ウサギ
2025-05-10 00:16:55
3862文字
Public うぇぶぼのお返事(長いやつ)
 

うぇぶぼのお返事(2025/05/09)

ウサギ解釈聞きたいと言っていただいてありがとうございます❣️
最近この話を一人で壁打ちしていたところだったので、人前に晒す機会ができて助かりましたありがとうございます😭❣️

とっ散らかってますがよければ〜🫶

うぇぶぼありがとうございます‼️
ウサギ解釈聞きたいと言っていただけてウレシ😭


おっしゃる通り、引き取られる前のルビと当時のチェシアレが会話どうしている描写はないです。それどころか面識自体ほぼないのではなかろうか……。一応、チェシアレお兄ちゃんは84話(漫画版)で「久しぶりに会った妹は」と言っているので、まあ数回くらいは会ったことがあるんでしょうが。それにしてもですよね。

そのへんも踏まえつつ、どうしてルビにあれだけ肩入れしたのか?問題について私なりにない頭を捻ってみようと思います。

なお、チェシルビの関係性はノベル版と漫画版でやや違うなあという印象なので、せっかくなので両者それぞれに私がどういう認識を持っているか書きますね。

まずノベル版から。
ただ、ルビの一人称視点で書かれた小説につき、当時のチェシアレが何を考えてたのかは正直ほぼ謎です。というわけでこっちは私の妄想混じりのお話になるんですけど、前菜とでも思って適当に流し読んでください。

漫画版にはない描写というか説明なんですが、ノベル版のチェシアレって「表向きは皇太子のようにもてはやされているが、裏では私生児と後ろ指を指されている」んですよね。(だから生まれつき貴族でかつ名門の出であるイースケが憎い)
これピエトロが見たものを語っているだけの描写なんですが、いくら腹心とはいえ第三者の目からもお察しされてるあたり、かなり露骨な好奇の目に晒されてるっぽいんですよね、チェシアレ。
妻帯禁止の聖職者が職業愛人に産ませた子なので、確かにスキャンダラスな存在としか言いようがないのは事実ですが。
というわけで、ノベル版のチェシアレは幼少期から、というかこの世に生を受けたその瞬間からずっと、変な色眼鏡でもって自分を見られる苦痛に晒されてきたとも言えるんですよね。

そんな彼の前に現れた、初めて自分を自分として見てくれた存在がルビだった。ここがノベル版執着心の始点じゃないかなと思っています。勝手に。

ルビの預け先である修道院で初めて出会い、妹だと紹介された。既にチェシアレは捻くれていたので「どうせこいつも僕のことを変な目で見るんだろう」と思っていた。
しかし実際は、(年齢からくる無知さ+環境的に世情には疎い)チェシアレやボルヒアに関する偏見はゼロだった。だから「あなた誰?」くらいの興味なさそうな態度で返された。それがチェシアレにとって初めての経験で、何者でもない自分を見てくれたことがすごく嬉しかった。

みたいな流れがあったんじゃないかなあと勝手に思っています。短い交流の中で交わした本当に些細な会話が、もしかすると当時のチェシアレにとっては世界がひっくり返るほど嬉しいことだったのではないかと。
偏見に晒されて傷ついていたところに、自分のことをなんの偏見もなくただ一人の人間として見てくれる子が現れたら、運命だと思ってしまうかもなあと。
しかもその子は修道院で虐げられていて、にも関わらず自分の働きかけで悲惨な境遇から救えたとしたら。
運命を感じた相手を自分の力で救ったヒロイックな体験、陶酔するには十分すぎる魅力があるよなあと。
事実、チェシアレは何度もこの時の話を妹に聞かせていた(ルビ談)ようなので、多分よっぽど嬉しかったんじゃないですかね。
自分を見てくれたことも、救い出せたことも。
(なお、ノベル版チェシアレお兄ちゃんは妹が変わったことに気づき、自分が知るルビではなくなった彼女を試して壊して暴いてやろうとしているため、単に思い出話でこのエピソードを話しているわけでもなさそうと言えばそう、という点に注意が必要です)(コミュニティノート)

というわけでノベル版執着の理由は「ルビは運命だしルビが強烈な成功体験になっちゃったから」が現時点での私の解釈です。

ちなみにですが、ノベル版ルビは今の自分が「チェシアレが抱き続けてきた劣等感の正体と根本原因」を正確に把握できていないことを明言しています。それを知るのは憑依前の“ルビ”だけだと。
つまり、チェシアレを救ってくれた“ルビ”はもう世界のどこにもいないってことだね、可哀想なお兄ちゃん。
でも本来の“ルビ”も結局イースケを愛してチェシアレの手は取らなかったので、こう、ほんと、味がしますね。かわいそ〜‼️


