仮面の友人は女性のコスメや用具に興味があるのか、そんな話を色々とするうちに、化粧をしている間を近くで見られていても、いつしか気にならなくなっていた。
しかしある日。
「アーっ、だめですよそんなにアイシャドウ使っちゃ!」
「ええ。どうして?流行っているのだけれど?私には合っていない?」
「いいえ、そうではないのです……。流行に敏感な女性なら過去なんて振り返らないのかもしれませんが、破廉恥な由来だと言う話も……毎晩眠れない夜を過ごしているなんて思われたら……私の友人がはしたない女性だと思われるなんて大変です……!」
友人は悩ましそうに言った。
「……ありがとう。つまりは貴方のほうが相応しいかしら。」
仮面の友人は悩ましそうに黙った。
一方では。
「目の周りを黒く塗るのは、古代エジプトのまじないじゃないのか……?」
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