第二十五回 よこはま「万作・萬斎の会」at 紅葉坂ホール
神奈川県立青少年センター・紅葉坂ホール
2025年5月6日(火・祝)15:00開演
解説 野村萬斎・飯田豪
狂言「入間川」
大名:野村萬斎
太郎冠者:中村修一
入間の何某:深田博治
後見:野村裕基
狂言「寝音曲」地謡入
太郎冠者:野村万作
主:石田幸雄
地謡:内藤連、高野和憲、中村修一、飯田豪
後見:月崎晴夫
狂言芸話(最終回)
野村万作
狂言「首引」
親鬼:野村裕基
鎮西八郎為朝:飯田豪
姫鬼:内藤連
眷属:月崎晴夫
〃:高野和憲
〃:中村修一
〃:深田博治
〃:岡聡史
後見:福田成生
*・*・*
久しぶりに坂道を登って紅葉坂ホールへ。
ここは以前、リニューアルオープン記念の時に、茂山千之丞さんの三番三を観た思い出の場所でもあります。
■What’s SAMBASO-古典芸能の可能性(当時の感想)
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/27126
今回は3列目での鑑賞でしたが、座席が千鳥配置なので、とても見易い会場だと思います。センターブロックだったので、近くで観れて大満足でした😊✨
今回の解説は、入間川と寝音曲の解説を萬斎さんが行い、その後、演目準備の為に横浜出身の飯田さんにバトンタッチして、飯田さんが「首引」の解説と、エーイサラサ〜の掛け声の練習をやってくださいました。
飯田さんの解説は、以前ホール公演で聴いたことありますけど、主催公演ではお初だったようですね。相変わらずトークが軽快でトークスキルが高いな〜と思いました😊ウマイ!!
狂言「入間川」
遠国の大名が、太郎冠者を連れて本国へ帰る途中、入間川に行き当たる。そこで出会った入間に住む男が「そこは深い!」と止めるのも聞かず、川を歩いて渡ろうとした大名は、深みにはまってずぶぬれになってしまう。昔から入間では 「入間様」を使うはずだと怒った大名は、 男を成敗しようとするが・・・。(公演チラシより)
調べたら、3年前に初めて拝見した演目なのですが、萬斎さんで観るのはその時以来でした。もうそんなに年月経っていたか😳💦
入間様=逆さ言葉をネタにした狂言です。
相変わらず萬斎さんの大名様は、中の人の5歳児精神が溢れ出ていて可愛らしい🤣。今回も新しい遊びを見つけた子どものようでした🤭
でも最後のオチ
…アレはちょっとズルいなーと思うので(入間様抜きにしてって言ったのに笑)そこは、ちゃっかり、しっかりしてるのね、と🤣
大名が入間様を知ってることを逆手に取って、男がピンチを切り抜けたので(こりゃ一本取られましたな😏)、その仕返しもちょっと入ってたりするんかな〜🤔
狂言「寝音曲」地謡入
主人に謡を所望された太郎冠者は、いつも謡わされてはかなわないので、酒を飲まなければ声が出ないとか、妻の膝枕でないと謡えないなどと言ってもったいをつける。どうしても謡が聞きたい主人は、太郎冠者に酒を飲ませ、自分の膝に寝かせて謡わせる。上手に謡った太郎冠者は、今度は起き上がって謡うよう命じられるが・・・。(公演チラシより)
最初に番組を見た時に、万作さんが寝音曲を演るの!?大変じゃない!?と思ったのですが、萬斎さんも本人が演ると言い出した時は驚いたそうです😂
でも要らぬ心配でしたね。最初からお声はしっかり出ておりましたし、むしろ絶好調のように感じました🥹✨
ただ、後の芸話で語ってくれましたが、やはりあの年齢で、この曲を演るのは辛いと。んで、何処が辛いかというと、最後に自分で謡いながら舞わなければ行けない所であると。なので、今回はそこだけ地謡入りにして、ちょっとズルっこしましたと(笑)
地謡入って、どこをどう入れるンだろうと思っていたけど、そういう事だったんですね🥹✨
こういう工夫を入れることで出来るようになるなら、全然アリだと思いますし、何より今回は野村万作&石田幸雄の大ベテラン師弟コンビによる寝音曲が観れたことが幸せでした😊
ホントに深みのある芸に魅せられて、しかも面白くて(幸雄さんの絶妙な何とも言えない表情に思わず笑ってしまいました🤣)、凄く良いもの観れたな、と満足感でいっぱいになりました✨✨✨
初めて観た時は他家で、その時も笑いましたし、その後は萬斎さんでも観て笑って(+可愛い💕)とても好きな曲ですけど、今回の寝音曲は最高過ぎました!!
推し様には申し訳ないけど、一番面白かった寝音曲は?と訊かれたら、今回の寝音曲って答えるわ、うん🥹✨
狂言芸話
パンフでも舞台でも触れてなかったけど、公式サイトによると今回が最終回らしい。確かに、舞台上ではお元気な万作さんも、普通の喋りはお声が出づらそうで大変そうですもの
…💦
今回は、上皇さまが子供の頃に染井能舞台(※現在は横浜能楽堂に移設されている)の公演を観に来られた時のエピソードを話してくださいました。万作さん自身は当時ペーペーで役が付いてたかは定かではないそうなのですが、茂山家の何代か前の高齢の方が月見座頭を演られたと。だけど子供向けじゃないので、主催者からもっと笑えるやつをアンコールで演ってくれと頼まれ、そこで選ばれたのが「寝音曲」だったと。万作さんが、コレも子供向けじゃないですけどね、と一言😂(でも笑いのポイントは分かりやすいと思うけどな😊)
そして万作さんは、こういう笑える狂言も良いのだけれど、月見座頭とか、川上とか、花盗人とか、そういう狂言もある事を伝えていきたいと。その流れで、川上の映画が8月に公開されることも宣伝されておりました。
この時の万作さん、とても良い顔されてたなァ🥹✨
映像として残す、それが夢だったんだもんね。
私も楽しみだなァ😌
狂言「首引」
播磨の印南野を通りかかった鎮西八郎為朝の前に鬼が現れる。娘の姫鬼に人の食い初めをさせたいという鬼に、為朝は、姫と勝負して負けたら食われようと提案する。 親鬼は恥ずかしがる姫を説得して腕押し・ すね押しをさせるが、豪傑無双の為朝にはかなわず・・・。(公演チラシより)
裕基くんの「首引」は初めて拝見しました!これまで萬斎さんの親鬼を何度も観てきたので、何か感慨深いものがあります🥹✨
でも出てきた瞬間は、萬斎さんの動きと重なって見えて、ちょっとドキッとしました(親子で師弟なんだから似るのは当たり前だが)。でも、その後はどこからどう観ても、聴いても裕基くんそのもの。ちょっと不思議な感覚でした。
そして、面をしていても若さが滲み出てるのか、親というよりお兄ちゃん感がありました😂
でもきっとフレッシュなのは若さのせいだから、新米パパだった、ということにしておこう(笑)
最後は常の型(姫置き去り・笑)でした。萬斎さんが演る時は、姫に寄り添う形で終わる事が多いので、久しぶりに観た気がして新鮮でした😊
*・*・*
今回は、こうして振り返ってみると、毛色の違う3曲かつ、三世代それぞれの芸が堪能出来て、良い番組だったな、と思いました。
三世代、それぞれで芸の深みが違うなァと今回は特に実感しました😌
第23回 よこはま「万作・萬斎の会」の感想⬇️
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/26931
第24回 よこはま「万作・萬斎の会」の感想⬇️
https://privatter.me/page/662fef1518d45
過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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