続きまして漫画版。
こちらも正直ノベル版と同じく「教皇の息子ではなく、ただの一人の人間としての自分」を見てくれたことに対しての思い入れがありそうやなあと感じる一方で、身分や出自に対するコンプレックス描写はノベル版よりも薄めなのでちょっと悩ましくて。(104話で劣等感を指摘されてはいるものの、ノベル版でピエトロがぼやいた言葉ほどに明確な描写はない)

というわけで、漫画版にはちょっと違うアプローチもあるのかなと思っているのでその話をさせてください。まあこれも私の妄想でしかないですがよければ。
あとシンプルに胸糞悪い話をします。すみません。

まずはチェシアレの性嫌悪的発言から。これ実は漫画版オリジナルなことが多いんですよね。
例えば89話の鞭打ちシーンで発している「体を交えても気持ちが繋がるわけじゃないんだ、それは獣以下の行為なんだよ」あたりのセリフなんて特に嫌悪感もろ出しですが、こちら漫画版のみのセリフとなっております。(というか鞭打ち描写自体が漫画版にしかない)
従って、チェシアレの性嫌悪は漫画版のみの設定、ないしノベル版にもあるものの強調されてはいない設定といえます。
ところで一体どこから生えたんですかね、この性嫌悪。不思議じゃないですか。94話で修道院の話をしている時におおよそ色々とお察しではありますが、だとしてもいつからこんなことになったなったんでしょうね、彼。不思議ですね。

さて次に修道院内でのルビの処遇について。
具体的にどんな扱いを受けていたのかが明言されておらず「想像を絶するような目に遭っていたんだ」というセリフがあるのみ。
ここ、絵的には暴力を振るわれている感じですが、理不尽ではあるものの一応はしつけとして繰り出される暴力は、チェシアレにとって「想像を絶するような」になるだろうか?という点で引っかかっており。
というのも、チェシアレ自身が父親から恒常的に暴力を振るわれている立場、かつ、同じように殴られている弟には一切何の同情もしていないんですよね。だから単なる暴力に対して強く反応するかと言われると正直怪しくもあり。

ここで前述の
・チェシアレの性嫌悪はどこから来たのか
・修道院内部は性の乱れが激しい
あたりの要素を組み合わせると非常にかなり最悪な可能性もあるよなあと思ったりしてしまうんですよね。

これは私の穿ちすぎた考え方でしかないのですが、ルビもしかして狙われてた……?という嫌な予感があり。
自分が殴られることも人が殴られることもわりと慣れてそうな男が、相手に馬乗りになって、最低5〜6発は殴りつけたくなるレベルの蛮行ってなんだろうかと思うと、こう……

なんか、この時見てしまったものがトラウマで性に嫌悪があるとか言われるとちょっと腑に落ちてしまいませんか。
話を聞いたイースケくんだいぶ具合悪そうな顔してるし、3年前のルビ憑依時にショックでクローゼットに引きこもった妹を「何らかの記憶が蘇った」(=ショックのあまり酷く動揺した)と考察するチェシアレもいるし、こう……。非常にろくでもない想像が膨らむんですよね。

あーなんかほんと嫌になってきた。こんな自分の勝手な思い込みで苦しくなりたくない。つらい。自分の想像で自分の首絞めてる。自縄自縛すぎ。

というわけでノベル版よりも薄めの劣等感+ノベル版より顕著かつ盛られた性嫌悪描写のコンボで「ノベル版と大筋同じような理由ではあるものの、漫画版はルビへの個人的な感情よりも『この子を救わなければ』という使命感が強めに出ているのでは」を答えとしようと思います。

父親から「自分を怒らせたらルビを送り返すからな」と脅されてる描写(104話)も漫画版オリジナルだしねえ。
自分が守らないと誰からも守られなくなる、自分が頑張らないとまたあんな悲惨な目に遭わせてしまうかも、みたいな切迫感ありそうですよね。
私の勝手な想像でしかないですけど。

その辺踏まえて見てみると、ノベル版のチェシアレは「僕を一人でこんな世界に置いていかないでくれ」という縋るような危うさがある一方で、漫画版のチェシアレは「お前を守れるのは僕だけだから僕から離れるなんてあり得ないはずだ」っぽいんですよね。なんとなく。
執着と暴力と支配でやってることは同じはずなのに、なんとなく出力されたものの味が違うんですよね。
だから、
・肩書きや出自など一切を気にせず自分自身の姿を見てくれたから好きで好きでたまらなくなった(ノベル版)
・あまりにも可哀想な目に遭っていたところを助けてあげたら懐いてくれてたまらなく愛おしくなった(漫画版)
みたいにちょっと差があるような気がします。

まあどちらにせよチェシアレは「自分」を見てくれたことが嬉しかったのかなあと。
交流の頻度こそ少なかったものの、その数少ない機会で欲しかったものを全部与えてくれたのがルビだったのかもしれないなあと。

うーんチェシアレって可哀想で可愛い‼️あとキショい‼️

以上ですありがとうございました😘❣️