もちこ
2025-05-17 23:27:09
2686文字
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Marry meつってんなら別に、結婚してあげてもいいけど。

唐沢の夢ツイをください(名探偵もち)

唐沢の誕生日、年越し並みにめでたいから日付変わる瞬間にジャンプしよう!と思って23時58分くらいから立ち上がってリビングでそわそわしてたら、同じく立ち上がった彼に腰抱かれて、「ダメ、私の完璧な計画がっ!」負け確の悪役しか吐かない台詞は唐沢の唇によって塞がれる。0分になる瞬間に抱き上げられて地面から足浮く。「ん平気ですか?」キスして抱き上げられたまま日付超えて、あっさりペース崩されたことがムカつくし恥ずかしい。「誕生日おめでとう。これからもよろしく」とりあえず耐えて形式通りの祝いの言葉を述べると、嬉しそうに笑う彼。「はい。こちらこそよろしくお願いします」「降ろして」要請は無視してもう一回キスされる。誕生日だからって早速調子に乗ってる男。

明日は早起きしてホットケーキ焼く約束をして布団に入れば、ぴったり寄り添って抱き締められる。「誕生日、一緒に迎えられて嬉しいです」「うん。また明日ね、おやすみ」早く寝たくて部屋の電気消したのに、暗闇の中でもなお、足絡めたり頬擦りしたり止まらない唐沢。「大好きです。あ〜本当に結婚して?」「寝かせて?」

朝起きた瞬間、隣に寝転んでる唐沢と目合う。「怖いってなんで目合うの」引きながら言うと、腑抜けた笑みを浮かべて「おはよう」後頭部に腕添えて、そっと抱き寄せられる。誤魔化さず質問に答えよ。

手作りホットケーキにバターとアイスクリーム乗せて贅沢な朝ごはん。「改めて誕生日おめでとう」「ありがとう」カフェオレで乾杯。美味しいねって食べながら、途中でジッと目が合って「なに?」と聞けば、「いや幸せだなと思って」「唐沢のこれからの人生に不幸はないよ」自信満々に言うと、「貴方が言うと説得力がありますね」笑顔で頷く唐沢。もっと調子乗ってもいいよ。

朝食後、協力して食器片付けながら「唐沢何歳になったの?」「33です」「ゾロ目だ〜」とほのぼの会話。洗い物全部片付いたら一旦ソファーに座ってひと休み。「33歳の抱負は?」と彼の肩にもたれて聞けば、「そうだな仕事面だと今年もバリバリ働いて稼ぐことですね」「おーすごい」「プライベートだと、結婚かな」注がれる熱い視線。コイツ急かしてきやがってと思いながら、彼の手をぎゅっと繋いで「今頑張ってお金貯めてるから、もうちょっと待ってね」あざとくお願いしたら「はい♡」チョロい。

お弁当持ってドライブ行こう!ということで、昨日から仕込んでいた料理をお弁当箱に詰めて、チャンスがあればこれで遊ぼう、と二人用のバトミントンセットを後部座席に積んで唐沢の運転で出発。いつも彼にだけ運転させてしまってるから、「私も免許取ろうかな」と呟けば、「うんいいんじゃないかな。俺は心配で心臓が潰れそうだけど」「賛成反対どっち?」「しばらくは俺に任せてもらってもいいですか」心情的には賛成派でいたい反対派。

海浜公園で花畑を散歩し、潮風を感じる穏やかな休日。木陰でシート広げてお弁当食べる。微かに聴こえてくるストリートミュージシャンの演奏や、元気に駆け回る子供達の声に癒される。「子供は元気ですね」「だね。まぁあれくらいなら私も騒げる」「張り合わなくていいですよ」淡々とツッコミする唐沢とのやりとり、楽しくて体傾けて、彼にズーンともたれると「もうほんとに貴方は」呆れながらも優しく支えてくれる。包容力のある彼氏。

夕方、車で帰宅中にふと「あっ!バトミントンしてない!」って叫んだら「あーあ、思い出しちゃった」苦笑いしつつも近所の公園寄ってくれる。「バトルしよう!バトルバトル!」やる気満々で勝負を持ちかけると、「貴方と対戦するなんてできませんダブルスにしましょう」「意味わかんないこと言わないで」全然乗り気じゃない唐沢をやる気にさせるために「唐沢が勝ったら今度私の奢りで外食しよう!」「じゃあ貴方が負けたら、今日は大人しく家に帰って俺とゆっくりしましょうね」「わかった!」しれっと彼にしか得のない条件で勝負してることに気付かないまま、案の定負ける。

家帰って、よーし美味しいご飯作るぜ!とやる気100%でキッチン立ったら、「ちょっと来て」彼に呼ばれる。「なに?」朝から動いて力尽きたのか、ソファーに寝転んでる唐沢に近付くと、「おいで」こちらに手を広げて待ってる。2人で寝転んだらどう考えても狭いけどなと思いつつ、彼の身体に自分をゆっくり重ねて抱き締め合う。息が当たるのがくすぐったくて笑ってると「楽しい?」って聞かれる。「うん、唐沢といて楽しくない時間なんてないよ」調子乗ると、おでこ同士くっつけて「ほんとですか」と問い詰められる。「ほんとー」「ほんとにほんと?」「しつこいなー」珍しくダル絡み。もーなんなんだよと呆れて笑うと、彼も耐えきれずに笑って、そのまま流れで甘々キッスタイム。こっちに逃げる気がないから気付かないだけで、唐沢は背中腕回して、長い脚で恋人挟み込んで逃げられないようにしてる。下になっても主導権は渡さない男。

両手恋人繋ぎで唐沢にされるがまま、全てを受け止めてたら突然鳴るインターホン。「克己くん」「んごめんね」「ごめんじゃない」「うん」「ピンポン出て」「ん今無理です」半身起こしても止まらず、ちゅっちゅっと吸い付くタコみたいに離れない。「だめ!出て!」と語気強めると、観念して玄関行く。「配達でした」届いた荷物受け取ると、リビングの机に置いてすぐこっち来る。「あ、あれかも!開けて」「後でね」優しく宥めてるけど『もう絶対言うこと聞きません』って顔してる。

2時間後、「ご飯作りますね♡」「意味わからん」こっちはベッドに倒れてもう起き上がる気力すらないのに、唐沢は今日一番元気そうな表情。ちゅっと頬にキスして満足そうにキッチン行く。

唐沢が作った美味しいご飯食べた後、皿洗いと後片付けも全て奴にやらせて、ソファーにふんぞり返って座る。片付け終わった後、唐沢が隣に座り「あたたかい飲み物でもいれましょうか?」わかりやすくご機嫌取ってくる。「あれ開けて」さっき届いて、置きっぱなしにされてた荷物を開けるように命じる。箱の中身は革製の名刺入れ。「誕生日プレゼント」革にアルファベットで『osigoto ganbare』のメッセージが刻印されてるのを見つけた唐沢、思わず笑って「ありがとう。大事にするよ」喜んで笑ってるのか呆れて笑ってるのか微妙にわかりづらいが、まぁあんたがMarry meつってんなら別に、結婚してあげてもいいけど。