つぐころね
672文字
Public √Eden
 

春空の下、薔薇は咲き誇る

【寫眞】薔薇園

 
 晴れた春の日。ふらりと植物園へと足を踏み入れれば――視界も匂いも薔薇一色に染まる。
 赤、白、黄色、たくさんの色彩は春色の薄い空色に、とても映えて。それだけで気分があがって。口元は綻んで。

 「きれぇ

 迷路みたいな薔薇だらけの道を、右を見て、左を見て、妖怪スマホを片手にのんびり歩く。
 白い色をみつければ、嗚呼人魚の媛みたいだと思い。紫を見つければ、最近吞み友達になった双子のようだと花びらに触れ。そして――ワインレッドよりも深い赤、蕾だけみれば黒に近い色をみつけて。彼の色だ、と自然と笑みが零れる。

 誰に似合いそう、とか。誰が好きそう、とか。嗚呼、あの子が好きな色だとか。晴天過ぎて初夏のような気温の中、歩き回った結果。ちょっと暑気あたりっぽい貧血を起こしかけたのは内緒。楽しければ結果オーライ、と笑ったら一緒に見に行った千颯と咲良彩に怒られた。帰りにはハーブの苗も連れて帰れて、ボクは大変満足な一日でした。まる。


✿おまけのイングリッシュガーデンで背後が撮ってきた寫眞。
 

  

  

  

  

 
 薔薇だらけの中、とっても目立っていた芍薬。
 薔薇、じゃないよね?と周りの人も一緒に首を傾げてたら。親切なお婆様が「芍薬よ」と教えてくれて「あ、なるほど~」と知らない人と声が被ったのが楽しかった。個人的には、人魚の媛を一番思い出したのは、芍薬をみた時だったりする。ひらひら感がそう思えたのかしら?(・x・?

 おまけのぷーちゃん付(n*´ω`*n)(背後の推しぬい活一環)
 
 


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√Eden 藍花 / 藍苺堂