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ぽふむん
2025-05-17 23:09:00
967文字
Public
ワンドロ
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血圧上がる
#童しの版深夜の真剣物書き60分一本勝負
「渡り廊下」「血圧」をお借りして
氷柱if
渡殿と言うのは屋根付きの渡り廊下のことです。
キメステの禰豆子役さんに懐かれているらしいと聞いて、即興のネタです。
月見格子の張られた渡殿を、二人の少女が進む。
その少し後ろを、善逸が付きまとう。
「うるさい」
と、しのぶが笑顔で怒るから、できるだけ黙ってはいる。
でも、いちいち動きがうるさい。
麻の葉文様の着物を着た少女。
鬼の娘、禰豆子は、ちっともそんなことは気にしていない。
人を食わぬよう、咥えさせられた青竹の口かせの隙間から
「むーむ🎶むーむ🎶」
上機嫌だ。
今から二人は、ここの当主に敷地内を自由に探索させてもらったことへのお礼の挨拶に行く。
ここの当主はそんな事は気にしていないだろう。
いつでもウェルカムなのだから。
でも、これは人として最低限の礼儀であろうとしのぶは思っている。
今日は1日氷柱の邸宅周辺で、薬草詰みに勤しんだ。
夜にしか咲かない植物もある。
人が進むには難しい場所に咲くものもある。
だから、鬼の禰豆子を伴った。
渡殿の奥に、導師服を着た氷柱の背中が見えた。
どうやら、今夜の拝謁を終え居室に戻るところのようだ。
チラリと見えた横顔は能面のよう。
「むー🎶む」
氷柱の姿に気づいた禰豆子が声を上げ、駆け出し背中に飛びついた。
この娘、氷柱にとにかく懐いているから
「わぁ!驚いた。禰豆子ちゃんかぁ。薬草採取は終わったのかい。お疲れ様」
突然背後から飛びつかれた氷柱は、大袈裟に驚いて振りをして見せた。
そして、先程までの能面のような表情から一転。氷が溶けたような、柔らかく温かい笑顔で禰豆子を抱き上げ、その頭を撫でた。
「あ”~いやぁああ!」
黄色い少年が、血圧が上がるような汚い高音で絶叫するから
「うるさいですよ」
しのぶは、即座に笑顔で善逸の頭を殴る
……
しのぶも血圧が上がったのだろう。
こめかみに、青筋が浮かんでいる。
「しのぶちゃんもお疲れ様♡」
氷柱は、しのぶの頭も撫でた。
そして、右腕には禰豆子
左腕にはしのぶを抱き上げた。
「ちょ!私はいいですよ。おろしなさい」
憎まれ口を叩くが、しのぶの顔は満更でもなさそう。
氷柱の高らかな笑い声が響く。
そして
「あ”ー!あ”ー!ち”き”し”ょ”う”!色男だからって!両手に花とは羨ましい~。いや、にくったらしい!このクソ野郎💢」
善逸の汚い高音も響く。
善逸の頭から、怒りのあまり、血が吹き出ている幻覚まで見える。
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