な同僚です。淡々とした話し方だけど茶目っ気があって、ガツンと言うときには言ってくれる。やたら中のエリスさんが「自分が死んでも二人を生還させる!」というような事をおっしゃっていて、どことなく鹿又くんも危なっかしい面があったりなかったりww 千鳥さんから話を聞くときにファンブルが出てしまって、少女歌劇団の男役が相次いで亡くなっていることに「次は自分なんじゃないか(SAN-1)」と人知れずなっているの、めちゃくちゃ面白かったですww 顔が美少女だから仕方ないですね。しかも後に発覚する特徴表:寄せ餌ですし、あながち的外れでもなさそうな??
鹿又くんの言動で一番印象深かったの、こっそり調べにいこうとして厠に行って帰ってこなかったところですww堂々としていて大変素敵でした。その後の情報共有牛鍋も美味しかったですww
HO3の石動サンは物腰穏やかな探偵さん。HOオタクだったのかな?というくらいちーさんのファンをやりきっていました。壁のシミを自認し、推しの慶事(婚約者がいる)は感涙し言祝ぐ、理想的なオタクでしたね。推しの輝きに目を焼かれてセルフSANチェックでガンガンSAN減らしていたのも圧巻でした!一番SAN高いのに、一番減ってる
特徴表:異性が苦手、だったためによく斜め上を見上げていたのも面白かったww 何もない上を見ていたり、台本によくない空気を感じたり(イタリア語にファンブルでSAN-1)していた結果、吉見くんにオカルト探偵だと思われていたり
全体的に石動サン、ダイスが大暴れしていてクリティカルもファンブルもたくさんでしたね!!でも最後にちーさんの記憶を消すところは危なげなく決めていて、格好良かったです。その前のアイデアでクリティカル出して記憶を曇らせる呪文思い出したのも石動サンですし!
やさしくて誠実で、愉快なオタクで、頼りになる探偵さんでした!
そういえば、もともと宇佐見は特高の内と外を分けているというイメージで、外の人を「サン」とか「クン」呼びにしようかと思っていたのですが、早々に面倒になったために石動サンだけカタカナで「サン」呼びしている感じになりました。当初の予定なら「飛鳥井サン」「千鳥サン」です。ただ変換が面倒というのが一番なんですが、石動サンがあまりにもやさしくて良い人なので区別するの(PLが)申し訳なくなったという気持ちもあり、むしろ親愛からの特別扱いということにしておいてほしい所存です。

今回のPC宇佐見は飄々とした特高という感じで作ったんですが、キャラシ作ってるときにはまさか自分が戦闘のダメージソースになるとは思いもしませんでした。ひょろのっぽ眼鏡のDEX8ですよ!? 推奨にある自衛程度の戦闘技能ってどれくらいだろうと、せっかくだから特高の職業技能のサーベルとムチに振っただけで。鹿又くんのムチはダメージあんまりないし、仕込み杖持ちの石動サンはやさしいので人には当たらないし。まあでも、ラスボス戦は丸腰だったんですけどね! 携行をKPに許可されていたのに、警察って警戒されてもあれだなあと普段サーベル持ってなかったせいで、時間の余裕のなかったラスボス戦にはそのまま突入しました。石動サンに仕込み杖借りてサーベル-10で振らせてもらったりしたので、なんとか戦闘でも動けましたけど。ダメージ頑張らなきゃと思い過ぎて、宇佐見のメインは言いくるめと追跡だったはずなのに、最後の方言いくるめの存在忘れてました。
立ち絵について、今回もPicrewをお借りしたんですが、ぽちぽちしながらイメージ練ってたら、やたら本が似合う顔ができたので「これだー!」となりました。この顔で図書館技能初期値なの、吉見くんと対比ができていいなって。推奨技能になかったので、図書館は初期値で行こうと最初から決めていましたし。自分が本好きで、いつも図書館高くしがちなので。宇佐見は捜査資料は読むけど、基本的には「知ってる人に聞く」スタンスだと思います。
あんまりこういうキャラ作ったことなかったので、わりとガンガン聞きにくいこと聞ける感じになって、動かすの楽しかったです。

前回の狂゛々はギミック重視、こちらはストーリーとキャラ重視で、世界観が同じなのに味わいが全然違っていて、どちらも楽しかったです!
キャラクターが多いけど、それぞれキャラや役割が違っていて、どのキャラも魅力的でした。特にKPとSKPが読み上げてくれる舞台シーンは、本当に舞台を見ているようで、めちゃくちゃ贅沢な時間でしたね
PL間でもたくさん相談させていただいて、PCとしても楽しく掛け合いしてくださって、とても楽しかったです!機会があれば、ぜひまた遊んでいただきたい!!
ありがとうございました!!