浦山野あずま
344文字
Public お遊び
 

世界5分間定説

某所不定期企画より。「僕らの黄金時代はその時、静かに、終わりを迎えたのであった。」で始まる作文

僕らの黄金時代はその時、静かに、終わりを迎えたのであった。

それが現れてからこの地を満たすまで、長い時間は要さなかった。これまでの僕たちの文明は音もなく上書きされていった。

どうしてなどと問うまでもない。彼らの方が高等であった。ただそれだけだ。その優秀さで神に気に入られた彼らは、もはや完全にこの星の支配者だ。

しかし、彼らの黄金時代とて、もうすぐ静かに終わり始めるのだ。
神はどこまでも気まぐれで飽きやすい。

この1週間で、何度文明が入れ替わっただろう。
お気に入りの席を外された僕たちは、流れる光の様に過ぎ去る全てを、ただただ眺めることしかできない。
さようなら、僕らの黄金時代。
こんにちは、あなた達の黄金時代。

5分おきに書き換わる世界に、みんな取り残されていく。